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2021.08.16 2021.07.31

FXチャート分析の基礎を総復習!チャートに表示することから始めよう【FXチャート分析⑧】

この記事で学べること

  • チャート分析の目的
  • チャート分析をおこなう3つのタイミング
  • 実際のチャートを使ったチャート分析方法
水落 あきみねの写真
この記事のライター 水落 あきみね

前回は「インジケーターの使い方」について確認しました。
これまで7回にわたってチャート分析の基礎を学んできましたので、今回の記事では総復習をしたいと思います。

「チャート分析って何からはじめたらいいかわからない」
「チャート分析を使うタイミングっていつ?」
「トレードでチャート分析がどう使われているかを知りたい」
そんな悩みありますよね?

一言でチャート分析といっても、その方法は実にたくさんあります。
トレーダーによっても、使い方や考え方もさまざまです。
それゆえ初心者の方には、チャート分析のどこから手をつけたらいいかわからないことがあるでしょう

そこでこの記事では、チャート分析を使ったトレードまでの基本的な流れを解説していきます
ぜひ最後までご覧ください。

1. チャート分析の目的は自分に有利な取引をすること

チャート分析の目的は自分に有利な取引をすること

チャート分析の流れを確認するより先に、その目的を確認しておきましょう。

1.1 有利な取引をするには多数派の流れに乗ること

相場は多数決の原理で動きます。

買うひとが多ければ価格は上昇し、売るひとが多ければ価格は下落します。
つまり、多数派が相場を動かしているといえるでしょう。

トレードを有利に運ぶには、この多数派の流れに乗ることがポイントです

1.2 目的のためにチャート分析を駆使する

では、うまく多数派の流れに乗るにはどうすればいいのでしょうか?

そこで重要になってくるのが、当サイトでも紹介してきたチャート分析です。

【チャート分析の基礎】
チャートの見方
トレンド相場
レンジ相場
ライン
ローソク足
チャートパターン
インジケーター

チャート分析をすることで、相場の流れを確認したり、反発やブレイクするポイントを把握したりできます

多数派の流れに乗るためには、チャート分析が欠かせないといえるでしょう。

2. チャート分析ですること

チャート分析ですること

チャート分析ですることは、大きく次の3つです。

チャート分析ですること

・相場の流れを確認
・取引ポイントを確認
・取引タイミングの確認

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

2.1 相場の流れを確認

チャートを開いたら、最初に相場の流れを確認しましょう

というのも流れを見ることで、勝ちやすい相場と負けやすい相場がわかるからです。

まずは下図をご覧ください。

FX分析まとめ記事内01

相場は必ず、次のどちらかの状態にあります。

【相場は必ずどちらかの状態にある】
・トレンド相場:流れ(方向感)がハッキリしている
・レンジ相場:流れ(方向感)がハッキリしない

トレンド相場は方向感がわかりやすく、勝ちやすい相場といえます。
一方、レンジ相場は方向感がわかりにくく、負けやすい相場。

勝てているトレーダーほど、レンジ相場には手を出しません。
ですからまずは、トレンドが発生しているかどうかを確認しなければなりません

相場の流れを判断するときは、次のチャート分析を使いましょう。

【相場の流れを判断】
・インジケーター
・ライン

どちらも視覚的に相場の流れをつかみやすく、分析が楽になりますよ。

インジケーター

インジケーターには、①トレンド系と②オシレーター系の2種類があります。

なかでもトレンド系のインジケーターは、相場の方向性がわかりやすいのでオススメ

たとえばトレンド系の代表格である「移動平均線」は、下チャートのように表示されます。

FX分析まとめ記事内02

たった1本の線でも、相場が向かっている方向や勢いが、ビジュアル的にわかりやすくなりましたよね。

ご覧のとおりトレンド系のインジケーターは、相場の流れをつかむのが得意です。
移動平均線やボリンジャーバンドなど、どれかひとつでいいので、チャートに表示させておくといいでしょう。

