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2021.07.02 2021.04.18

FXの未来を分析しよう!為替の値動きを予想するための3つの特徴【FX実践③】

この記事で学べること

  • 息をするかのように為替の値動きに慣れる方法
  • 「時間軸」、「取引時間帯」、「通貨ペア」の為替の値動き
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この記事のライター 山口 遼平

プロトレーダーに師事を仰ぐ兼業トレーダー。当サイトでは、プロの成功体験から得たノウハウを『FXで勝つための心得』として発信している。

デモトレードの注文方法(FX 実践②)が理解できたら、実際のトレードに触れていきましょう。
しかし、適当にトレードするより、何か目的を持ってトレードする方が有益です。

今回の目的は為替の値動きに慣れることです。
これは、人間が生きるために自然と息をしていることと同じ感覚で、FXの世界では為替の値動きの感覚を掴むことが自然とできなければなりません。

為替の値動きに慣れる手段はここまで学んできた「時間軸」、「取引時間帯」、「通貨ペア」の三つです。

これらを実際のトレードで触れるながら感覚を身につけていきます。

本記事では、FXトレードをする上で必要な「時間軸」、「取引時間帯」、「通貨ペア」の値動きに慣れる方法を解説しています。

また本記事で使っているチャート画面は、当サイトおすすめのGMOクリック証券の取引ツールを使っています。

無料で使用することができるため、実際に使いながらデモトレードするとわかりやすくなりおすすめです。下記リンクからダウンロードしてみてください。

1. 時間足を試そう

実践③-1

時間足で慣れる感覚は以下の2つです。

・見る時間足ごとに値動き・値幅が違うこと
・大きな時間足の中に小さな時間足のパターンがあること

それではそれぞれ解説していきます。

1.1. 時間足ごとロウソク足値動きを確認しよう

FXには多くの時間足が存在し、それぞれ値動き・値幅が異なります。

例えば、1分足の中で動く値幅は、一般的に1〜10pips程度、一時間足なら10〜100pips程度など、各時間足のロウソク足1本の動く値幅はおおよそ決まっています。

実際のロウソク足を比較してみましょう。

長さが同じようでも時間足によって、ロウソク足の値幅が違う ことがわかります。

いろいろな時間足を試し、時間足ごとのロウソク足の値動きに慣れていきましょう。

1.2. 1時間足の中に隠れている1分足チャートを確認しよう

まずは、下の1時間足をご覧ください。

当然ですが、1時間足表示だと1時間の値動きの結果しかわかりません。今回の例だとこの1時間で動いた値動きは15pipsですね。

しかし、1時間は60分で構成されています。つまり、1時間足の中には60本の1分足が存在し、チャートを形成しています。では、この1時間足の中身を1分足にしてみてみましょう。

1時間では一本の棒ですが、時間足を切り替えただけでチャートパターンが表れます。

このように時間足の長さを切り替えることで、同じ時間でもチャートパターンの動きが違うことに気づくことができます。

時間足は1つしか見てはいけないという制限はありません。事実として多くのトレーダーは複数の時間足を組み合わせてトレードをしています。デモトレードの時点で色々な時間足を試して、自分に合った組み合わせを見つけましょう。

時間足を試そうのまとめ

・時間足によってロウソク足の値幅が違う。例:1分足 = 1〜10pips、1時間足 = 10〜100pips

・大きな時間足のロウソク足の中に、小さな時間足でチャートパターンを形成している場合がある。

2. 値動きが活発な取引時間帯を試そう

実践③-2

値動きな活発な時間帯にトレードする、つまりトレンドにうまく乗ることは、FXで効率的に利益をあげるための鍵です。

トレンドが発生しやすい3つの時間帯は以下の通りです。

1. 8時 – 9時55分:東京市場の中値確定まで
2. 17時 – 19時(夏季16時 – 18時):ロンドン市場の昼休みまで
3. 21時 – 1時 (夏季 20時 – 0時):ロンドンフィックスまで

それぞれ世界三大市場の一番値動きが活発化する時間帯でしたね。(リンク)

