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2021.07.22 2021.06.22

パート専業主婦はFXでいくら稼げばお得?覚えるべき税金・確定申告対策

この記事で学べること

  • FXではいくら稼いだら確定申告が必要になるの?
  • 103万円の壁、130万円の壁はFXにも適用される?
  • 控除と節税しながらお得に稼ぐ方法!
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この記事のライター 石川 一行

FX歴2年、今は育児に追われる兼業トレーダー。本業があるため大きな投資は行っていないものの、月間は安定した成績をマーク。

年間xxx万円稼ぐ!」「一日で数十万の利益!

FXについて調べているとこんな文言をよく見ます。しかし、収入に対して税金はつきもの…ひょっとしたら扶養から外れて来年の税金大丈夫かな? なんて心配になった方も多いのではないのでしょうか。

今回は「いくら稼いだら課税されるの?」「103万円、130万円の壁って超えたらどうなるの?」という疑問を解消していきます。
ぜひご覧ください。

1. FXとは?

主婦パート税金1

FXとは、Foreign Exchangeの略で、日本語では外国為替と言います。

外国為替取引ではA国の通貨でB国の通貨を買い、値上がりしたら、もしくは値下がりしたら売るという「為替差益」を追求していく資産運用方法です。

FXの最大の魅力はそのレバレッジで、用意した資金である「証拠金」の最大25倍を運用することができる点です。
自分で要した資金以上の運用が出来るため、リスクは証拠金のみで大きなリターンを期待できるのはFXならではの魅力と言えるでしょう。

今回はそんなFXで出した利益がどの程度税金で引かれるか、社会保険料はいくら稼いだら支払わなくてはいけないかについてお話していきます。

2. パート・専業主婦の確定申告

主婦パート税金2

まずは、お金を稼ぐと誰もが直面する確定申告について、主婦がFXで利益をあげた時にどうなるのかみていきましょう。

2.1. 確定申告とは?

確定申告とは主に「所得税を確定させるための自己申告」のことを指します。

毎年1月1日から12月31日の間に稼いだお金について所得税を計算し、翌年の2月16日から3月15日の間に税務署に報告・納税を行うという仕組みのことをいいます。

もし行わなかった場合は脱税とみなされてしまい、ペナルティを課せられることとなります。必ず行うようにしましょう。

2.2. 主婦はいくら稼ぐと確定申告が必要?

結論からいうと年間48万円からです。給与所得者の場合は年間20万円となります。

FXの場合は、「先物取引のかかる雑所得」に区分され、税率は15%所得税、5%住民税、それと復興特別所得税0.315%の合計20.315%が税率となります。
FX会社公式でも下記のように解説されています。

2013年1月1日から向こう25年間に渡り、所得税額に対し2.1%の「復興特別所得税」が課されることになりました。したがって同期間の税率は「一律20.315%」(所得税15%+復興特別所得税0.315%(15%×2.1%)+住民税5%)となります。

こちらは稼いだ額にかかわらず一定の金額を支払うことになるので(利益-控除額)のうち2割程度は税金で引かれることとなります。
利益が出たら確定申告、(利益-控除額)の2割は税金で引かれると覚えておきましょう。

2.3. 専業主婦の税金シミュレーション

パートのあり、パートなしで、確定申告のあり、なしが変わってきます。また控除額もそれぞれ変わってくるので覚えておきましょう。

収入と所得という言葉が出てきます。似ている言葉ですが、意味合いが異なりますので注意しましょう。

収入は稼いだお金のことを言います。
たとえば時給1000円で月に100時間働いたら10万円の収入となります。

所得は収入から控除を引いた額となります。
10万円の収入の場合、月々仮に2万円の控除がありますとなったとき、8万円の所得というような意味になります。

税制上の言葉の意味が変わってきますので、文章を読む際には注意してみてください。

2.3.1. パートなしの場合

FX収入が年間48万円以下の利益であれば確定申告は不要です。

収入が控除額以下となるため、実質「所得がない」と見なされるため所得税に関わるお金がない、つまり確定申告も不要となります。
しかしこれは所得税の場合のみで住民税はまた違うため、市役所へ申告しに行かなくてはいけません。

