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2021.05.14

【最重要】これで解決FXの経済指標12選!見方と影響を徹底解説!

この記事で学べること

  • 米、日、欧、英の代表的な経済指標とその見方
  • 各通貨の重要な経済指標
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この記事のライター 山口 遼平

プロトレーダーに師事を仰ぐ駆け出しトレーダー。当サイトでは、プロの成功体験から得たノウハウを『FXで勝つための心得』として発信している。

経済指標とはそもそもどういったものなのか、具体的にどういう指標があって、為替にどのように影響するのかご存知でしょうか。

本記事では4つの通貨(米ドル・円・ユーロ・ポンド)に関わる経済指標について解説します。

初心者の方でもわかりやすいように重要度を3段階で評価し、為替への影響度をpipsにて表しています。

重要な経済指標を理解することはFXにとってスタートラインです。経済指標によって為替が大きく動くことは多いので、1つ1つしっかり理解しましょう。

1.経済指標とは

経済指標1

経済指標とは、世界の国々が自国の経済状況を数値化して公表するデータになります。

投資家は経済指標のデータに基づいて投資判断をすることもありますので重要な指標です。例えばGDP(国内総生産)や金利、雇用状況等が該当します。

それでは経済指標の詳細についてみていきましょう。

1.1. 為替相場を動かす要因の一つ

経済指標は為替相場を動かす要因の一つになります。なぜなら世界中の投資家がこの指標をみてトレードしているからです。

経済指標を基に為替の動きを予想することをファンダメンタルズ分析といいます。

ちなみにFXは経済指標が悪ければ相場が下落する、良ければ上昇するという単純な動きではないので注意が必要です。

例えば、事前に悪い数値が出ると予想され本当に良くない結果が出れば、為替に影響がないこともあります。

1.2. 経済指標を構成する主要素

それでは具体的な経済指標を構成する5つの要素を紹介します。「金利」「景気」「雇用」「物価」「貿易」の5つです。

下記はそれぞれの概要と該当する経済指標を表にまとめたものになります。

経済指標の主要素概要代表的な指標
金利・金利は利子のこと
・金利が5%なら100万円その国に預ければ、1年後には105万円になる
・日銀金融政策決定会合
・FOMC(米国の金融政策)
景気・経済活動全般の流れ
・一般的に景気が良い国の為替は上昇。将来の見通しが明るいため
・GDP速報値
・ISM製造業景況指数(米国)
雇用・労働契約
・失業率も雇用に含まれる
・完全失業率、有効求人倍率
・米国雇用統計
物価・物やサービスの値段
・継続的な物価上昇はインフレ、下落はデフレという
・インフレ率
・消費者物価指数(米国)
貿易・外国と商品の売買を行うこと
・貿易によって輸出入された収支のことを貿易収支という
・貿易統計
・貿易収支(米国)
経済指標とは?

