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2021.08.16 2021.06.08

初心者でも値動きを予測できる!チャートの見方と分析方法を解説【FX チャート分析①】

この記事で学べること

  • チャートが大切な理由
  • 基本的なチャートの見方と考え方
  • 勝ちやすい相場と負けやすい相場の見分け方
水落 あきみねの写真
この記事のライター 水落 あきみね

ここまでFXの基本FXの取り組み方について学んできました。次はFXの肝であるチャート分析です。

FXは未来の為替の値動きを予想する投資であるため、チャート分析は必須のスキルです。まずはチャートの見方を理解することからはじめましょう。

FXは全トレーダー同じチャートを見てトレードしているのに、トレーダーによって結果は違います。
それは、チャートを読み取るチカラに差があるからです

当然ながら、初心者がいきなりプロ並みにチャートを読むのは難しいでしょう。
ですが、FXで勝てるようになるのに高度なテクニックはいりません。

基本的なチャートの読み取り方法を身につけるだけでも十分勝てるようになるのです
しかもそれは、誰でもカンタンにマスターできます

この記事では、初心者がFXで勝つために重要なチャートの分析方法を、画像を交えながら解説しています。
すぐにトレードで活用できる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

1. FXのチャートとは

fxチャート見方01

FXのチャートとは、過去の値動きをグラフで表したものです。

fxチャート見方記事内01

これから価格が上がるのか、それとも下がるのか、私たちは予測しながら注文をだします。
その際、欠かせないのがチャートです。

過去の値動きをビジュアル化したチャートを使うことで、相場の流れをひと目で把握できます
それをもとに将来の値動きを予測したり、取引のタイミングを決めたりできます。

2. FX取引でチャートを読む必要性

fxチャート見方02

先ほども述べたように、チャートは過去の値動きをグラフ化したものです。
そのためチャートを分析すれば、トレーダーたちがいつ・どの価格で注文を入れたのかがハッキリと分かります。

私たちトレーダーは、何も情報がなければ売買の判断ができません。

今の価格が高いのか?それもと安いのか?どのタイミングで注文が入るのか?など、売買の判断を下す情報が必要です。
その判断材料のひとつとして、最も重要なのがチャートなのです

チャートには、過去から現在までの値動きの方向や勢い、トレーダーが注目している価格帯など、実に多くの情報が詰まっています。

fxチャート見方記事内02

例えば上図のチャートであれば、青マルのポイントで下落が止まり、反転して上昇しているのが分かります。
そして、赤マルのポイントで上昇が止められています。

上昇を目指しているけど、赤マルの価格帯で抵抗にあっているというのが、このチャートで読み取れる内容です。

このようにチャートから、何度も流れが止められている箇所を発見できれば、相場が向かっている方向だけでなく、流れが止まるポイントも分かるようになります

3. チャートの見方の基本を解説

fxチャート見方03

ここではチャートの基本的な見方を解説したいと思います。
FXにはさまざまなトレードスタイルや取引通貨がありますが、チャートの見方は共通です。

まずは基本をしっかりと理解しておきましょう。

3.1 チャートの見方の基本

チャートには、縦軸と横軸にそれぞれ数字が表示されています。
縦軸の数字は『価格』を、横軸の数字は『時間』を表しています。

fxチャート見方記事内03

縦軸の価格は、通貨ペアの右側の通貨単位が表示されています。
例えば上図の『米ドル/円』のチャートでは、1ドル=〇〇〇円という意味です。

一方、横軸の時間は左から右に流れていきます。
つまり、画面の左にいくほど過去のデータとなり、右にいくほど現在のデータということです。

時間の経過にあわせて価格がどのように動いたのか、ひと目で分かりますよね

3.2 時間別にチャートを確認

チャートには、日足、60分足、分足など、さまざまな時間軸(以下、時間足)があります。
FX会社によって見られる時間足に違いはありますが、代表的な時間足は次のとおりです。

時間別チャート
・月足・・・ローソク足の1本分が「1カ月」の時間足
・週足・・・ローソク足の1本分が「1週間」の時間足
・日足・・・ローソク足の1本分が「1日」の時間足
・4時間足・・・ローソク足の1本分が「4時間」の時間足
・1時間足(60分足)・・・ローソク足の1本分が「1時間」の時間足
・15分足・・・ローソク足の1本分が「15分」の時間足
・5分足・・・ローソク足の1本分が「5分」の時間足
・1分足・・・ローソク足の1本分が「1分」の時間足