2.3.2. パートありの場合

①パート収入が55万円以下、かつFX収入が年間48万円以下であれば確定申告は不要

パート収入55万円以下というのがポイントになってきます。

給料にも所得控除が存在し、55万円の枠があります。なので55万以下の給与収入については控除額と相殺し「所得がない」と見なされるということです。

55万円の給与所得控除、48万円以下の所得控除を合わせて確定申告が不要になるという仕組みです。

②パート収入が55万円以上、かつFX収入が年間20万以下であれば確定申告が不用

こちらはパート収入55万円以上になると、FX収入が副業扱いになり控除上限が引き下げられるというのがポイントです。

パート収入が55万円以上になると給与所得控除額をオーバーしたことになり、給与所得があるとみなされます。しかし給与収入の場合は勤め先が源泉徴収を行っていれば、すでに税務署に申告されています。

ただし給与収入があるとみなされると、今度はFX収入の雑所得の控除上限額が引き下げられるため、FX収入が20万円を超えてしまうと確定申告が必要になってしまう、という仕組みになります。

2.4. 住民税に要注意!

住民税は住んでいる地域によって異なります。
都道府県ごとに課せられる税、市町村ごとに課せられる税があり、細かい金額が違ってきます。

住民税の金額や、納税の必要かどうかなど、ご自身が住んでらっしゃる地域の市役所に問い合わせればすぐに答えてくれますので、気になる方は聞いてみるとよいでしょう。

主婦の確定申告発生ライン

確定申告は所得税の納税に必要な仕組みです。

所得税は①パートなしであれば48万円 ②パートありならパート収入55万以下FX収入48万以下 ③パート収入55万以上ならFX20万以下の3点を理解しましょう。

また住民税は所得税とは別の計算となり、確定申告を行わない場合は市区町村に申告が必要であることを覚えておきましょう。

3. パート・専業主婦の扶養について

主婦パート税金3

ここでは一般的に言われている103万円の壁、130万円の壁について詳しく解説するとともに、FXでお得に稼げるラインの解説も行います。

3.1. 税法上の扶養【103万円の壁】

パートをしていなかった場合、年間48万円の収入で扶養から外れます。
パートをしている場合、年間103万円の収入で扶養から外れます。

所得税の課税計算のお話ですが、基本的にお金を稼ぐと課税される仕組みになっています。
ただし、「控除」という仕組みがあり、一定額以下の収入は「なかったもの」とされ、課税額に含まれません。

パートをしていない場合は基礎控除である48万円が設定されています。ですから、48万円を超えると課税されるという仕組みですね。
パートをしている場合は給与所得控除55万円と、基礎控除48万円があるため、103万円を超えると課税されてしまいます。

103万円を超えてしまっていても全額課税となるわけではなく、段階的に課税される仕組みなっています。
おおよそ年間201万円程度の収入までは段階的に控除されますので、103万円を超えてしまっても控除があることは覚えておきましょう。

3.2. 社会保険上の扶養【130万円の壁】

130万円を超えると社会保険料が発生します。

社会保険料と言うのは、国民年金保険料と健康保険料についてを指します。
基本的に会社員の妻である場合は、社会保険についても夫の扶養に入っている場合が多いです。

しかし年収にして130万円を超えてしまうと、フリーランスや自営業と同じ扱いになってしまいます。
これについては国民年金が月16610円、健康保険については各家庭の状況(世帯数や年齢によって介護保険の有無など)によっても違うので、各自治体へ問い合わせが必要です。

3.3. 主婦がお得に稼げるライン

主婦が税金を考慮してお得に稼げるラインについて解説しますが、住民税は計算が非常に煩雑なことや、地域差があるのであまりあてにならないので今回はあまり考えないようにします。

