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2021.08.16 2021.01.22

FXダイヤモンドフォーメーションで相場の底を判断【3つの注意点】

この記事で学べること

  • ダイヤモンドフォーメーションの仕組み
  • ダイヤモンドフォーメーションを活用したエントリー手法
  • ダイヤモンドフォーメーションの注意点・コツ
水落 あきみねの写真
この記事のライター 水落 あきみね

「ダイヤモンドフォーメーションは、FXでどうやって使うの?」
「エントリーするときの注意点が知りたい」
など、そんな悩みをあなたもお持ちではないでしょうか。

ダイヤモンドフォーメーションは、トレンドの反転を示すチャートパターンのひとつです。
あまり出現する形ではありませんが、優位性は高く、チャート上に見つかれば相場の転換をうまくとらえることができるでしょう。

しかし、珍しいチャートパターンのため、実際にどうトレードすればいいかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私自身、初心者の頃はダイヤモンドフォーメーションをトレードにうまく活用できませんでした。
けれど、3つの注意点を意識することで、トレード歴8年目の今ではパターンに気づくことも多くなりました。

この記事では、ダイヤモンドフォーメーションで相場の転換を判断する方法を、実際のチャートも交えながら説明しています
すぐにトレードに使える内容ばかりですので、ぜひ最後までご覧ください。

1. FXダイヤモンドフォーメーションとは?

fxダイヤ01

ダイヤモンドフォーメーションは、出現する頻度は少ないですが、覚えておきたいチャートパターンの1つです。

なぜなら、それまでの相場の流れが転換する前のサインだからです。

それゆえ、このパターンが見られたら大きく狙える絶好のチャンスといえます。

1.1 ダイヤモンドフォーメーションとは?

ダイヤモンドフォーメーションとは、高値と安値がひし形に形成され、まるでダイヤモンドのように見えるチャートパターンです。

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高値と安値を更新しながら、広がっていくようにラインが引けます。

その後、三角持ち合いのように値幅を小さくしがら収束していきます。

基本的にはトレンドの反転パターンです。

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出現することも少なく、きれいなダイヤモンドフォーメーションを形成することもめったにありません。

しかしながら、天井や底値圏でダイヤモンドフォーメーションが出現したら、相場が転換する可能性はかなり高くなるといえるでしょう。

1.2 ダイヤモンドフォーメーションが重要な理由

ダイヤモンドフォーメーションが重要なのは、トレンドが終了し反転する可能性が高いからです。

なぜ反転する可能性が高いといえるかは、形を分けて考えれば分かりやすいです。

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こちらはよく見かける三角持ち合いとは逆の形。

逆ペナント型や逆三角形などと呼ばれています。

通常の三角持ち合いとは反対で、高値を切り上げ、安値を切り下げていく形です。

あまり出現しないパターンで、最終的に高値を更新できない場合、強い売りを暗示しています。

次にもう片方の形を見てみましょう。

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トレンドの小休止を示す三角持ち合いです。

どちらに抜けるかわかりくい三角持ち合いですが、それまでのトレンド方向に抜けることが多いといわれています。

上図であれば、下降の勢いから三角持ち合いになったので、下に抜ける可能性が高いと考えられます。

まとめると、強い売りを示している状況でさらに売り優勢のサインをだしているということですね。

さらに、これが天井圏ででているのであれば、なおさらです。

これだけの材料がそろっているのですから、利確や新規の売りポジションを持つトレーダーが増えるのは当然といえるでしょう。

そのためこのチャートパターンに気づくことで、優位性のあるトレードが可能になります。

以上のことから、ダイヤモンドフォーメーションをチャート上に見つけることは大切といえるのです。

2. FXダイヤモンドフォーメーションのエントリー方法

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続いて、ダイヤモンドフォーメーションを使ったエントリー方法について紹介します。

ダイヤモンドフォーメーションのエントリーポイントはシンプルなので、初心者でも取り入れやすいと思います。

では、早速みてみましょう。

2.1 エントリーポイント【ブレイク】

1番シンプルなのが、ブレイクを狙ったエントリー方法です。

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実際のチャートでも見てみましょう。

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もうひとつ見てみましょう。

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エントリーポイントは、安値を切り上げるときにできたサポートライン(青線)をローソク足が実体で抜けた。