ライン

ラインには、①水平線②トレンドライン③チャネルラインの3種類があります。

上記のなかで相場の流れをつかみやすいのが、トレンドライン

FX分析まとめ記事内03

トレンドラインを引くことで、明らかに右肩上がりの相場だというのがわかりますよね。

このようにトレンドラインの引き方を覚えたら、トレンド・レンジ相場の見極めがカンタンにできるようになります。

以上のように、インジケーターかラインを活用して、まずは相場の流れを確認しましょう。

2.2 取引ポイントを確認

相場の流れを確認できたら、次にエントリーするポイントを探します

エントリーするポイントを探す際は、次のチャート分析が有効です。

【エントリーするポイントを判断】
・チャートパターン
・ライン
・インジケーター

では、ひとつずつ見ていきましょう。

①チャートパターン

チャートパターンとは、ある一定の値動きをパターン化したものです
たとえば下図は、ダブルトップ・ダブルボトムのパターン。

FX分析まとめ記事内04

ダブルトップ・ボトムは、相場の反転を示唆するチャートパターンです。
それによりパターンの完成を狙って、エントリーを考えているトレーダーが大勢います。

FX分析まとめ記事内05

つまりチャートパターンを知っておけば、あらかじめ値動きが起きそうなポイントを予測できるということですね

チャートパターンにはいくつも種類があるので、最初はわかりやすい形のチャートパターンから覚えていくといいでしょう。

②ライン

先ほど説明したように、ラインには種類があります。

なかでも水平線は、値動きが起こりやすいポイントなので、必ず注目するようにしましょう

FX分析まとめ記事内06

水平線は、横軸(価格)に対して引くラインのことです。

とくに明らかな高値・安値は、多くのトレーダーが意識している価格なので、エントリーポイントになりやすいといえます。

③インジケーター

インジケーターにはいろいろな使い方があり、エントリーポイントを探すのにも活用できます

一例をあげると下のチャートは、移動平均線を表示したもの。

FX分析まとめ記事内07

移動平均線に近づくと、反発しているのがわかりますよね。

こういうふうにインジケーターを利用して、反発ポイントを想定できます。

初心者にはわかりにくいエントリーポイントも、チャート分析を活用することで探しやすくなるでしょう。

2.3 取引タイミングの確認(注文)

エントリーするポイントまで価格がきたら、注文するタイミングを図ります

タイミングを図るために使いやすいチャート分析が、次の3つです。

【注文するタイミングを判断】
・ローソク足
・ライン
・インジケーター

①ローソク足

ローソク足は値動きそのものを表しています。
そのため売買のタイミングを素早く判断できるメリットがあります

下のチャートはローソク足を使って、エントリーのタイミングを図ったケース。

FX分析まとめ記事内08

反転をイチ早くとらえ、エントリーすることができています。

代表的なローソク足の数パターンだけでも、十分トレードが可能です。

②ライン

水平線やトレンドラインは、エントリータイミングとしても利用されます

FX分析まとめ記事内09

ラインを使ってタイミングを図る場合は、反発を確認するのがポイント。

ラインがうまく機能するかどうかを確認してからエントリーすれば、勝率も高くなるでしょう。

③インジケーター

エントリーのタイミングを図るのにも、インジケーターは活躍します

下のチャートは、トレーダーたちに人気のMACDを表示したもの。

FX分析まとめ記事内10

【MACDのエントリータイミング】
・ゴールデンクロス(買いサイン):MACDラインがシグナルを下から上へ抜ける
・デッドクロス(売りサイン):MACDラインがシグナルを上から下へ抜ける