3.3.1 【年間48万円以下】パートなしのパターン

確定申告の必要がありませんから税制上の課税もなく、また社会保険上の扶養からも外れないため今まで通り生活をすることが出来ます。

年間48万円以下ですから、月にすると4万円程度の収入となります。
あくまで専業主婦で他に収入のない人の副業程度ということになります。

3.3.2. 【103万円以下】パート55万円ラインを意識、FX収入は48万円or20万円以下

パートをしている場合、年間55万円以下なのか年間55万以上なのかでFXの課税にかかる収入は変わるお話でした。

このパターンの場合は確定申告が不要のため、所得税課税がなく、社会保険上も扶養でいられるので、今までの生活が変わるということはありません。

3.3.3. 【103万円~130万円】税金は払いながら、社会保険上は扶養のパターン

所得税上は扶養から外れてしまうので、控除は受けられなくなります。

しかし一番の家計の負担である社会保険上はまだ扶養でいられるため、負担は大きくなりますがまだメリットはある状態です。

しかし、このラインを狙ってFXで稼ぐのはオススメできません。社会保険上の扶養から抜けないためにこのラインで今年はやめておこう、という扱いが良いです。

3.3.4. 【130万円以上】夫の扶養からは完全に抜けるパターン

課税対象となり、さらに社会保険料の納付も求められる負担が一番大きいパターンです。
ですが、稼げば稼ぐほど世帯収入は上がることとなり、課税や社会保険料の負担を理解していれば複利運用していくことも十分可能になります。このラインを超えて保険料なども加味すると200万円以上稼げればプラスになります。

扶養がなくなるので夫の所得も減ってしまいますが、複利運用していくことで妻の所得が上がるためここからが「稼ぐステップ」と言えますね。

結論!主婦がお得に稼げるライン!

税法上の扶養、社会保険上の扶養で扱いが違うという点に注意しましょう。

パートなしであれば年間48万円以下、パートありであれば103万円以下のラインであれば負担なしで続けることが出来ます。

逆に大きく稼ぎたい場合は200万円以上稼ぎ、税金や保険料を支払ったうえで手元にも大きく残るようにしましょう。

4. パート・専業主婦の節税対策

主婦パート税金4

上で書いたラインを収入が突破してしまったときでも、焦らずにまずは節税を考えてみてくださいね。

色々と利用できる仕組みがあり、総収入から引いて計算されるため収入だけでは扶養を少し外れてしまっていても、経費や損益通算をすることで扶養に戻る可能性もあります。
ぜひ技術のうちの一つとして覚えておきましょう。

4.1. 経費をうまく使おう

確定申告をする際に経費を計上することが出来ます。経費とは実際に収入を得る際に使ったお金のことを言います。
FXにおける主な経費とは書籍代、セミナー代、セミナーへの交通費、電気代、通信費、その他にもPCやPC周りのアクセサリー(椅子や、デスクなどです)なんかも経費計上することが出来る場合があります。

「出来る場合がある」というのは、FXはまだまだ日本ではメジャーな投資ではなく、一概にここからここまでが経費と線引きがされておらず、担当者次第という側面もあるからです。

しかし書籍やセミナー代、通信費などは経費として見なされやすいので、確定申告を行う際には領収書などをとっておき、しっかり経費計上しましょう。

4.2. 「損益通算」を使う

損益通算は確定申告を行う際に「過去三年間の損益を通算することが出来る」という制度を利用しましょう。

たとえば1年目は10万円マイナス、2年目は2万円マイナス、3年目で30万円プラスが出た場合、通算すると18万円のプラスになるため、課税対象にはなりませんと言う仕組みです。
しかし、4年目にプラスとなった場合、過去三年間という縛りがあるため、1年目が繰り上がって2万円マイナスの年からとなるため課税対象となってしまいます。

まずは課税対象となるラインを知ることからとはなりますが、上手く損益通算を使うためにも確定申告を行っておきましょう。

4.3. ワザと負ける・トレードしない

年末付近ではワザと負けたり、トレードを行わないなどと言った対策も有効です。

確定申告の対象期間は1/1~12/31なので、年末付近で扶養内かどうかを把握できていればわざと負けて損をしたり、ぎりぎり超えていなければトレードを控えるということも有効です。

また、利益を確定しなければ課税対象にはならないので、あえて決済しない(ポジションを持ったまま年を越す)というやり方もあります。
こちらも自身の収入や課税有無のラインなど熟知している必要がありますが、翌年の税金などを考えるとしっかりと対策しておきたいところですね。

主婦の節税対策まとめ

大きく稼いでしまい、課税ラインや社会保険の払い込みのラインを超えてしまっても、経費計上や損益通算を行うことで対象から外れる可能性があります。

収入をコントロールできれば一番良いですが、あらかじめ仕組みを知っておくことで慌てるような事態を回避することが出来ますので、準備しておくようにしましょう。

5. パート・専業主婦のFXの取り組み方3STEP

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税金対策も大事ですが、一番大事なのが安定的に稼げるようになることです。ここからは、主婦でもできる稼げるようになるための勉強法・FXとの向き合い方を3STEPでご紹介します。