・経済指標は世界の国々が自国の経済状況を数値化したデータで、FX取引で為替の動きを予想するための重要なデータ。

2. 米ドルに影響を及ぼす重要な経済指標とその見方

経済指標2

本章以降では各通貨に影響を及ぼす重要な経済指標について紹介します。

基本的に先進国で発表される経済指標はその国だけでなく、他の国々にも影響はします。

特に米ドルで紹介する経済指標は、他の通貨にも影響があることは覚えておいてください。米国は経済の中心なので全世界に影響があります。

また各指標の文末に3段階で表した重要度も記載しました。3は最も重要で1はそれほど重要ではありません。

指標が公表されたことによる為替への影響度をpipsにて表していますが、一概にはいえませんので参考程度にしてください。

2.1. 米国雇用統計

米国雇用統計はFXに携わる全ての投資家が注目している経済指標です。

その見方は事前の予想と比較して、良い結果か悪い結果かどうかです。良ければ相場は上がりやすく、逆に悪い結果だと下がりやすい傾向にあります。

発表されるデータは約10個ほどとなり、実質的には景気の良し悪しを計るデータとなります。

米国雇用統計が発表されたときは、短期的に100pips前後大きく上下することが多々あります。

また発表された直後は何度も上下することがあり、相場を読みづらいです。一度上昇したからといってそのまま上昇するとは限らず注意が必要です。

事前の数値をしっかり確認した上で結果の公表を待つようにしましょう。

米ドルへの影響

重要度:3

相場への影響力:100pips前後動くことも多い

相場の傾向:事前の予想より良い結果が公表されれば相場は上がりやすい。逆に悪い結果だと下がりやすい。

2.2. FOMC(連邦公開市場委員会)

FOMCは大きい時で200pipsほど上下する重要な指標です。その見方は政策方針を変更するか否かに注目することです。変更がある場合は為替に大きな影響があります。

FOMCとは米国の金融政策に関わる指標です。

発表される内容としては今後の政策金利の方針です。政策金利とは中央銀行が一般の銀行に貸付を行う際の金利のことです。

金利の役割は景気をコントロールすることです。

景気が上昇傾向の時は金利を上げることで抑制し、落ち込みそうなときは金利を下げ景気を押し上げます。

例えば、2015年12月にはこれまで金利を低水準で維持する方針から、金利を上げる方針に変更しました。この時、FOMC前後ではドル円相場で約200pipsほど大きく上下しました。

米ドルへの影響

重要度:3

相場への影響力:大きい時で200pips

相場の傾向:金利が下がると景気が良くなる傾向があるので上昇しやすい。逆に金利が上がると相場は下がりやすい。

2.3. ISM製造業景況指数・ISMサービス業景況指数

ISM製造業景況指数とISMサービス業景況指数は景気の先行指標とされています。

先行指標とは将来の景気を表している指標のことです。

0〜100の間で表し50の場合は前月と同じ、50以上は景気が良くなっている、50以下の場合は景気が悪くなっていると判断します。

見方としては米国の指標の中で毎月一番初めに公表されるデータのため、良い数値が出ればその後の経済指標も良い数値が出るので為替も上昇しやすいと判断してください。

先行指標のため為替への影響も少なく、動いたとしても30pipsほどでしょう。

米ドルへの影響

重要度:2

相場への影響力:30pips程度

相場の傾向:指数の数字が50より大きいほど上昇しやすい。小さいほど下降しやすい。

3. 日本円に影響を及ぼす重要な経済指標とその見方

経済指標3

続いて日本円に影響を及ぼす重要な経済指標について解説します。

3.1.日銀金融政策決定会合

日銀金融政策決定会合とは米国でいうFOMCの役割と同じで、日本の金融政策の方針を発表します。

その見方も政策方針を変更するか否かがポイントです。大きな方針転換を行う際は為替に大きな影響があります。

方針転換があった際は100pips〜200pips、それ以外の場合は50pipsほど動くでしょう。前回より景気が良くなっている等の内容があれば相場は上昇しやすいです。

FOMC同様、年に8回開催されます。具体的な日時は日銀のHPに掲載してありますので、確認してみてください。

発表は12時頃になるので短期的な売買を目的とした場合は、その時間にトレードできる準備をしておきましょう。

日本円への影響

重要度:3

相場への影響力:平時50pips程度、大きな転換時は100-200pips。

相場の傾向:金利が下がると景気が良くなる傾向があるので上昇しやすい。逆に金利が上がると相場は下がりやすい。

3.2.日銀短観(全国企業短期経済観測調査)