同じ時間でも、見ているチャートの時間足が違えば、値幅や見え方が変わってきます

表示画像の長さがわかるようにチャートの時間足を切り替えることで、ローソク足の表示がどのように変化するか見ていきましょう。
(いずれも米ドル/円の同じ時間帯のチャートを表示しています)

◎月足ーローソク足の1本分が「1カ月」の時間足、64ヶ月分を表示

fxチャート見方記事内04

◎週足ーローソク足の1本分が「1週間」の時間足、週足4〜5本が月足1本分、64週分を表示

fxチャート見方記事内05

日足ーローソク足の1本分が「1日」の時間足、日足5〜6本が週足1本分、64日分表示

fxチャート見方記事内06

◎4時間足ーローソク足の1本分が「4時間」の時間足、4時間足6本が日足1本分、10日と16時間分を表示

fxチャート見方記事内07

◎1時間足ーローソク足の1本分が「1時間」の時間足、1時間足4本が4時間足1本分、2日と16時間分を表示

fxチャート見方記事内08

◎15分足ーローソク足の1本分が「15分」の時間足、15分足4本が1時間足1本分、16時間分を表示

fxチャート見方記事内09

◎5分足ーローソク足の1本分が「5分」の時間足、5分足3本が15分足1本分、5時間と20分を表示

fxチャート見方記事内10

◎1分足ーローソク足の1本分が「1分」の時間足、1分足5本が5分足1本分、64分を表示

fxチャート見方記事内11

同じ時間でも、時間足が変わるだけで見え方が大きく変わるのがお分かりいただけたでしょうか。

また時間足が変わると、同じローソク足1本でも見え方が全く異なります。

fxチャート見方記事内12

上のチャートは、1時間足チャートに日足のローソク足を重ねたものです。
ローソク足1本の値幅が全然違うことが分かるかと思います。

どの時間足を見て判断するかは、トレードスタイルによっても変わってきます。
短い時間でトレードをする『スキャルピング』であれば、1分足や5分足を見る必要があるでしょう。

一方、日をまたいでトレードをする『スイングトレード』であれば、4時間足以上の時間足で判断することが多くなります。

以下はトレードスタイルごとで使われる一般的な時間足。

トレードスタイルごとの時間足
スキャルピング=5分足・15分足・1時間足(1分足・5分足・15分足)
デイトレード=15分足・1時間足・4時間足
スイングトレード=4時間足・日足・週足

自分のトレードスタイルを考えて、どの時間足を分析する必要があるかを把握しておきましょう

3.3 通貨別のチャートを確認

FXでは通貨ペアを選んで取引をします。

通貨ペアとは、取引する2国の通貨のこと。
例えば、アメリカのドルと日本の円を取引する際の通貨ペアは『米ドル/円』、ユーロとアメリカドルなら『ユーロ/米ドル』です。

この『米ドル/円』『ユーロ/米ドル』のように、通貨ペアの表示には順番も決まっており、左右で役割があります

米ドル/円を例に説明します。

fxチャート見方記事内13

・左側:主軸通貨ー取引のメイン通貨
・右側:決済通貨ー実際のレート(価格)を提示する通貨

チャートの為替レートは、上の表記ルールにもとづいて、左側の通貨の価値を右側の通貨の単位で表したものとなっています。

では、国内で人気の通貨ペアで確認してみましょう。

◎米ドル/円

fxチャート見方記事内14

米ドル/円の日足チャートです。
「1米ドルに対して、円がいくらなのか」を示しています。

◎ユーロ/円

fxチャート見方記事内15

ユーロ/円の日足チャートです。
「1ユーロに対して、円がいくらなのか」を示しています。

◎ポンド/円

fxチャート見方記事内16

ユーロ/円の日足チャートです。
「1ポンドに対して、円がいくらなのか」を示しています。

◎ユーロ/米ドル

fxチャート見方記事内17

ユーロ/米ドルの日足です。
これまでの米ドル/円などとは違った表記ですね。

ただし考え方は一緒。
「1ユーロに対して、ドルがいくらなのか」を示しています。

また、その他の通貨ペアでもチャートの表記ルールは同じ。
外貨の通貨ペアの見方に迷った場合は、表記ルールに照らし合わせてみてください。

fxチャート見方記事内18 (出典:みんなのFXのHPより)