5.1. 【STEP①】FX基本を学ぶ

FXの基本はまずはFX会社の口座を使ってみることFXトレーダーの使っている専門用語を理解すること、そしてチャートを読むことの三点です。

FX会社の口座については深くは知る必要はありませんが、注文方法もただの売り買いだけではなく、またFX会社ごとに独特の言い回しがある場合もあります。
各注文方法はしっかり理解してメリットデメリットを抑えるようにしましょう。

専門用語とチャートに関しては、FXトレーダーのすべてが詰まっていると言っても過言ではありません。
特に専門用語がわからなければ自分が分からないことも調べられませんし、チャートを読めなければ次の展開の予想もできません。しっかりと頭に詰め込んで反復しましょう。

5.2. 【STEP②】デモトレードで試す

STEP①はそこそこに、早くやってみたいという気持ちからデモトレードに移っても問題ありません。
デモトレードは実際のお金ではなくて、バーチャル取引ですからいくらでも失敗することができます。しかし相場の動き自体は本物なので、今まで学習したことを実際にやってみるのが良いです。

このデモトレードで資金を増やすことが出来たら次の段階へ進んでいきましょう。

5.3. 【STEP③】少額から本番に挑む

デモトレードで実績が出来たら、まずはほんの少額から本番に挑んでみてください。
デモトレードと本番では自分の気の持ちようが全く違うことに気づけるはずです。今まで勝ててたものが勝てず、思った通りの方向に相場が行かずというような状態になるはずです。

実際のお金がかかると精神的なストレスが今までの比ではなくなります。
このストレスがあるため、始めから高額でスタートしてしまうとずるずると資金を溶かしてしまう恐れがあり、少額で始めることをオススメしています。

少額から始め、だんだんと勝てるようになってから更に資金投入をしても決して遅くはありません。相場は24時間動いているので、焦らずに取り組んでいきましょう。

パート・専業主婦のFXへの取り組み方まとめ

資金を失ってしまう前に、しっかりと相場に向き合う準備をしましょう。

座学、デモトレード、少額トレード、すべてに意味があります。ラッキーで勝てることはありますが、アンラッキーを引いた時の対処法がわからないと結局資金を失ってしまうことになります。

ぜひステップを踏んでトライするようにしましょう。

当サイトでは『主婦が10万円を稼ぐまでの道のり』をまとめています。具体的な主婦の稼ぎ方を知りたい方は、下記リンクより参考にしていください。

6. 主婦におすすめのFX会社『GMOクリック証券』

主婦パート税金6

GMOクリック証券はツールがシンプルで使いやすいスプレッド(取引手数料)が安いといった理由で初心者主婦にオススメのFX会社です。
特にツールはスマホでも使いやすく、家事や育児の片手間にトレードなんてこともでき主婦におすすめのFX会社です。

また、段々と取引に慣れてきたらFXだけでなくCFDや先物にチャレンジすることが出来るのも良いポイントですね。ゴールドやシルバー、オイルなど、いわば投資の代名詞と言われる商品にも気軽に手を出せるので、慣れてきたら挑戦してみましょう。

7. まとめ

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  • 主婦でもFXで収益をあげると確定申告が必要になる。 パートなどの給与所得がある人は20万円。専業主婦で給与所得がない人は48万円。
  • 主婦がFXでお得に稼げるライン 副業・お小遣いのお得ライン:FX収入は48万円以下に抑える。パートしているならパート収入と合わせて103万円を超えないようにする。
    ガッツリ稼ぐ場合のお得ライン:FX収入が200万円以上を目安にする。税金を考慮してもプラスになる。

税制上のライン、社会保険料のラインについて、収入が増えるにしたがって負担も増していくということがわかったかと思います。

特に130万円の壁は夫の扶養から外れることや、前年度の税金、翌年の社会保険料の支払いが発生するなど、大きな負担を抱えることとなります。
翌年も同じだけ稼げるのであれば問題ありませんが、FXは相場次第ということもあるので不安になりますよね。

130万円を少し超えてしまった程度であれば節税対策を行って翌年に負担を持ち越さないようにしましょう。経費計上や損益通算の制度をうまく利用してみてくださいね。

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