FXでの借金経験を経て、取り組みを学び直し。FXとバイナリーオプションで堅実な利益をあげるために猛勉強中のライター
バイナリーオプションとFXがどちらの方が自分に向いているのか、疑問に思いますよね。
今回解説するFXに向いている人とバイナリーオプションに向いている人を知れば、どちらが自分に合っている投資なのかが分かりますよ。
記事内では、バイナリーオプションとFXの違いやメリット・デメリットをデータを元にしながら解説します。
注意いただきたいのは、どちらか一方が「初心者向け」というわけではありません。
FXでは勝てなかったけどバイナリーオプションで勝てたパターンや、その逆のケースもあるので、トレードの経験値だけでは適正が分からないからです。
それよりも、自分の性格や感覚に合っていることの方が大切ですよ。
どちらの方が自分なら堅実な投資ができそうか、自分が無理なく取り組める方はどちらか、といった観点で検討いただければと思います。
目次
バイナリーオプションとFXの違いを比較表にしました。
FX | バイナリーオプション | |
---|---|---|
取引時間 | 自由 | 2〜3時間毎 |
損益 (取引毎のリスク) | 値幅で決まり、上限がない | エントリー時点で損益の最大額が固定される |
資金リスク | 投資金+追加証拠金 | 投資金 |
手数料 | スプレッド | スプレッド(途中売却時のみ) |
FXは取引時間に制限がない、決済のタイミングを自分で決められるなどの自由度が高いことが特徴です。
対してバイナリーオプションには制限が多く、取引の自由度についてはFXに劣ります。
また、FXとバイナリーオプションの大きな違いとして、損益の仕組みが挙げられます。
FXの損益は獲得した値幅によって変動し、値幅を多く獲得できれば利益を伸ばすことができ、狙いと逆行する値幅が大きくなるほど損失も大きくなります。
バイナリーオプションの損益は「上がるか・下がるか」の二択を的中できるかどうかで決まります。 当たれば利益獲得・外れれば損失というとてもシンプルな仕組みです。
取引の自由度を重視し、自分をコントロールするのが得意ならFX、制限の中で取引する方が安全と感じるならバイナリーオプションが向いていると言えそうですね。
続いて、どちらが勝ちやすいのかをデータをもちいて検証していきます。
「外為オプション」を運営しているGMOクリック証券は、全体の取引額に対してどれほどの割合が顧客に還元されているのか、損失口座はどれくらいあるのか、「月次実績」にて公開しています。
損失を出している口座の割合の9年10ヶ月間の数値の平均は73.3%で、常に3割弱のトレーダーが勝っていることが分かります。
また、9年10ヶ月の平均還元率は97.2%のため、運営業者は3%弱の利益を手数料として得ているということになります。
そこで、バイナリーオプションのお金の動きをシュミレーションしてみました。
【100人が5万円(全体で500万円分の取引)をトレードした場合】
・70人が5万円を失う
・30人が485万円を分け合う (1人あたり約16万円)※つまり資金を3倍に増やしている
・業者が15万円の手数料を受け取っている計算。
上記のシュミレーションも含めて検証すると、全トレーダーの7割は資金を失ってしまいますが、残り3割の勝ちトレーダーが取り分を共有する形になっており、勝てている人は資金を3倍と大きく増やせる可能性があります。
勝ち組にさえなれば、資金を大きく増やせる可能性があるのがバイナリーオプションと言えそうです。
株式会社RUNWAYSが運営する「海外FX wiki(https://kaigaifx-wiki.com/)」が行った、384人のトレーダーへの独自調査をもとに検証します。
調査によると、FXで負けている人は64%、勝っている人は36%となっており、勝ちトレーダーの割合はバイナリーオプションとさほど違いは見受けられません。
損益を見てみると、マイナス10%の損失を出した人やプラス10%の利益を出した人が多く、資金を2倍にする人は全体の1%、資金をすべて失う人は全体の5%となっています。