4. 【初心者でも値動予測ができる】チャートから読み取れること

fxチャート見方04

FXでは勝ちやすい相場と負けやすい相場があります。
いかに勝ちやすい相場でトレードするかが、安定して利益をだすポイントといえるでしょう。

4.1 相場の状況(トレンド相場とレンジ相場)

チャートを見るときにまず確認しなければならないのが、『トレンド(※)の有無』です。

fxチャート見方記事内19

※トレンドとは
● 高値と安値を切り上げている(上昇トレンド)
● 高値と安値を切り下げている(下降トレンド)

fxチャート見方記事内19-2

(※)高値・安値とは
価格は一直線に動くことはなく、波を描くように推移します。
波が山を描くポイントを「高値」、波が谷を描くポイントを「安値」と呼びます。

fxチャート見方記事内19-3

では、先ほどのチャートのトレンドを確認してみましょう。

fxチャート見方記事内20

高値と安値を切り上げているので、上昇トレンドですね。

トレンドが発生しているかどうかで、勝率・利益ともに大きく変わってきます
なぜなら、トレンドは相場が向かっている方向を示しているからです。

向かう方向がハッキリしているのですから、その方向にポジションを持てば、勝率も利益も伸ばしやすくなるのは当然といえるでしょう。

ですからチャートを開いたら、まずはトレンドが発生しているかどうかを確認することが重要です。

一方、相場では必ずしもトレンドが発生しているとは限りません
このトレンドが発生していない相場を『レンジ相場』と呼びます。

fxチャート見方記事内21

レンジ相場は、買い勢力と売り勢力の力が拮抗している状態です。
どちらかの勢力が勝つまでは、方向感がない状況が続きます。

そのためトレードをするには不向きな環境といえるでしょう。

初心者のうちは、どんな相場でもトレードをしてしまう傾向にあります。
しかしながら、経験者ほどレンジ相場などの分かりにくい相場には手をだしません

レンジ相場の後に必ず発生するトレンド相場を待つことが、大切といえるでしょう。

4.2 相場のほとんどはレンジ相場

1日のうち、ほとんどはレンジ相場です
チャートを開いたら都合よくトレンドが発生しているとは限りません。

初心者のかたは、このレンジ相場で待つことができず、トレードをして負けてしまうことがよくあります。
さらに長期の時間足がレンジになっている場合は、トレンド発生まで数週間待つことも多々あります。

忙しい会社員や時間がない主婦のかたでは、なかなか都合よくトレードチャンスは生まれないですよね。
そこでオススメしたいのが、次の2点です。

・トレンドが発生している通貨ペアを選ぶ
・トレンドが発生している時間足を探してトレードをする

上記2点を選択肢に入れるだけでも、トレードチャンスが増えるでしょう。

トレンド相場という勝ちやすい環境でトレードすることにより、勝率・利益も上がるはずです。
ぜひ、お試しください。

4.3 取引のタイミング(エントリーとエグジット)

トレンド相場でトレードをする大切さがお分かりいただけたでしょうか?
チャートを見てトレンドが確認できたら、次はエントリーのタイミングを予測していきます

取引のタイミングで意識することは、安く買って高く売ることです。

安いと思えたら注文を出し(エントリー)、高く売れそうなら決済(エグジット)。
うまくいかない場合は損切り(エグジット)をしていきます。

つまり、エントリーからエグジットするまでが取引の流れとなっています。

24時間値動きがある中で、利益の得られそうな入り口と出口をどのように検討するか、考えていく必要があるのです。
難しく思えますが、トレンド相場におけるエントリーのタイミングは基本的に次の2つしかありません。

・トレンドの反発ポイント
反発とは、直前の相場の流れとは逆方向に値動きが進むこと。
・トレンドの突破ポイント
突破とは、過去に抵抗された価格帯を突き抜けて値動きが進むこと。

反発ポイントは、大きな上昇の流れのなかで、より安く買うことができるポイントです。
突破ポイントは、抜けると値動きが大きくなる傾向があるので、より高く売ることができます。

