「FXブロードネットの取引ツールの使い方が分からない。発注の方法は?」
取引ツールの使い方が分からず、一歩を踏み出せずにいませんか。
本記事を読むと、FXブロードネットの取引ツールの使い方が分かるようになりますよ。
実際にキャプチャ画面を使って主な機能を分かりやすく解説しています。
FXブロードネットは、とてもシンプルでわかりやすい設計なので初心者におすすめです。
入出金の仕方からチャートの使い方まで、一つ一つ丁寧に解説しているので最後まで読んでくださいね。
FXブロードネットの取引ツールに向いている人
FXブロードネットの取引ツールに向いていない人
目次
まず、FXブロードネットの会社概要や取引ツールの種類についてみていきましょう。
FXブロードネットは、東京都千代田区に本社がある金融取引業者です。
1993年に設立され、独自の自動売買システムや低水準のスプレッドを提供するなど、非常に人気がある業者です。
会社名 | 株式会社FXブロードネット |
---|---|
設立 | 1993年9月22日 |
所在地 | 東京都千代田区丸の内1-11-1 |
資本金 | 3億円(平成21年4月20日) |
取扱通貨ペア | 24種類 |
スプレッド | 米ドル/円 0.2銭 ユーロ/円 0.5銭 ポンド/円 1.0銭 ユーロ/米ドル 0.3pips |
レバレッジ | 最大25倍 |
取引単位 | ブロードコース:1万通貨 ブロードライトコース:1,000通貨 |
FXブロードネットのスプレッドは、米ドル/円0.2銭、ユーロ/円0.5銭、ポンド/円1.0銭、ユーロ/米ドル0.3pipsなど業界で最狭の水準となっています。
取引手数料は無料のため、通常取引にかかるコストはこのスプレッドだけです。
取引コストの安さは、1日に多くの回数を取引するスキャルピングなどに最適でしょう。
FXブロードネットでは、トラッキングトレードとシストレ365という2種類の自動売買システムが利用できます。
トラッキングトレードは、同じようなエントリーを繰り返し行うリピート系の自動売買システムです。
その戦略は、新規の「買い」と決済の「売り」注文をあらかじめ設定した価格帯に1セットで発注し、相場がその価格帯に来るのを待ち受けるものです。
(逆パターンで、新規の「売り」と決済の「買い」注文の場合もある)
トラッキングトレードについて詳しく知りたい方は、【FXブロードネット】トラッキングトレードをデモで検証してみた!で詳しく解説していますので、ぜひご一読ください。
また、シストレ365は、くりっく365取引専用の自動売買システムです。
シストレについて詳しくない方でも自動売買が行えるように、あらかじめ用意された売買タイミング(テクニカル)を選択するだけのわかりやすい仕様になっています。
FXブロードネットでは、最低取引単位が1万通貨単位のブロードコースと、1,000通貨単位のブロードライトコースの2コースがあります。
1ドル=110円の時にドル円を取引するには、以下の取引証拠金が必要になります。
110円×1万通貨÷レバレッジ25倍=4万4,000円
110円×1,000通貨÷レバレッジ25倍=4,400円
FXブロードネットでは1,000通貨からの取引が可能なため、まとまった額の資金がなくても少額からトレードを開始することができます。
FXブロードネットのPC版の取引ツールは以下の2つが提供されています。
①ブラウザ版取引ツール
シンプルな操作性で初心者にも分かりやすい
②ダウンロード版取引ツール
画面を自由に設定できるカスタマイズ性を重視した取引ツール
それでは、取引ツールの使い方を見ていきましょう。
ここでは、ダウンロード版の【FXブロードネットTrader】で説明していきますね。
下図は取引画面です。
画面には、「レート」「注文中明細」「ポジション紹介」パネルが表示されています。
このパネルは大きさや配置を自由にカスタマイズすることが可能です。
まず、チャートを表示してみましょう。
取引画面のツールバーに「チャート」とあるので、クリックしてください。
チャートが別パネルで表示されるので、以下の様に好きな場所に配置しましょう。
また、チャートは独立させて一画面で見ることもできます。
チャート右上の「→」をクリックすると、独立します。
チャートは左上部より「通貨ペア」「BID/ASK」「足型」「時間足」の切り替えが可能です。
また、チャートの表示期間を変更したい場合は、下図の枠で囲んだ「ナビゲーター」を移動することでできます。
次に注文の仕方を見てみましょう。
取引画面の上部ツールバーに【注文】とあるので、クリックすると「新規注文パネル」が表示されます。
下図の新規注文パネルで、まずは「通貨ペア」「注文方法」を選択してください。