全体としてはコツコツ損をしたり利益を獲得できたりする人が大半を占めており、大きく勝つ・大きく負ける人は極端な例であることがわかります。
上記でご紹介したデータによると、3割弱の勝ちトレーダーが全体の資金を共有しており、勝てれば大きな利益を上げられる可能性が高いことがわかりました。
バイナリーオプションで勝っている人は、資金の取り合いに参加している現実を理解でき、3割弱の勝ちトレーダーに入るための努力ができる人と言えますね。
FXトレーダーの勝敗の割合は、バイナリーオプションと変わらない印象でした。
コツコツ勝ったり・コツコツ負ける人が多いものの、一部で資金を大きく増やしたり全損する人もいました。
FXで勝っている人は、焦らずコツコツ利益を積み上げられる人、全損しないよう自分をコントロールできる人と言えます。
バイナリーオプションとFXについて、それぞれメリット・デメリットを見ていきます。
・損失が固定されている
バイナリーオプションは、取引を実行する前に最大損失額が決まっているのが特徴です。
つまり、どれだけ相場が逆行しようとも、最大損失額以上の損失を被ることはありません。
損切りがなかなかできなくて悩んでいる人にとっては、好都合な仕組みですよ。
・価格に動きがなくても利益を得られる
FXと違い、値動きがなくても利益をあげられるのがバイナリーオプションのメリットです。
FXで利益を上げづらいとされている「レンジ相場」や早朝・深夜など値動きが極端に小さい時間帯でも資金を増やせる可能性がありますよ。
・利益を伸ばすことができない
最大損失額が決まっている反面、利益も取引する前に最大額が決まっているため、FXのように値動きに応じて利益を伸ばす、といった取引はできません。
また、バイナリーオプションは2〜3時間ごとに取引時間が区切られており、翌日や週末までポジションを保有するといった戦略がとれないので、利益を最大限伸ばすトレードが得意な人には向いていません。
・利益を伸ばせる
FXの獲得した値幅が損益を決めるので、値幅を取れた分だけ利益をあげられます。
利益を伸ばすことができるので、勝率が悪くてもプラスの取引ができます。
損切り幅は小さくして小刻みに決済・値幅を伸ばせるポイントでは長時間保有して利益を目一杯伸ばすことで、投資の王道である損小利大のトレードが可能です。
・損切りを決断しなければならない
損切りを自分の意思で実行しなくてはなりません。
損切りができない問題は多くのトレーダーがぶつかる悩みとなっており、自動で損切りしてくれる注文など方法はあるにはありますが、なかなか「自分で」決断できずに損が膨らんでしまう人が続出しています。
・値動きがないと利益を得られない
FXはどれだけ値幅をとれたかが損益に影響するので、相場に値動きがないと利益になりません。
バイナリーオプションの場合は値動きがなくても利益が獲得できるので、為替を舞台にしていて似たように見える2つの投資ですが、正反対の特徴をもっています。
これまでご紹介したFXとバイナリーオプションの違い・勝ちやすさ・メリット/デメリットを総合し、FXに向いている人・バイナリーオプションに向いている人を解説します。
FXトレーダーの大半がコツコツ勝つか・コツコツ負けるかのどちらかであるのをデータで確認しました。
つまり、コツコツ取引を継続できる人です。
勝ったり負けたりしながらも、少しずつ前進することに我慢できる人はFXに向いています。
FXは取引時間や決済タイミングを自分の判断で決められる、自由度の高い取引です。
損失を抱えた状態でも、冷静な判断ができる人が向いています。
自分をコントロールできるか現時点で不明な場合は、下記でご紹介するデモトレードで体験してみるのも一つの確認方法ですよ。
FXは値幅を取った分だけ利益が大きくなります。
つまり、チャンスと見るや取引時間を伸ばし、1度の取引で獲得できる値幅を多くできれば勝ちトレーダーに近づけます。
少し利益が出たくらいで焦って決済してしまわない、我慢強い人が向いています。
7割のトレーダーが資金の大半を失い、3割のトレーダーが資金を倍々にできる、無慈悲な世界です。
負け続けることを良しとせず、分析・研究などをしっかりおこない、3割の勝ち組にはいるために努力ができる強い意思がある人が向いています。
