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2021.08.16 2021.01.13

ダブルトップ・ボトム4つのだましを見極める!反転サインを使いこなそう

この記事で学べること

  • ダブルトップ・ダブルボトムの仕組み
  • ダブルトップを活用したエントリー手法
  • 勝率UP!ダマシを見極める4つの方法
水落 あきみねの写真
この記事のライター 水落 あきみね

「ダブルトップ・ダブルボトムは、FXでどうやって使うの?」
「ダブルトップ(ボトム)でエントリーしてもなかなか勝てない!」
など、そんな悩みをあなたもお持ちではないでしょうか。

ダブルトップ・ダブルボトムは、トレンドの転換を示すチャートパターンのひとつです。

このチャートパターンを知っていれば、トレンドの終了や反転をいち早く知ることができます。

しかし、注目されるチャートパターンだけに、ダマシが多いことで有名です

その結果、思っていた以上に勝てない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実はこのダマシ、4つの注意点を知っておくことで、かなり回避できます

私自身、初心者の頃はダブルトップ(ボトム)をチャート上に見つけると、すぐにエントリーしていました。

勝てることも多かったのですが、ダマシにあって負けることも結構ありました。

けれど、この4つの注意点を意識するようになって、トレード歴8年目の今では勝率の高いエントリー方法のひとつとなっています。

この記事では、ダブルトップ・ダブルボトムのダマシを回避する方法を、実際のチャートも交えながら説明しています。

すぐにトレードに活かせる内容ばかりですので、ぜひ最後までご覧ください。

1. ダブルトップ・ダブルボトムとは?

boダブルトップ01

ダブルトップ・ダブルボトムは、多くのトレーダーが注目するチャートパターンの1つです。

なぜなら、それまでの相場の流れが転換する前のサインだからです。
それゆえ、このパターンが見られたら大きく狙える絶好のチャンスといえます。

1.1 ダブルトップとは?

ダブルトップとは、上昇トレンドが終了するときによく見られるチャートパターンのことです。

まずは下の画像をご覧ください。

boダブルトップ記事内01

同じ高値(トップ)で2度止められており、強い抵抗を示しています。
これにより「これまでの上昇トレンドが終了するのでは?」と、トレーダーから意識されます。

ダブルトップはチャート上でカンタンに見つけられるので、トレードに活用しやすいといえるでしょう

boダブルトップ記事内02

上記のように同じ高値で止まるダブルトップは、とても分かりやすい形といえます。

しかし実際の相場では、必ずしも同じ高値でピタリと止まるわけではありません

下の図のように、どちらかの高値が高いケースもあります。
下の2つのパターンも含めてダブルトップと呼ばれています。

boダブルトップ記事内03

3パターンとも考え方は同じです。

『M』の文字を描くように高値を2つ作り、直近安値のサポートライン(ネックライン)を下抜けるとダブルトップが完成

安値を割ったことで、相場が転換したと認識されます。

1.2 ダブルトップが重要な理由

ダブルトップ(ボトム)が重要なのは、トレンドが終了し反転する可能性が高いからです。

そのため利益の確定や新規のポジションを立てる準備ができます。
つまり、素早い判断ができるということですね。

boダブルトップ記事内04

以上のことから、ダブルトップ(ボトム)をチャート上に見つけることは大切といえるのです。

1.3 トップとボトム

ここまではダブルトップについて説明いたしました。

続いてダブルボトムですが、ボトム(底)という言葉どおり、単純にダブルトップの上下が逆になっただけです。

boダブルトップ記事内05

ダブルボトムも上図のように3パターンあります。

『W』の文字を描くように安値を2つ作り、直近高値のレジスタンスライン(ネックライン)を上抜けるとダブルボトムが完成
高値を抜くことで、相場が転換したと認識されます。