そのため突破でエントリー、もしくはそれよりも前の反発ポイントでのエントリーが、利益を上げるためのチャンスといえます。

fxチャート見方記事内22-1

とてもシンプルですよね。

エントリーのタイミングを予測するときには、①反発ポイントと②突破ポイントを想定します。
上図の①と②のイメージですね。

どちらにしても、エントリーするには一度価格が落ちてくるのを待つ必要があるということです

エントリーのポイントを予測し、タイミングを待ち続ける。
それを繰り返すことで、安定した成績につながります。

また、エントリーをするときはエグジット(決済・損切り)も決めるようにしましょう。

上図の①のポイントでエントリーした場合を例にしてみます。

fxチャート見方記事内24

このようにエントリーポイントを予測するときに、エグジット(損切り・決済)も決めておくことで、急な値動きが発生しても慌てずに取引できますよ。

取引の流れ
・トレンド相場の確認(レンジ相場は見送る)
・トレンドの方向にエントリー
・エントリーのタイミングを予測(反転ポイント・突破ポイント)
・エントリーのポイントと同時にエグジット(損切り・決済)も決める
・エントリーポイントにくるまで待つ
・ポイントにきたらエントリーの準備(エントリー手法による)

もし予測した動きにならなかった場合は、また3からやり直します。
間違っても慌ててエントリーしないようにしましょう。

5. もっと細かくチャート分析しよう

fxチャート見方05

ここまでチャートの見方の基礎を解説してきました。
チャート分析は奥が大変深く、今後の記事では以下のようなパート分けをしながらそれぞれお伝えしていきます。

チャート分析について

ライン分析
ライン分析とは、チャート画面上に水平線や斜め線を引き、値動きの予測をおこなう方法です。

ローソク足分析
ローソク足分析とは、値動きを見やすくチャート表示するのに利用されるローソク足をもとに、値動き予測をおこなう方法です。

チャートパターン分析
チャートパターン分析とは、先人が発見した値動きのパターンをもとに、値動き予測をおこなう方法です。

・インジケーターの使い方
インジケーターとは、過去の値動きを計算式にあてはめ、現在の相場状況を見やすく表示してくれるツールの一つです。

なぜこのような多様な分析方法を学ぶ必要があるかというと、値動きは相場心理によって動かされているからです
つまり、多くのひとが利用する相場心理のあらわれやすい分析方法を知っておけば、値動き予想がしやすくなるのです

ただし、すべての知識を詰め込む必要もまたありません。
稼げるトレーダーは数多くいますが、分析方法は千差万別です。

自分が相場心理を読みやすい分析方法を、学びながら取捨選択すれば良いでしょう

個々人のライフスタイルに合わせて取捨選択をして、それぞれが一番と思える方法でみな利益獲得を狙っています。

ラインだけの人、ローソク足だけの人、組み合わせる人など本当に様々です。
つまり、このツールを使わなければ勝てない、もしくはこの手法であれば絶対勝てるといったものは存在しません。

一通りの基礎的な知識を学んでみて、検証しながら自分のスタイルを作りあげることが、利益を上げるトレーダーへの近道となるはずですよ。

6. まとめ

fxチャート見方まとめ

本日のまとめです。

  • FXのチャートとは チャートとは、過去の値動きをグラフで表したもの
    チャートを分析することで、トレーダーたちがいつ・どの価格で注文をいれたのかが分かる。
    相場が向かっている方向や勢い、反発しそうな価格帯など、チャートには多くの情報が詰まっている。
  • チャートの見方の基本 チャートの縦軸は『価格』、横軸は『時間』を表している。
    チャートは時間足によって、見え方・値幅などが変わってくる。
    トレードスタイルにより、見る時間足は違う。
    どんな通貨ペアでも、チャートの見方は変わらない。
  • チャートから読み取れること 相場は次の2つに分かれる
    トレンド相場(上昇トレンド・下降トレンド)
    レンジ相場

いかがだったでしょうか?

今回解説したチャートの見方は、誰にでもできるシンプルな内容ですが、勝ち続けるためにはとても大切です。

いきなりトレードを始める前に、まずはチャートをしっかりと見るクセをつけるようにしましょう。

次の記事ではFXトレードの狙い目と言えるトレンド相場について解説します。
なぜ、トレンド相場が狙い目なのか、またトレンド相場が発生する仕組みと発生しやすい時間帯についてもご紹介しています。

『チャート分析勉強シリーズ』は全8記事で構成されています。まとめて読みたい方はこちらからご覧ください。

この記事のライター

水落 あきみねの写真

水落 あきみね

1977年兵庫県生まれ。2000年大学卒業後にIT会社に入社。12年間勤めた会社を退職して、自営業を始める傍らFXを始める。相場の世界に入って6年になる兼業トレーダーで、水平線やトレンドラインだけを使ったシンプルなトレードを得意としている。信条は「最もうまく負けることができる人が勝つ」

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