ここでの為替の動きに慣れるポイントは、意図的に活発な時間帯を試すことで、それ以外の時間帯との違いを体感することです。

言葉だけだとわかりにくいので実際のチャート画面で確認します。

下のチャートは、ある4日間の米ドル/円の動きを1時間分足で表示したもので、四角で囲っている部分は、ニューヨーク市場のトレンドが発生しやすい21時のロウソク足です。

ご覧の通り、この時間帯の時間足が長いことが見て取れるはずです。このようなトレンドが発生しやすい時間帯をピンポイントで狙っていけば、より効率的に利益をあげらることはイメージしていただけたかと思います。

トレンドの始まりと終わりの判断が難しいですが、途中からでもトレンドに乗ることができれば、それなりの利益を見込めることは想像に難しくないと思います。

魚の群れがいるところで釣りをすれば釣りやすいように、FXも値動きが大きい(トレンド)時間帯にトレードをすれば利益をあげやすい投資です。デモトレードの時点でトレンド相場とレンジ相場違いを身をもって体験するだけでなく、意図的にトレンド相場を狙ったトレードができるようにしていきましょう。

またこの三つの時間帯以外にも、雇用統計などの主要な経済指標が発表される時間帯には大きな値動きがあります。これらの時間帯もデモトレードで体験しておきましょう。

値動きが活発な取引時間帯を試そうのまとめ

・トレンド相場が発生しやすい下記の時間帯をピンポイントで狙うことで、効率的に利益をあげましょう。

1. 8時 – 9時55分:東京市場の中値確定まで

2. 17時 – 19時(夏季16時 – 18時):ロンドン市場の昼休みまで

3. 21時 – 1時 (夏季 20時 – 0時):ロンドンフィックスまで

3.  複数の通貨ペアを試そう

実践③-3

初心者は基本米ドル/円からはじめることをおすすめします。しかし、デモトレードは損失する恐れもないため、この機会に他の通貨ペアにも触れておくことを推奨します。

なぜなら、米ドル/円と他通貨ペアの違いを理解すること、一部の通貨間には連動性があることを理解しておくべきだからです。

将来的に他の通貨ペアに挑戦するときに必ず役立つので、デモトレードのタイミングで触れておきましょう。

見るべきポイントは下記の3点です。

1. スプレッドの違い
2. クロス円を構成する2つの通貨ペアの連動性
3. 通貨ペアごとのトレンド発生タイミングの違い

3.1. スプレッドの違いを見てみよう

スプレッドの広さは通貨ペアによって異なります。これまで推奨してきた米ドル/円のスプレッドは一番スプレッドが狭い(安い)通貨ペアです。なぜかというと、取引量、市場参加者が多く、薄利多売でもFX会社は利益をあげられるからです。

しかし、他の通貨ペア、特に取引量の少ない通貨ペアの手数料はかなり割高に設定されています。理由は、取引量が少なく市場参加者が少ないからです。

スプレッドの場合は実際にトレードしなくても、注文画面に表示されるスプレッド価格を比較するだけで理解できるでしょう。しかし、実際にトレードしてスプレッドが広いとこれだけ損失してしまうという感覚は、ぜひデモトレードのうちに体験しておきましょう。

3.2. クロス円の値動き連動性とそのリスクを確認しよう

ここで言うクロス円は、ドルストレート以外の通貨ペアも含みます。これらの通貨がドルストレートとは違う値動きをする点に注目しましょう。

まずは、米ドルを介さない通貨ペアの仕組みをおさらいです。例えばユーロ/円、通貨間のやりとりは「ユーロを米ドルにして、その米ドルを円に」という仕組みでしたね

一度米ドルを経由している関係から、必然的にユーロ/米ドルと米ドル/円の二つの通貨ペアの為替レートを意識しなければなりません。つまり、ユーロ/円のチャートを見るだけでは不十分なのです。

そして、もう一つ確認していただきたいポイントは、ドルストレート以外の値動きが激しいということです。なぜなら、二つの通貨ペアの動きが関わるため大雑把に言ってしまえば、二つの通貨ペアの足し算した結果が為替に影響するからです。