boダブルトップ記事内06

どちらも大切なので、ダブルトップとダブルボトムはワンセットで覚えておきましょう。

1.4 トリプルトップとの違い

ダブルトップと似たようなチャートパターンにトリプルトップがあります。

boダブルトップ記事内07

トリプルトップは、3つの高値で成り立ちます。

ダブルトップと同じく上昇トレンドが終了するときに見られるパターンです。

では、ダブルトップとの違いは何なのでしょうか?
一言でいえば『信頼性』です。

トリプルトップは、天井圏で3回も高値更新が失敗に終わっています。
要するに、それだけ強い抵抗帯ということです。

ですから、トリプルトップ(ボトム)がチャート上で見られたら、トレンドが転換する可能性はかなり高いといえるでしょう。

話は変わりますが、「ヘッドアンドショルダーはどうなの?」と疑問に思われる方がいるかもしれません。
実はヘッドアンドショルダーもトリプルトップの一種です。

boダブルトップ記事内08

違いは高値の山の形ですね。

実際の相場ではヘッドアンドショルダーの方が、トリプルトップよりチャートでよく見られます。
詳しくは別の記事で解説しています。

2. ダブルトップのエントリー方法

boダブルトップ02

続いて、ダブルトップを使ったエントリー方法について紹介します。

チャート上にダブルトップを見つけたときに、初心者でも取り入れやすいエントリー方法として次の2つのパターンがあります。

2つのエントリー方法

1. ブレイクを狙ったエントリー
2.ブレイク後の押し目・戻り目を狙ったエントリー

ちなみにダブルボトムでも考え方は変わりません。
では、早速みていきましょう。

2.1 エントリーポイント1【ブレイク】

1番シンプルなのが、ネックラインのブレイクを狙ったエントリー方法です。

boダブルトップ記事内09

エントリーポイントは、2つの高値を作るときにできたサポートライン(ネックライン)をローソク足が実体で抜けた次の足

ネックラインを下に抜けることで、ダブルトップが完成したところを狙います。

多くのトレーダーが気づくダブルトップほど、ブレイクすれば大きな値動きとなります。
利益がしっかりと狙えるポイントだといえるでしょう。

2.2 エントリーポイント2【ブレイク後の押し目・戻り目】

もうひとつ紹介したいのは、ブレイクした後の押しや戻りを待ってからエントリーする方法です。

ダブルトップは、多くのトレーダーが意識しているパターンです。
だからこそ、動きが早く、ダマシも多いという特徴があります。

乗り遅れてエントリーしてしまったり、ダマシにあったりするポイントだともいえるでしょう。

そこでよりリスクを下げるために、ネックラインをブレイクした後の押しや戻りを確かめてからエントリーします。

boダブルトップ記事内10

ブレイクしてから押しや戻りを待ってエントリーする方法は、より安全にトレードしたい方にピッタリといえます。

というのは、トレンドが転換したことを確認してからエントリーする方法だからです。

ブレイクにうまく乗れなかったとしても、エントリーできるポイントはでてきますから、あせらないことが大切ですね

3. だましを避ける4つの注意点

boダブルトップ03

ダブルトップを活用したエントリーは、シンプルで利益にもつながりやすいといえます。

一方、ダブルトップは100%勝てるというものではありません。
特に『ダマシ』には注意が必要です。

boダブルトップ記事内11

このようなダマシは、相場では日常的に起こります。

ですから、ダブルトップだけを根拠にエントリーしても、ダマシにあう可能性があるのです。
そこでダマシを避ける4つの注意点を紹介します。

ダマシを避ける4つの注意点

1.オシレーターをチェックする
2.上位足の方向を確認する
3.押し目・戻り目を待つ
4.上位足のレジスタンス(サポート)ラインをトレードに活用する

ダブルトップがチャート上に見られた場合、この4つの注意点を意識してみましょう。

きっと勝率の高いトレードにつながると思います。

3.1 オシレーターをチェックする

ダマシを避けるために、まずはオシレーターをチェックしましょう。
なぜなら、オシレーターは『買われすぎ・売られすぎ』を示す指標だからです。

下のチャートをご覧ください。

boダブルトップ記事内12

ダブルトップが確認でき、RSIでも買われすぎと判断されています。

結論としては、これ以上は上がりにくいということですね。

逆にダブルトップになっても、オシレーターが買われすぎを示していなければ、まだ買い意欲があると判断できます。
このように、チャートとオシレーター両方をチェックすることで、ダマシにあう確率を下げることができるでしょう。

【オシレーターについて】
オシレーター系のインジケーターの代表には、『ストキャスティクス』『RSI』『DMI』などがあります。
よくブログなどで「このオシレーターがいい!この数値を使え!」みたいなのを見かけますが、どれか1つ標準のものを使えば問題はありません。
ざっくり「買われすぎなのか、売られすぎなのか」が分かればいいのですから。

3.2 上位足の方向を確認する

エントリーする前は、上位足を忘れずにチェックしましょう。
というのも、ダマシにあう確率がグッと下がるからです。

例えば、下の図をご覧ください。

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黄色の線が上位足の波だとしましょう。

下位足では①~③のポイントで、ダブルトップが確認できました。

では①~③のなかで、どこのポイントが勝率・値幅とともに高いでしょうか?
そう、③のポイントですね。

boダブルトップ記事内13-2

理由はカンタンです。

上位足が下降トレンドに入って、グングン動くポイントだから
上位足が下降トレンドにおいて、下位足でもダブルトップであれば、ダマシにあう可能性もかなり低いといえるのではないでしょうか。