日銀短観とは日本銀行が全国の経営者に対して景気の動向をアンケート形式にて調査した指標です。

先程紹介した日銀金融政策決定会合の際も日銀短観のデータを考慮しているので、金融政策を左右していることもあり見逃せない指標でしょう。

発表は年に4回で4月・7月・10月・12月です。

指標の見方としては、総合的に公表内容の数値が良くなっていれば為替も上昇しやすいでしょう。

日本円への影響

重要度:2

相場への影響力:50pips程度

相場の傾向:良い数値であれば上昇。悪ければ下降。

3.3.GDP速報値

GDP(国内総生産)とは国力を判断するための指標です。

GDPの発表は年に4回あり、細かく分類するとと速報値と改定値で別れているので8回公表されることになります。

速報値は予測で改定値が確定版と覚えましょう。

中でも速報値の方に投資家は注目します。

速報値は正確性に欠ける指標ではありますが、GDPはそもそも注目されている指標のため公表されるだけでも意味があります。

見方としては数値単体で見るよりは前年同月と比較します。前年同月と比較し良い数値が出れば、為替も上昇しやすいでしょう。20〜50pips動くことが多いです。

日本円への影響

重要度:3

相場への影響力:20-50pips程度

相場の傾向:速報値の結果が良ければ上昇。悪ければ下降。

4. ユーロに影響を及ぼす重要な経済指標とその見方

経済指標4

次はユーロに影響を及ぼす重要な経済指標です。ユーロもFXでは流通量が多い通貨のため重要な指標はみておく必要があります。

4.1.ECB理事会

ECB理事会とは米国でいうFOMC、日本でいう日銀金融政策決定会合と同じ役割です。その見方も同様に大きな変更があるかどうかです。

このような会議で公表されるデータに加え、各トップが発言する内容によって相場に大きな影響があります。

これらは口先介入といわれ、ポジティブな内容の場合は100pipsは上昇することがあります。ユーロとは関係ない通貨で取引している方もチェックしましょう。

ECB理事会では各国の中央銀行総裁が集まり、ユーロの経済活動を円滑にする具体的な方針を決定しています。

為替には50〜100pipsほどの影響度となります。事前予想と比較し良い公表内容が多ければ相場も上昇しやすいでしょう。

ユーロへの影響

重要度:3

相場への影響力:50-100pips

相場の傾向:事前予想より良い内容であれば上昇。悪ければ下降。

4.2.IFO企業景況感指数

IFO企業景況感指数とはドイツの景気動向を知る指標となります。

ユーロ圏の中でもドイツは20%程度を占めるGDPがあり、ドイツ1国の指標だとしてもユーロ圏全体に影響を与える指標です。

毎月公表される経済指標なので、随時ユーロの経済動向をチェックできる指標にもなります。

一般的にはIFOの数値が良ければ、ユーロ圏全体の景気動向も良くなるだろうという見方になり為替は上昇するでしょう。

また前月や前々月と比較し経済が上向きなのか下向きなのかも確認しましょう。ユーロの動向を毎月確認できる重要な指標です。

為替への影響度は10〜30pipsほどになります。

ユーロへの影響

重要度:2

相場への影響力:10-30pips程度

相場の傾向:前月や前々月と比較し上向きであれば上昇。下向きであれば下降。

4.3.ユーロ圏消費者物価指数(CPI)