バイナリーオプションは取引時間ごとに強制決済されるため、FXの損切りができなくて悩んでいる人は挑戦する価値があると言えますよ。
実際FXで伸び悩んだ人が、バイナリーオプションに転じて勝てるようになった例もあります。
バイナリーオプションでお金の動きをシュミレーションした際、負けている7割の人は資金を全損していました。
つまり、勝つためには資金を失わないことを第一に考え自分の取引を徹底して管理する必要があります。
連続負けになろうとも、資金を失わないよう取引回数や取引量をコントロールできる人が向いています。
バイナリーオプションやFXに取り組む際の注意点を解説します。
バイナリーオプションもFXも取引自体はシンプルで、クリックするだけ・タップするだけで注文から決済まで完了してしまいます。
取引の簡単さゆえ、簡単に勝てると勘違いされがちです。
ですが、取引することと利益をあげることはまったく別物であることを忘れてはなりませんよ/span>。
取引する前に基礎理解のための勉強、自分の取引方法の改善のための継続的な勉強が必要です。
バイナリーオプションの特徴の一つに「損切りの必要がない」ことがあります。
これは、リスクを小さくおさえられるメリットではありますが注意してください。
なぜなら、取引ごとのリスクは小さくても、取引量を上げすぎてしまったり、負けを取り返そうと焦って取引を繰り返してしまえば、資金はどんどん減っていきます。
FXほど自制の必要がないと思われるバイナリーオプションをするにしても、FXに取り組むのと同様に自分でコントロールすることに気を配ることも大切です。
バイナリーオプションやFXを安全に取り組むために、以下の5ステップで学習をすすめるのがおすすめですよ。
1. 仕組みの理解
2. 取り組み方
3. 相場分析
4. デモトレード (実践)
5. 振り返り
ステップの中でも特に重要なのは「5. 振り返り」です。
日々変動する相場に合わせて取引するために、振り返りをして微調整する必要があるからです。
今週は相場に上手く乗れて利益を積み上げることができても、次週も来月も同じような取引ができるとは限りません。
継続的に資金を増やしていけるよう、取引の振り返りをおこないましょう。
以下の記事にて具体的な勉強方法について解説しているので、参考にしてみてください。
いきなり実際のお金を使って取引するのには不安がある。
それであれば、まずはデモトレードを利用しましょう。
デモトレードは登録手続きなどはなく、自己資金も使うことなくすぐに取引体験ができますよ。
初めてバイナリーオプション・FXを取引するなら、GMOクリック証券・外為オプションがオススメです。
GMOクリック証券はFXで取引高世界一位を毎年獲得してきた人気企業なので信頼性は十分ですよ。
また、GMOクリック証券が提供しているバイナリーオプションサービス「外為オプション」の取引ツールはシンプルで分かりやすくなっており、初心者でも操作が分からなくて困るといったストレスを感じることなく取引できます。
相場分析に自信がない場合は、FXプライムbyGMOと同社が提供しているバイナリーオプションサービス「選べる外為オプション」がおすすめです。
口座開設者なら誰でも無料で利用できる「ぱっと見テクニカル」は、相場分析から値動き予測まで、過去データを根拠に示してくれるので相場分析に不安がある方に向いています。
「選べる外為オプション」はGMOクリック証券が提供する外為オプションと同様なデザインの取引ツールを採用しているので、操作の分かりやすさも兼ねていますよ。
堅実な投資ができそう、無理なく取り組めそうと思えるのはどちらだったでしょうか。
どちらもデモトレードで取引体験できますから、実践も試しながら自分との相性を確認していくのが良さそうですね。
たなか
1988年埼玉県生まれ。兼業でFXを始めるも、トータル300万円の損を出して退場。諦めきれず、FXへの取り組み方を一から見直し、ギャンブルでなく堅実なトレードができるよう猛勉強中。これからFXを始める人が自分と同じような経験をされないよう、自戒も込めて、有益な記事となるよう執筆していきます。