下の絵をご覧ください。ユーロ/米ドル、米ドル/円、ユーロ/円の三つの通貨ペアを同じ1時間足で縦に並べました。ここで注目していただきたいのが、ユーロ/円が動いたタイミングのロウソク足の値動きが他2つの通貨ペアとリンクしているところです。

ユーロ/米ドル、米ドル/円が同じ方向に動いたタイミングで、ユーロ/円も連動して同じ動きを見せていますね。

もっとわかりやすく絵にしてみました。

このようにクロス円となると値動きの足し算が発生してしまいます。米ドルが絡まないだけで、大きく利益をあげる可能性があると同時に、大損失のリスクが潜んでいることは理解して頂けたかと思います。米ドル/円が安定し、クロス円などのドルストレート以外が不安定と言われる所以はここから来ています。

基本的に初心者は米ドル/円でトレードで進めるべきですが、デモトレードの段階でクロス円に触れその値動き(仕組み)に慣れておくこともとても重要です。

3.3. 通貨ペアのトレンド発生タイミングの違いを確認しよう

最後に通貨ペアに関して確認すべきポイントは、通貨ペアによってトレンドの発生タイミングが違うことです。

論より証拠、実際のチャート画面で同時間帯の通貨ペアを確認してみましょう。

今回は、同じ30分足のユーロ/米ドルとポンド/米ドルを比較しています。どちらかというと連動性の高そうな通貨ペア同士ですが、下のチャートのように、トレンド相場の発生タイミングが全く異なることがわかります。

このように同じ時間帯でも通貨ペアによってトレンドの発生タイミングが違うことがあることは、デモトレードの段階で確認しておきましょう。

何度も言いますが、初心者は基本米ドル/円から始めるべきです。ただし、他の通貨もその後トレードで必要になるため、デモトレード中に他の通貨ペアを試すことは決して無駄になりません。

通貨ペアを試そうのまとめ

・通貨ペアごとのスプレッドの違いを試そう。

・クロス円を形成する2つの通貨ペアの連動性を確認し、そのメリットとリスクを理解しよう。

・通貨ペアによってトレンドの発生タイミングが違うことを確認しよう。

4.  まとめ

実践③-4
  • – 為替の動きは投資家の集団心理を具現化したもの。 時間足ごとの値動きの違いと大きな時間足のロウソク足の中には小さな時間足のチャートが隠れている。
  • – 為替の動きが活発になる取引時間帯を試して、トレンド相場とレンジ相場の違いを確認しよう。 トレンド相場が発生しやすい下記の時間帯をピンポイントで狙うことで、効率的に利益をあげる。
  • – 複数の通貨ペアを試してそれぞれ違いを確認しよう。 1. スプレッドの違い
    取引量の多い通貨のスプレッドは狭く、少ない通貨は広い
    2. クロス円を構成する2つの通貨ペアの連動性
    ドルストレートは1つの通貨ペアチャートで完結するのに対し、クロス円は2つの通貨ペアのチャートをみなければならない。2つの通貨ペアの値動きの足し算であるためリスクも大きい。
    3. 通貨ペアごとのトレンド発生タイミングの違い
    1つの通貨ペアがレンジ相場でも、別の通貨ペアでトレンド相場が発生していることがある。

為替の値動きの慣れ方を学んだら、次はFXトレードの最重要事項と言っても過言ではない「トレード記録」です。

ここまで積み上げてきた知識に加え、このトレード記録を真面目に取ることができればあなたがFXで成功する確率はグンっと跳ね上がります。
具体的なトレード記録の使い方を解説していますので、ぜひトレード記録に慣れて使えこなせるようになりましょう。

『デモトレードで学ぶシリーズ』は全4記事で構成されています。まとめて読みたい方はこちらからご覧ください。

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山口 遼平

プロトレーダーに師事。その成功までの努力と労力の多さを知り『FXは楽して勝てない』ことを痛感。 当サイトでは、FXで勝つための心得を発信している。努力をすればFXで必ず勝てる。

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