サポートラインを下に抜けることで、ダイヤモンドフォーメーションが完成したところを狙います

ちなみに底値圏で見られるダイヤモンドフォーメーションでは、レジスタンスライン(赤)をブレイクしてからエントリーします。

ダイヤモンドフォーメーションは、相場の転換を示すチャートパターンです。

そのため、慌ててエントリーしなくても十分利益が狙えます。

ブレイクしたのを確認してから、落ち着いてエントリーすることを心がけましょう。

3. 取引する際の3つの注意点

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ダイヤモンドフォーメーションを活用したエントリーは、有効で利益にもつながりやすいといえます。

一方、100%勝てるというものではありません。

できるだけキレイなダイヤモンドフォーメーションでエントリーできれば、勝率もアップするでしょう。

ただし実際の相場では、分かりやすいダイヤモンドフォーメーシが形成されることはまれです

そこでここでは、ダイヤモンドフォーメーションを活用するための3つの注意点を紹介します。

取引する際の3つの注意点

・上位足の方向を確認する
・形ではなく値動きを追う
・どの位置で出現したかを確認しておく

ダイヤモンドフォーメーションをトレードに取り入れる場合、この3つの注意点を意識してみましょう。

3.1 上位足の方向を確認する

エントリーする前は、上位足を忘れずにチェックしましょう。

というのも時間足は、より上位の時間に影響を受けるからです。

例えば、日足が下図のような下降トレンドの局面の赤丸部分だとします。

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大きな流れが下なのですから、下位足でトレードするときもショートを狙ったほうが勝率も値幅も大きいのは分かりますよね。

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赤丸部分を1時間足でみました。

日足が下降トレンドのなか、1時間足でダイヤモンドフォーメーションを形成。

反転のサインを示しています。

売りを仕掛けるほうが、優位性が高いのは間違いないですね。

もちろん上にいく可能性だってあります。

しかし、ダマシを回避して優位性の高いトレードを心がけるために、上位足の方向をしっかりと意識しましょう。

3.2 形ではなく値動きを追う

ダイヤモンドフォーメーションなどチャートパターンを覚えたてのころは、なんとかチャート上にパターンを見つけようと必死になります。

ただしダイヤモンドフォーメーションは、トレンド転換時に見られる珍しいチャートパターンです。

つまり、そもそも頻繁に見られるモノではないということですね。

ですから強引にダイヤモンドフォーメーションをチャート上に当てはめようとしても、うまくいかないことがほとんどでしょう。

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「上昇トレンド中に安値を切り下げてきたけど、高値も切り上げたぞ」

「高値を切り下げているけど、安値も切り上がっているな」

そんなときにトレンドラインを引いてみた結果、ダイヤモンドフォーメーションの形に見えるという事実の方がはるかに大切です。

また、きれいな形はほとんど見られないダイヤモンドフォーメーションですが、値動きに独特のクセがあります。

左側の逆ペナント型が安値を切り下げているときに、突然バィーンと高値を切り上げると、ダイヤモンドフォーメーションになる可能性が高くなります。

底値圏の場合は逆の動きですね。

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3.3 どの位置で出現したかを確認しておく

ダイヤモンドフォーメーションは、天井圏や底値圏で見られるチャートパターンです。

ですが、トレンドの途中にも現れることがあります。

その場合、トレンドの継続を示すサインとして見られます。

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上図のようにトレンドの途中でもダイヤモンドフォーメーションは現れます。

ですから、チャートパターンが出現したからといって必ず相場が反転するとは限りません。

とはいえ、トレンドの途中や天井圏・底値圏の判断は経験者でも難しいといえます。

そのためこの後紹介する損切りの設定は必ずしましょう。

4. FXダイヤモンドフォーメーションの利益確定と損切りの目安

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FXで利益を残していくためには『損小利大』の考えが大切だといわれています。

そこでここでは、ダイヤモンドフォーメーションの損切りの目安と利益目標について紹介いたします。

損切りは、直近の高値・安値を目安にする

利益目標については、パターンの高さをブレイクポイントに当てはめる

4.1 損切りの目安

損切りラインの目安は、直前の高値・安値にいれるのがセオリーです。

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チャートで確認してみましょう。

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ひし形の頂上部分を損切りラインと紹介しているケースもありますが、ブレイクでエントリーする場合にあまりに遠すぎるといえます。