そして、「売買」「LOT数」など選択したら注文確認をおします。確認画面に移動するので、そのまま注文完了をしてください。
また、注文はチャート上からも行うことができます。
チャート左の枠で囲んだ「↓」をクリックすると、注文方法が出てきます。
注文方法をクリックすると、「注文パネル」が以下の様に表示されます。
ニュースや経済指標の情報を見たい場合は、取引画面上部ツールバーの【ニュース】をクリックしましょう。
新しくパネルが表示され、見たいニュースタイトルをクリックすると下部分にニュースの詳細が出てきます。
経済指標の情報を確認する場合は、ニュースパネル内の【検索】をクリックします。
その中に「カテゴリー」があるので、「指標結果」もしくは「指標予定」の知りたい方を選んで確認してみましょう。
次に、分析ツールの使い方を確認してみましょう。
まずは、インジケーターを設定してみます。
チャート上部のピンクの枠で囲んだ部分「テクニカルチャートの追加」をクリックすると、右にインジケーターの一覧が表示されます。
その中で、使用したいインジケーターをワンクリックするだけで、以下の様に表示されます。
ここでは、ボリンジャーバンドを設定してみました。
とても、簡単に表示させることができますね。
パラメーターを設定したい場合は、別途「クイックセッティング」から行う必要があります。
上図の「クイックセッティング」をクリックするとパネルが表示されます。
設定したい「インジケーター」を選び、数値を入力しましょう。
描画ツールですが、チャート左の枠で囲んだ部分から使用することができます。
ここでは、水平線を引いてみましょう。
まずは、引き始めたいポイントにドラッグします。
ドラッグしたまま引き終わりたいポイントまでカーソルを移動しましょう。
すると上図の様にラインを引くことができます。
最後に入出金の方法を見てみましょう。
取引画面のツールバーの【入出金】をクリックすると、別途パネルが表示されます。
「クイック入金」を選択すると別ウインドウが開き、以下の画面が表示されます。
注意点が書かれているので、確認の上「了承する」をクリックしてください。
そして、入金したい金額を以下に入力します。
次に、金融機関を選択し確定をおすと金融機関のインターネットバンキングのページに移動するので、そのまま手続きを完了させましょう。
入出金パネルで「出金依頼登録」をクリックすると、以下のパネルが表示されるので、出金したい金額を入力して登録をおしてください、
ただ、出金口座を登録していないとできませんので、入出金のパネルにある【金融機関情報登録】をクリックしましょう。
下図のページに移動するので「出金口座登録変更キー」を入力します。
このキーがわらかない場合は、お問い合わせフォームから依頼し、登録住所に郵送で届くので時間がかかりそうです。
前もって出金口座の登録をしておきましょう。
次は、FXブロードネットの取引ツールの使い勝手について検証してみましょう。
以降、PC用ダウンロード版である「FXブロードネットTrader」を中心に解説します。
下図は、FXブロードネットのメイン画面です。
【メイン画面】
FXブロードネットTraderのメイン画面は、各メニューの配置や必要な情報が簡潔にまとめられており、初心者にもわかりやすい仕様となっています。
各メニューの表示サイズや配置は、自由に変えてカスタマイズすることができます。
下図は、チャート画面です。
【チャート】
チャートに備わっている機能は次のとおりです。
①通貨ペアの選択
②Bid、Askラインの選択
③ローソク足・平均足・折れ線・バーチャートの切り替え
④時間足の切り替え
⑤2つの通貨ペアを重ねて表示
⑥保有ポジションの表示
⑦未約定注文の表示
⑧過去の売買履歴の表示
⑨テクニカル指標追加・削除
⑩クイック設定(ローソク足の色など)
⑪図形描画機能
⑫注文ツールの表示
⑬メモ機能
FXブロードネットTraderでは、以下の15種類の時間足に切り替えることができます。
1分足・5分足・10分足・15分足・20分足・30分足
1時間足・2時間足・4時間足・6時間足・8時間足・12時間足
日足・週足・月足
以下のように、現在表示している通貨ペア以外の通貨ペアを重ねて表示することができます。
相関性がある2つの通貨ペアを重ねて表示できる機能は、トレードにおいて非常に便利な機能です。
【ドル円チャートにユーロドルを重ねて表示】
チャート上で、ポジションを建てた価格位置にラインを表示できます。
まだ約定していない注文価格の位置にラインを表示できます。
チャート上に、過去の売買履歴を表示することができます。
チャート上の三角印が売買履歴で、右向きが新規で左向きが決済、緑色が買いでピンク色が売りとなります。
売買履歴の表示ができれば、自分のトレードを振り返って分析・検証するための材料にできます。