ユーロ圏消費者物価指数ではユーロ圏の物価状況がわかります。上昇していればインフレ、下落していればデフレ傾向となります。

消費者物価指数が重要な理由は、ECBが金融政策を決める際に注目している指標だからです。

ECBは物価の安定化を目的にもしており、急激な物価上昇がある場合には金融引き締めを行い調整をします。

このように消費者物価指数の数値次第ではECBの結果を予測することもできるので、相場展開も読みやすくなります。

見方としては前月と前年同月にて比較し良い数値であれば上昇しやすいでしょう。為替には30pips程度影響します。

ヨーロッパ圏の通貨をトレードしている場合は覚えておきましょう。

ユーロへの影響

重要度:3

相場への影響力:30pips程度

相場の傾向:前月と前年同月と比較して良い数値であれば上昇。悪ければ下降。

5. ポンドに影響を及ぼす重要な経済指標とその見方

経済指標4

最後に、ポンドに影響を及ぼす重要な経済指標です。ポンドはイギリスの通貨で、ブレグジット以降、より注目されています。

※ブレグジットとは2020年1月31日にイギリスがEUから脱退した出来事のことをいいます。

5.1.BOE政策金利

BOE政策金利はユーロでいうECB理事会と同じです。 前回の内容よりも良い政策方針が発表されれば上昇しやすいでしょう。

為替への影響度は50pipsほどとなります。

注意点としてイギリスは各国と違う点があります。それは総裁の発言力です。

米国や日本、ユーロの場合は総裁が絶対的な発言権を持っており、基本的に総裁の意見が覆ることはありません。そのためマーケットにも大きな影響があります。

イギリスの場合は総裁の意見が会合で通らないことがあります。

その分、イギリスのジョンソン首相の発言は大きくニュースになることがあります。

ブレグジット以降、イギリスは良くも悪くもEUから独立しましたので首相の発言には注目が集まりやすくなっています。

ポンドへの影響

重要度:3

相場への影響力:前回の内容よりも良い政策方針が発表されれば上昇。悪ければ下降。

相場の傾向:50pips

5.2.小売売上高指数

小売売上高指数とは小売業やサービス業の売上高のデータとなっており、いわゆる個人消費を表しています。

そのため対GDP比で個人商品が多い国ではみておくべき指標となります。

最も個人消費が高い国は米国で、GDPの内70%を占めます。イギリスは60%なので割合としては高いです。ちなみに日本も60%なのでチェックしましょう。

小売売上高指数は毎月公表されます。

見方としては単純で、個人消費が増えれば景気状態も良く為替も上昇しやすいでしょう。前月比だけでなく、前年同月比までみるようにしましょう。

為替への影響度は30pipsほどになります。判断しやすい経済指標のため相場も読みやすいでしょう。

ポンドへの影響

重要度:2

相場への影響力:30pips

相場の傾向:個人消費が増えれば景気状態も良く為替も上昇

5.3.失業率

指標によっては世界の経済状況により重要度が変わるデータもあります。例えば失業率です。

失業率は雇用状況を把握し、そこから景況感を探るための指標です。

しかし景気が良いときにはあまり重要視されません。なぜなら変動がないからです。

失業率は完全に0になることはなく、ある一定数まで到達すると変化がなくなります。

そのため世界の景気が悪くなってきたときに注目される季節性の指標として捉えている投資家もいます。

トレードを行う際の世界の景気やその国の景気が悪くなりがちなときは失業率をチェックしてみましょう。

見方としては長期的な推移で確認し、上昇から下降に転換したときが経済の変わり目となり為替も下落しやすいです。

為替への影響度は10pipsほどになります。

ポンドへの影響

重要度:景気が良い時は1、景気が悪いときは3

相場への影響力:景気が良い時10pips、悪い時50pips

相場の傾向:失業率が上昇から下降に転換した時に為替も下がる。下降から上昇への転換時は上がる。

6. まとめ

経済指標6
  • ・まずは気になる経済指標から検索 まずは現在自分が運用している通貨ペアの経済指標から検索して、過去の推移をみてみましょう。
    数値データの概要がつかめ、次回経済指標が公表されたときにそれが良いのか悪いのか判断しやすくなります。
  • ・経済指標は他の国でも共通 また各通貨ごとに紹介した指標はその国だけで公表されている経済指標ではありません。
    ほとんど全ての国で公表されている指標になるので、ぜひ他の通貨でも調べてみてください。

FX会社によってはメルマガを登録することで重要な経済指標が発表された際に、メールでお知らせしてくれる会社もあるので、このような機能も活用してみてはいかがでしょうか。

この記事のライター

山口 遼平の写真

山口 遼平

プロトレーダーに師事。その成功までの努力と労力の多さを知り『FXは楽して勝てない』ことを痛感。 当サイトでは、FXで勝つための心得を発信している。努力をすればFXで必ず勝てる。

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