損切りラインを近くに設定することで負けやすくなるのは確かですが、その分リスクを抑えることができます。

いずれにせよ相場に100%はありません。

損切りは必ず設定するようにしましょう。

4.2 利益確定の目安

利確はトレードで最も難しい技術といわれています。

けれども、チャートパターンは形がわかりやすく、利益目標も立てやすいというメリットがあります。

損切りラインも分かりやすいので、エントリーの前にリスク・リワードの計算もカンタンです。

ぜひ参考にしてみてください。

一般的な利益目標の算出は、ダイヤモンドの最大値幅分の距離(AB)を測り、ブレイクポイント(C)に当てはめる方法です。

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つまり、AB=CDということですね。

これらはあくまでも目安ですが、利確のルールとしてはシンプルでオススメです。

もちろん、目標値に届かず戻ってしまうこともあるでしょう。

その場合でも、同じルールで繰り返しトレードを続けることが重要です。

5. ダイヤモンドフォーメーションを使いこなせるようになるための手順

ダイヤモンドフォーメーションを使ったトレードの方法と注意点を解説しました。

これらの知識を武器として使えるようにするための手順を確認しておきましょう。

ダイヤモンドフォーメーションを使いこなせるようになるための手順

・取引の記録を取る
・振り返る

5.1 取引の記録を取る

まずは、トレードの記録を取りましょう。
記録を取る目的としては、振り返りの準備をするためです

ダイヤモンドフォーメーションの使い方としてブレイクでのエントリーを解説しました。

ただ、相場の転換点であるため多少のエントリーの遅れは問題ないことも解説をしています。

絶好のブレイクタイミングを見計った方がよいのか、ダイヤモンドフォーメーションをブレイクした後さらに押し目などを待った方が良いのか、実際にトレードをしてみなければ分かりません

そこで、ダイヤモンドフォーメーションからのブレイクをもとに何度かトレードをしてみて、決済し終わったあとにタイミングの違いを記録していきましょう。

FX会社で確認できるトレード履歴には取引の根拠を記録として残すことはできませんから、自分の手で記録しておく必要があります。

FX会社のトレード履歴では残せない、振り返りに必要な項目をもれなく記録できる無料のトレード記録シートを用意しました。
以下の記事からシートのダウンロードをおこない、記事で解説している使い方の手順を見ながらぜひ記録を取ってみてください。

5.2 取引を振り返る

取引の記録が溜まってきたら、トレードの振り返りをしましょう。
なぜなら、振り返りをすればトレードの精度を高めることができるからです

振り返りの目的は、良いものは伸ばし、悪いものは改善もしくは排除することです。

具体的には、上記手順で記録したトレードを、ブレイク時とブレイク後で分けて、どちらの方が勝率が良く利益が残せるのかを確認していきます。

もし、ブレイク時の方が成績が良い場合には、今後はそちらを優先してトレードをすれば、成績がさらに良くなることでしょう。

自分に合っているタイミングがどこなのか、振り返りをせずにトレードしていたら気づくことはできませんよね

自分に合ったトレードスタイルを見つけるために、ぜひ振り返りをしてみてください。

6. まとめ

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本日のまとめです。

  • ダイヤモンドフォーメーションとは 高値と安値がひし形に形成され、ダイヤモンドのように見えるチャートパターン。
    基本的にはトレンドの反転を示すサインとして見られている。
  • ダイヤモンドフォーメーションを活用したエントリー方法 サポート(レジスタンス)ラインをローソク足が実体でブレイクしたことを確認してからエントリー。
    損切りは、直近の高値・安値が目安。
    利益目標については、パターンの高さを測り、ブレイクポイントに当てはめる
  • 取引する際の3つの注意点 1. 上位足の方向を確認する
    2. 形ではなく値動きを追う
    3. どの位置で出現したかを確認しておく

今回ご紹介した3つの注意点を意識してダイヤモンドフォーメーションを使えば、より自信をもってトレードができるでしょう。

ぜひトレードに活用してみてください。

以下の記事ではチャートパターンの基礎について解説しています。

チャートパターンとはそもそも何なのか、チャートパターンがなぜFXにおいて重要なのかなど、チャートパターンを深く理解するために抑えておきたいポイントを初心者の方が読んでもわかるように作成いたしました。

チャートパターンが上手く使えなくて悩んでいる場合は、基礎に立ち戻って理解することで、正しい使い方が見つかるはずですよ。

この記事のライター

水落 あきみねの写真

水落 あきみね

1977年兵庫県生まれ。2000年大学卒業後にIT会社に入社。12年間勤めた会社を退職して、自営業を始める傍らFXを始める。相場の世界に入って6年になる兼業トレーダーで、水平線やトレンドラインだけを使ったシンプルなトレードを得意としている。信条は「最もうまく負けることができる人が勝つ」

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