一方、①はどうでしょう。

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この時点では、上位足はまだ上昇トレンド中です。

まだ上にいく可能性が高いといえます。
たとえ、下位足でダブルトップが成立したとしても、信頼性は低いといわざるをえません。

そして、②のポイント。

こちらは上位足がダブルトップになる可能性があるポイントです。
このポイントでエントリーできれば、利益は一番大きくなります。

ただし、まだ上位足の上昇トレンドが転換したとはいえません。
そのため、③に比べると勝率はかなり悪くなります。

このようにダマシを回避して優位性の高いトレードを心がけるために、上位足の方向をしっかりと意識しましょう。

3.3 押し目・戻り目を待つ

先ほどエントリーポイントの解説をしましたが、しっかりと押し目・戻り目を待ってエントリーすることもダマシを避けるために大切です。

やはり、ダマシにあう可能性が高い人ほど早く仕掛ける傾向にあるからです。

boダブルトップ記事内14 boダブルトップ記事内15

もちろん、早くエントリーを心がけることで初動の瞬間を逃さずにすみます。

しかしながら、ダマシにあって負けるリスクも高いといえるのです。

相場では一方通行の動きにはなりません。
押し目・戻り目を作るのを待って、流れを確かめてからエントリーした方がリスクも少ないといえるでしょう

boダブルトップ記事内163.4 上位足のレジスタンス(サポート)ラインをトレードに活用する

ダブルトップ(ボトム)がチャート上にできるのは、その価格帯に強い反発があるからです。
別の表現をすれば、レジスタンスラインとサポートラインがあるからといえるでしょう。

そこに上位足のレジスタンスライン・サポートラインを加えることで、勝率も格段にアップします。

図で説明します。

boダブルトップ記事内17-1

上図のように、上位足のレジスタンスライン・サポートラインのポイントで、下位足がダブルトップ(ボトム)になった時にエントリーすれば、ダマシも少ないといえます。

【上位足のレジスタンス(サポート)+下位足ダブルトップ(ボトム)】という強いポイントが理由です。

これに先ほど触れた、上位足の方向があっていれば、またとないチャンスといえます。

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上の図で説明すれば、3つ目の【上位足のサポートライン+上位足が上昇トレンド+下位足ダブルボトム】の部分。

強気に攻めていきたいポイントですね。
では、実際のチャートで見てみましょう。

まずは上位足(4時間足チャート)から。

boダブルトップ記事内18

4時間足ではサポートライン(赤線)を割って、相場が転換しています。

これまでのサポートラインが、レジスタンスラインとして機能しそうです。
そのときの黒枠の動きを下位足で見てみましょう。

boダブルトップ記事内19

黒枠の部分を15分足で見てみました。

4時間足のレジスタンスライン(赤線)付近で、ダブルトップを2度作っているのが分かると思います。

どちらのダブルトップでもエントリーできますが、1度目はまだ直前の買いの勢いがなくなっていません。
2度目のダブルトップではすんなりと落ちていきました

また、ネックライン割れで慌ててエントリーしなくても、しっかり落ちた後の戻り目からもエントリーできます。

注目してほしいのは、どのポイントでも4時間足のレジスタンスラインという背景があるということです。
そのため、ダマシにあいにくい環境といえます。

このように上位足のチェックは、ダマシを避けるために欠かせません。
確かに上位足を見ることで、エントリーチャンスは減るかもしれません。

しかし、勝率・値幅はぜんぜん違いますから、粘り強くタイミングを待ちましょう。

4. ダブルトップの利益確定と損切りの目安

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FXで利益を残していくためには『損小利大』の考えが大切だといわれています。

そこでここでは、ダブルトップの損切りの目安と利益目標について紹介いたします。
なお、ダブルボトムも考え方は一緒です。

損切りは、直近の高値を目安にする
利益目標については、パターンの高さをブレイクポイントに当てはめる

4.1 損切りの目安

損切りラインの目安は、直前の高値のすぐ上にいれるのがセオリーといえます。

そこを抜かれるとエントリーした根拠がなくなるからです。

ブレイクエントリーでの損切りライン

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ネックラインのブレイクでエントリーする場合、損切りラインはシンプル。

2回も反発した高値なので、多くのトレーダーが損切りラインに設定します。

押し目・戻り目の場合の損切りライン


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戻り目を待ってエントリーする場合の損切りラインは、直前の高値がベター

ブレイク時と同じ損切りラインでは、遠すぎる可能性があるからです。

損は誰だってしたくありません。
しかし、相場に100%はないのですから、必ず設定するようにしましょう。

4.2 利益確定の目安

利確はトレードで最も難しい技術といわれています。

しかしながら、ダブルトップは形がシンプルで、利益目標も立てやすいという特徴があります。
損切りラインも分かりやすいので、エントリーの前にリスク・リワードの計算もカンタンです。