エントリータイミングを、2本の線のクロスで判断します。

このようなインジケーターを使ったエントリータイミングは、誰でもわかりやすいのが特徴です。

そのため、初心者~上級者まで幅広く使われているといえるでしょう。

3. 取引してみよう【アクションプラン】

取引してみよう【アクションプラン】

ここからは実際のチャートを使いながら、取引の流れを一緒に見ていきましょう。

FX分析まとめ記事内11

最近は複数の時間足を使うのが主流ですが、今回は1つの時間足だけを使います。

初心者の方はまず1つの時間足だけで分析できるようにしましょう

ここで紹介するアクションプランを参考にしてみてください。

3.1 トレンドを確認しよう

トレードの前には必ず、『トレンドの有無』をチェックします

トレンド相場なのか、レンジ相場なのかを『インジケーター』や『ライン』を使って、判断しましょう。

ここでは最もポピュラーな移動平均線とトレンドラインをチャートに表示させてみます。

FX分析まとめ記事内12

移動平均線を見ると、右肩上がり→ヨコヨコ→右肩上がりを繰り返していますね。

直近の値動きでは移動平均線を下方向に割っていますが、ゆるやかな上昇トレンド中といえるでしょう。

トレンドラインを引くと、明らかな上昇トレンドであるのがわかります。

上記のことから、この相場は上昇トレンドだと判断できます。
つまり相場は上に向かって進んでおり、買っていくほうが優位性は高いということですね

もしレンジ相場だったなら、トレンド相場を待つか、トレンドがでている他の通貨ペアを選びましょう。

【ワンポイントアドバイス:トレンド相場について】
トレンドなのか?レンジなのか?判断に迷うときもあるでしょう。
ですが、迷うようならレンジ相場と考えておいてください。
誰が見ても、明らかに右肩上がり(下がり)になっているかを意識してみよう。

3.2 エントリーポイントを探そう

トレンド相場が確認できたら、次はエントリーポイントの候補を探していきます

トレンド相場におけるエントリーポイントは、次の2か所を意識してください。

【エントリーポイント2か所】
①反発ポイント
②突破(ブレイク)ポイント

FX分析まとめ記事内13

とくに①の反発ポイントは、勝率・利益率も高いので、積極的に狙っていきたいところです。

「反発ポイントがわからない」という方は、『ライン』や『インジケーター』を活用するといいでしょう
なぜなら多くのトレーダーが、『ライン』や『インジケーター』を反発ポイントに想定しているからです。

それでは、先ほどのチャートから反発ポイントを考えてみましょう。

FX分析まとめ記事内14

目立つ高値にライン(水平線)を引きました。

今回のチャートでは移動平均線をすでに下方向に割っているので、移動平均線は反発ポイントには使えません。
一方、水平線やトレンドラインはまだ下方向に抜けていないので、ライン付近が反発ポイントになる可能性があります。

上記のようにいくつか反発ポイントを想定しておけば、余裕を持ったトレードができますよ

3.3 エントリーポイントにくるまで待とう

エントリーポイントを想定したら、価格がポイントにくるまで待ちます

FX分析まとめ記事内15

初心者にありがちなのが、せっかく反発ポイントを想定したのに、そこまで待てずにエントリーしてしまうことです。

適当にトレードしても、トータルではいい結果になりません。
自分で想定したシナリオを守るようにしましょう。

その後の値動きです。

FX分析まとめ記事内16

想定していた水平線で反応しました。
このように水平線でキレイに反応することはよく起こります。

多くのトレーダーたちが意識していたのも、ローソク足の大きさを見ればわかりますね。

では、ここですぐにエントリーすればいいでしょうか?