注文パネルを呼び出して、チャート上に表示することができます。
以上のように、FXブロードネットTraderのチャートは、見やすいだけではなく、ユニークな機能が備えられ充実していると判断できます。
次に、注文パネルの使い勝手をみていきましょう。
新規注文では、FXトレードに必要な注文のパターンは一通り揃っています。
①クイック
②クイックOCO
③指値・逆指値
④OCO
⑤IFD
⑥IFDO
クイック注文では、注文確認画面の省略を選択できるのは良いとしても、ワンクリックで発注することができないのがネックです。
はじめに「売買区分」欄で売りか買いのどちらかを選択してから、次に「注文」ボタンをクリックするという2段階の操作を行わなければなりません。
クイック注文というからには、レート表示の文字を直接ワンクリックして発注できるようにした方が使い勝手が良いでしょう。
特にスキャルピングを行うような場面で、ワンクリック発注ができないのは残念です。
なお、レートパネルからは、レートを直接クリックして注文ができる仕様となっています。
しかし、この場合は、その都度注文確認画面が表示されるため、やはり2段階の操作が必要となってしまいます。
注文パネルは、メイン画面から分離・独立させて表示させることができるので、チャート上に配置してトレードすることが可能です。
この場合、チャートの「注文ツールの表示」機能を使っても注文パネルをチャート上に配置することができます。
また、FXブロードネット以外の例えば、MT4チャート上に注文パネルを配置することも可能です。
ただし、注文パネルの最前面表示機能はないため、チャートをクリックすると裏に隠れてしまいます。
【注文パネルのMT4チャート上表示】
上図を見てわかるように、注文パネルのサイズが大き過ぎます。
これでは、チャートのローソク足が隠れてしまいます。
枠のサイズが変更できる仕様になっていないため、自分の好みの大きさに変えることはできません。
注文パネルは、もう少し小さいサイズの方が邪魔にならずに使いやすいでしょう。
なお、この他にトラッキングトレードの注文パネルが独立して用意されています。
以上のように、注文パネルについては使い勝手が良い点もありますが、クイック注文によるスキャルピングなど超短期売買にはあまり使いやすいとはいえないでしょう。
チャートの描画ツールでは、以下のものを表示することができます。
①三角形
②直線
③水平線
④垂直線
⑤トレンドライン・チャネルライン
⑥ギャン(ライン・ファン・グリッド)
⑦フィボナッチ
(ファン・リトレースメント・チャネル・アーク・エクスパンション・タイムゾーン・グリッド)
⑧メモ
主要な図形はほとんど揃っており、操作方法もそれ程難しくはありません。
描いたすべての図形を一度に削除するには、チャート上の図形にカーソルを合わせ、「右クリック-削除」の2段階で削除が可能です。
FXブロードネットの描画ツールは、使いやすく優れています。
下図は、チャートに備わっているインジケーターの一覧です。
①トレンド系
単純移動平均線をはじめ11種類
②オシレーター系
単純移動平均乖離率をはじめ15種類
③分析系
サポート&レジスタンスの1種類
合計27種類
インジケーターは、トレードに必要なものがほとんど揃っているといえます。
なお、各インジケーターのパラメーターは、数値の変更が可能です。
インジケーターの操作については、以下のようにします。
①表示
インジケーター一覧を呼び出し、希望するものをクリックすればチャート上に表示ができます。
②削除
チャート上のインジケーターにカーソルを合わせ、「右クリック-削除」の2段階で削除が可能です。
(なお、ブラウザ版はワンクリックで削除が可能)
このインジケーターの表示・削除機能は、使い勝手が良いと言えます。
また、③分析系のサポート&レジスタンスを選べば、サポレジラインの候補を自動的に表示してくれます。
【サポート・レジスタンスラインの自動表示】
チャートは、画面をスライドさせて過去の状況を表示させることができます。
限界までスライドさせて、表示ができる過去の時点・期間は次のようになりました。
①日足:3年10月間 (2016年5月から2020年2月現在まで)
②月足:24年8月間 (1995年7月から2020年2月現在まで)
チャートの縮小機能を利用して、月足チャートで1995年から2020年現在までの相場推移を以下のように一画面で見ることができました。
【月足チャート 1995年~2020年】
FXブロードネットのチャートは、豊富なデータ蓄積・表示能力があることが検証できました。
FXブロードネットのスマホ用アプリは、デモトレードでも利用できます。
ここでは、アンドロイド版を中心に説明します。
【アンドロイド版】