ぜひ参考にしてみてください。

一般的な利益目標の算出は、パターンの高さ(AB)を測り、ブレイクポイント(C)に当てはめる方法です。

つまり、AB=CDということですね。

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これは3種類のダブルトップ(ボトム)、いずれの場合も同じです。

1番高いポイントAからBを測定し、ブレイクCに当てはめるだけです。

これらはあくまでも目安ですが、利確のルールとしてはシンプルでオススメです。
もちろん、目標値に届かず戻ってしまうこともあるでしょう。

その場合でも、同じルールで繰り返しトレードを続けることが重要です。

5. ダブルトップ・ボトムを身につけるための手順

ダブルトップ・ボトムの使い方と注意点を解説しました。

これらの知識を実際のトレードでも使えるよう、身につけるための手順を確認しておきましょう。

ダブルトップ・ボトムを身につけるための手順

・記録を取る
・振り返る

5.1 記録を取る

ダブルトップ・ボトムを身につけるためには、ダブルトップ・ボトムでトレードをした際に、記録を取っておくことが大切です

なぜなら、次の振り返りのステップで、自分に合うダブルトップと合わないダブルトップの区分けをしていくからです。

ですので、より振り返りがしやすいよう、データを集めることを意識して記録取っていくことが大切です

具体的には、取引通貨の情報や注文・決済の情報はもちろん、エントリー根拠やイグジット根拠などがあると振り返りがしやすくなりますよ。

上記の必要な項目をもれなく記録できる無料のトレード記録シートを用意しました。
以下の記事からシートのダウンロードをおこない、記事で解説している使い方の手順を見ながらぜひ記録を取ってみてください。

5.2 振り返る

続いての手順は、振り返りです。
振り返りの目的は、根拠の良し悪しを判断したり、今後のトレードに向けて根拠の取捨選択をすることです

具体的には前の手順で集めた取引データを参考に、勝ちトレードと負けトレードにそれぞれ分けて、根拠の良し悪しを見ていきます

例えば、ダブルトップの①ブレイクと②ブレイク後の押し目でトレードをしていれば、振り返りをした際にどちらの根拠の方が勝ちやすいのかが一目でわかる様になります。

①のブレイクの方が勝率が良く利益も残せるなら、今後はブレイクのトレードのみに集中すればより利益の残りやすいトレードができるはずですね。

また、一般的にはブレイクより押し目まで待った方が勝率が良いと言われていますので、自分には一般論の逆をいく方が良いことも判断できます。

自分に合ったトレードというのは自分のトレード記録からしか分かりませんから、トレードした際にはぜひ振り返りをしてみてくださいね

7. まとめ

BOまとめ

本日のまとめです。

  • ダブルトップ・ダブルボトムとは トレンドの終了と反転を示唆するチャートパターン。
    チャート上にダブルトップを見つけられれば、利確や新規のポジションを立てるための素早い判断ができる。
  • ダブルトップ(ボトム)を活用したエントリー方法は、ブレイクか押し目を狙う ブレイクでエントリーする場合は、ネックラインをローソク足が実体で抜けたことを確認してから。
    ブレイクしても押し目(戻り目)はあるので、慌てずエントリーはできる。
  • ダマシを避けるために4つの点に注意しよう 1.オシレーターをチェックする
    2.上位足の方向を確認する
    3.押し目・戻り目を待つ
    4.上位足のジスタンス(サポート)ラインをトレードに活用する

ダブルトップは、多くのトレーダーが注目するチャートパターンです。

それゆえにダマシも多く、注意が必要です。

今回ご紹介した4つ注意点を意識してダブルトップを活用すれば、より自信をもってエントリーできるでしょう。

ぜひトレードに活用してみてください。

以下の記事ではチャートパターンの基礎について解説しています。

チャートパターンとはそもそも何なのか、チャートパターンがなぜFXにおいて重要なのかなど、チャートパターンを深く理解するために抑えておきたいポイントを初心者の方が読んでもわかるように作成いたしました。

チャートパターンが上手く使えなくて悩んでいる場合は、基礎に立ち戻って理解することで、正しい使い方が見つかるはずですよ。

この記事のライター

水落 あきみねの写真

水落 あきみね

1977年兵庫県生まれ。2000年大学卒業後にIT会社に入社。12年間勤めた会社を退職して、自営業を始める傍らFXを始める。相場の世界に入って6年になる兼業トレーダーで、水平線やトレンドラインだけを使ったシンプルなトレードを得意としている。信条は「最もうまく負けることができる人が勝つ」

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