想定していたエントリーポイントで反応しているので、そのままエントリーすることも間違いではありません。

ですがエントリーするときも、チャート分析を使えばトレードの信頼度はより高まっていきます

3.4 エントリーの信頼度を高めよう

想定していたエントリーポイントで反応しても、ダマシで終わる可能性があります。
ですから、チャート分析を使ってエントリーの信頼度を確認することが大切です

ローソク足やライン、インジケーターなどを利用して、エントリーの根拠を高めていきましょう。

先ほどのチャートを見てみます。

FX分析まとめ記事内17

レートは、直近の高値(レジスタンスライン)で反応しました。
そのため、レジスタンスラインからサポートラインに役割が変わる可能性(レジサポ転換)が期待できます。

エントリー根拠のひとつといえますね。

次にオレンジ枠のローソク足に注目してください。

前のローソク足の高値と安値を完全に包み込んでいるローソク足(ツツミ足)が出現しました。
ツツミ足は相場が反転するサイン。

しかも1本前のローソク足だけでなく、計5本を包み込んでいるツツミ足です。
強いエントリー根拠といえるでしょう。

以上のことを踏まえると、上昇トレンドレジサポ転換ツツミ足】という、エントリーの信頼度が高いポイントです

仮にローソク足を使ってエントリーするなら、直前の高値を上抜けたところでエントリーできるでしょう。

FX分析まとめ記事内18

今回は、水平線とローソク足からエントリーの判断をしています。
これにインジケーターを使えば、さらに信頼度が上がります。

たとえば上のチャートのように、移動平均線を加えてもいいでしょう。

ここで説明したように、エントリーするときに根拠を2つ~3つ集めておくと、勝率がグッと上がってきますよ

それでは、エントリーした後の値動きも確認しておきましょう。

FX分析まとめ記事内19

エントリー後、大きく上昇していきましたね。

このようにチャート分析は、相場の流れを確認したり、反発するポイントを把握したりと、トレードに有利な情報を知ることができます。
ぜひ積極的に活用していきましょう。

4. チャート分析は有利な取引をするための手段

チャート分析は有利な取引をするための手段

チャート分析について、これまで7つの記事を通してステップで学んできました。
チャート分析とは、自分が少しでも有利な取引をするための手段です

値動きが表示されるチャートから、トレードに適した複数の根拠を確認することで、有利にトレードできるかどうかの信頼性を高めていきます。

トレードの根拠を複数確認する理由としては、立場もスタイルも違うトレード参加者が共通して見ている根拠を自分も確認する必要があるからです

為替相場は多数決の原理で動いていますから、いかに皆の見ているものを見つけられるかがトレードのキモになってくるのです

複数の根拠について前項のアクションプランでいうと、
【上昇トレンド+レジサポ転換+ツツミ足】
と3つの根拠を確認してトレードをしていました。

まず始めに上昇トレンドを確認し、一度下げてきたところで、その先にレジサポ転換になりそうなポイントを発見します。

すると、反発が予想されるポイントで見事に値動きが下げ止まり、ローソク足の包み足で再度上がりそうなタイミングでエントリーしました。

レジサポ転換があったから、ツツミ足を発見をしたから、といったひとつの根拠だけでなく、組み合わせて複数の根拠が見られたときに取引をおこなうことで、信頼性の高い状況での有利なトレードを実践できるのです

始めは一つの根拠を確認するのにも苦労をするかもしれませんが、繰り返しトレードをおこない徐々に慣れていきましょう。

次のステップでは、トレードを練習めるための具体的な方法を、デモトレードを通して学んでいきます。
スキルアップのために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

5. まとめ

fxチャート見方まとめ
  • チャート分析の目的とは チャート分析の目的は、自分に有利な取引をすること。
    チャート分析を使って、他のトレーダーたちがどう判断しているかを知ることが大切です。
  • チャート分析ですること 相場の流れ、取引ポイント、取引タイミングの順に確認をしていきます。
  • エントリーの信頼度を高める ・トレンドを確認する
    ・エントリーポイントを探す
    ・エントリーポイントにくるまで待つ
    ・エントリーの信頼度を高める

チャート分析をどう活用していくか、イメージできたでしょうか?

この記事が少しでも参考になればうれしく思います。

さて、これでチャート分析の基本が終了し、トレードに最低限必要なチャート分析の知識を身につけることができました。
次からいよいよ実践に入っていきます。

実践といっても無料でノーリスクでできるデモトレードですので、気構えず取り組んでいきましょう。

『チャート分析勉強シリーズ』は全8記事で構成されています。まとめて読みたい方はこちらからご覧ください。

この記事のライター

水落 あきみねの写真

水落 あきみね

1977年兵庫県生まれ。2000年大学卒業後にIT会社に入社。12年間勤めた会社を退職して、自営業を始める傍らFXを始める。相場の世界に入って6年になる兼業トレーダーで、水平線やトレンドラインだけを使ったシンプルなトレードを得意としている。信条は「最もうまく負けることができる人が勝つ」

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