チャート画面は、ローソク足と平均足の2種類から足種を選択できます。
時間足の種類は、以下の15種類でPC用ダウンロード版と同じです。
1分足・5分足・10分足・15分足・20分足・30分足
1時間足・2時間足・4時間足・6時間足・8時間足・12時間足
日足・週足・月足
チャートのインジケーターは、次の12種類となっています。
①単純移動平均線
②指数平滑移動平均線
③一目均衡表
④ボリンジャーバンド
⑤GMMA(複合型移動平均線)
⑥DMI
⑦MACD
⑧RCI
⑨ストキャスティクス
⑩スローストキャスティクス
⑪RSI
⑫乖離率
なお、描画機能はありません。
また、注文機能では、以下の注文メニューが選択できます。
①クイック
②クイックOCO
③指値・逆指値
④OCO
⑤IFD
⑥IFDO
これだけの機能が備わっていれば、通常のトレードには十分でしょう。
操作も少し使えば慣れてきます。
パソコンやスマホなどトレード用ツールが異なる場合に、データのツール間同期がとれているか確認してみましょう。
PC用ダウンロード版、PC用ブラウザ版、スマホ用アプリの3ツールで、同時並行的にログインしてトレードを行うことができます。
ダウンロード版、ブラウザ版、スマホ版のどれかで建てたポジションを他のツールで決済することができます。
また、ポジション保有状況や口座残高は、すべてのツールで一致しデータの同期がとれています。
ただし、あるツールでポジションを決済した場合に、他のツールに反映されるのが少し遅れる場合があります。
ダウンロード版、ブラウザ版、スマホ版それぞれのチャートは別仕様となっています。
したがって、インジケーター設定などを他のツールに反映させることはできません。
FXブロードネットのPC用ツールでは、ダウンロード版のほかにブラウザ版があります。
【ブラウザ版メイン画面】
【ブラウザ版チャート】
ブラウザ版は、アプリのダウンロード・インストールが不要で、WEB上でそのまま使えるツールです。
上図を見てわかるとおり、非常にシンプルでわかりやすい設計になっているため、初心者の方に向いているでしょう。
これまで様々な視点からFXブロードネットのデモトレードを検証してきましたが、その結果を以下にまとめてみました。
検証項目 | 評点(★5点満点) | 備考 |
---|---|---|
画面・チャートの 見やすさ | ★★★ | 画面・チャートは見やすく設計されている |
注文方法の 使い勝手 | ★★ | クイック注文パネルでワンクリック発注ができない |
描画ツールの使い勝手 | ★★ | トレードに必要な図形描画機能が揃っている |
インジケーターの 使い勝手 | ★★ | チャートには27種類のインジケーターを装備 |
過去チャートの表示 | ★★★ | 豊富なデータ蓄積・表示能力がある |
モバイル・タブレットの使い勝手 | ★★ | 他社のスマホ版と比べ標準的 |
トレードの ツール間同期 | ★★ | PC用ダウンロード版、PC用ブラウザ版、スマホ用アプリのそれぞれから同時並行してログイン・トレードが可能 |
FXブロードネットの取引ツールは、全体的にバランスがとれており、目立つ欠点や穴がありません。
①初心者にもわかりやすく、②トレードに役立つユニークな機能が備わっているなど、非常に使いやすく有用なシステムといってよいでしょう。
②のユニークな機能には、以下のチャート表示機能やインジケーターがあります。
現在表示の通貨ペアに相関性がある他の通貨ペアを重ねて表示できる
ポジションを建てた価格位置にラインを表示できる
未約定注文の価格位置にラインを表示できる
過去の売買履歴を表示できる
サポートライン、レジスタンスラインの候補を自動表示できる
なお、FXブロードネットの原稿を書いている中で、取引ツール(特にチャート)が「外為オンライン」の仕様によく似ていることに気づきました。
上にあげたユニークな機能では、外為オンラインでもフォローしている機能がいくつもあります。
関心がある方は、比較【外為オンラインのデモ】初心者から上級者まで満足な理由!をご覧ください。
FXブロードネットの取引ツールは、全体的にバランスがとれており、分かりやすいので初心者におすすめです。
FXブロードネットの取引ツールに向いている人
FXブロードネットの取引ツールに向いていない人
三原怜
私は、以前地方自治体に勤めていましたが、退職してFXトレーダーに転向しました。トレード歴は、通算で約10年間になります。 トレーダーになった動機は、相場が人間心理の凝縮された生き物のように思え、その神秘的なベールを、テクニカル分析などの手法で読み解いていく面白さを知ったからです。 みなさんも自分なりの角度から、ぜひ相場に挑戦してみてください。
Blog
研究所でオススメの記事