IFD注文・OCO注文・IFO注文の違いを徹底解剖!活用法も伝授!

この記事で学べること

  • IFD注文・OCO注文・IFO注文の仕組みと違い
  • それぞれの有効な活用方法
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この記事のライター 山口 遼平

プロトレーダーに師事を仰ぐ駆け出しトレーダー。当サイトでは、プロの成功体験から得たノウハウを『FXで勝つための心得』として発信している。

IFD注文(イフダン)・OCO注文(オーシーオー)・IFO注文(アイエフオー)は似たような単語が並んでおり、また意味もよくわからないのでこれまで遠ざけてきた注文方法ではありませんか

本記事を読むことでこれらの注文方法が理解できなおかつ、使ってみたくなるでしょう。

実際のチャート画面を用いて解説しているので、自分ごととして捉えやすくなっています。

またそれぞれの注文方法をどのように有効活用するのかも記載してあります。様々な注文方法を駆使し、少しでも勝率を高めましょう。

1. IFD注文、OCO注文、IFO注文の違い

注文方法1

本章ではIFD注文・OCO注文・IFO注文のおおまかな違いについて紹介します。詳しい内容については次章以降で解説していきます。

共通点としては、指値と逆指値を組み合わせた注文方法ということです。そしてこれら3つの注文方法はずっと相場を見ていられない人にとっては効果的な注文方法になります。

違いについては注文を出す状況が違います。

【IFD注文】保有している通貨ペアがないとき、つまり新規注文時に使えます。
【OCO注文】保有している通貨ペアがあるとき、つまり決済時に使用可能です。
【IFO注文】IFD注文とOCO注文を合わせた注文になるので、新規注文と決済時の両方を満たすことになります。

ここの基本事項さえ抑えていれば、混乱することはないです。それではそれぞれの注文方法の仕組みと特徴について次章よりみていきましょう。

2. 【IFD注文】新規と決済をまとめて注文

注文方法2

まずはIFD注文から解説します。

2.1. IFD注文の仕組み

IFD注文(イフダン)は新規と決済をまとめてする注文手法です。事前に指定した価格になったら新規の注文を発行し、事前に指定した価格になったら決済をする注文となります。

指値注文は指定した価格になったら決済をする仕組みですが、IFD注文は新規で注文を出すときにも指値注文を使うイメージです。

例えば1ドル=100円になったら買いの注文を入れ、1ドル=101円になったら決済をするという注文になります。

下記のチャートで実際にみてみましょう。

注文方法挿入絵1

丸で囲った20時30分のときにIFD注文を出す例です。110.50円になったら買い、110.70円になったら決済というような注文がIFD注文では出せます。

このように相場に明確なトレンドが出てきそうなときに使えるのがIFD注文です。上昇相場なら買いのIFD、下降相場なら売りのIFD注文です。

2.2. IFD注文を有効活用できるシチュエーション例

それでは実際にIFD注文が有効活用できるシチュエーション例をみていきましょう。こちらもチャートを使いながら解説していきます。

先ほどのチャートをもう一度下記に載せます。この日は米国の雇用統計が23時に発表される際のドル円チャートとなっております。

注文方法挿入絵2

重要な経済指標が発表されるときは、その時間帯の前後で相場が大きく動く傾向にあります。そして経済指標の結果内容によっては、短期的に上昇し続けるもしくはその逆のトレンドも発生しやすいです。

そこで事前に米国の状況を調査しつつ、どのような結果が出て相場がどう動くか予想できたときは、IFD注文を出します。

トレンドが発生する際はチャートのように、ある価格帯を超えたら急激に上昇するような相場展開になることが多いです。

そのため自分でどこのラインを超えたら急激に上昇するのかと、どこまで上昇するのかも予想する必要があります。

IFD注文の良い点は仮に自分の予想と違う相場展開になったら注文が成立しないのでリスクを下げて新規注文を出せることです。

上記の例では110.50円になったら買いの注文を出すというIFD注文でしたので、事前の相場予想がはずれ下落していくようなトレンドなら、注文が出されないので損失もなくなります。

このように自分が予測した相場展開になりそうなときにIFD注文を活用しましょう。

IFD注文のまとめ

・IFD注文とは新規の注文と決済の注文を同時に出す注文方法

・経済指標等で相場に動きが出る状況かつ、自分の相場予想が当たりそうなときに活用する

3. 【OCO注文】二つの指値注文を同時に注文

注文方法3

次にOCO注文について紹介します。

3.1. OCO注文の仕組み

OCO注文(オーシーオー)とは2つの指値注文を同時にする注文手法です。保有している通貨ペアがあるときに使えます。

2つの指値注文とは、指値注文と逆指値注文です。逆指値注文とは指値注文の損切りパターンです。

つまりある価格になったら損切りで確定する注文を出す手法を逆指値注文といいます。

まとめるとOCO注文とは、指定した価格になったら利益確定の注文と指定した価格になったら損切り確定の注文を同時にだすことです。

下記チャートを使ってOCO注文をみてみましょう。

注文方法挿入絵3

仮に109.50円で保有していたとき、OCO注文では109.800円で指値注文・109.40円で逆指値注文を出すことできます。

そして109.80円で決済が確定した時点で逆指値で出した109.40円の注文は自動的にキャンセルされます。

OCO注文は片方の注文が成立すれば、もう一方の注文がなくなる特徴があります。

3.2. OCO注文を有効活用できるシチュエーション例

それではOCO注文を有効活用できるシチュエーション例をみていきます。OCO注文もIFD注文と同様に先ほどのチャートを使ってみてみましょう。

注文方法挿入絵4

109.50円で保有しているときに、OCOは109.80円の指値と109.40円の逆指値で注文を出していたとします。

このチャートの特徴は一度上昇した後に、その上昇を打ち消すかのように下落をしている例となります。チャートでは最終的に109.641円となっています。

つまりこのときOCO注文を出していなければ109.641円で決済をするか、継続して保有するかになります。

しかしOCO注文を出していれば109.80円で無事決済でき、しっかり利益を取れた上で決済ができた状況でした。

また仮に逆に相場が動いたとしても109.40円で決済されるので、損失も軽く済みます。

このことからOCO注文の特徴は損失を最小限に抑え、利益は最大限狙える注文方法といえます。

本章で紹介する3つの注文方法の内一番取り組みやすい注文方法ですので、まずはOCO注文から試してみることをおすすめします。

OCO注文のまとめ

・OCO注文とは指値と逆指値注文を同時に出す注文手法

・OCO注文の特徴はリターンは最大に、リスクは最小にできること

4. 【IFO注文】IFDとOCOを組み合わせて注文

注文方法4

最後にIFO注文(アイエフオー)です。IFDとOCO注文をしっかり理解できていれば、IFO注文を簡単に理解できるでしょう。

4.1. IFO注文の仕組み

IFO注文は冒頭でも紹介した通り、IFDとOCOを組み合わせた注文手法です。新規注文のときはIFD、決済注文のときはOCO注文を適用します。

指定した価格になったら新規注文を出し、新規注文を出されたと同時に利益確定の指値注文と損切り決済の逆指値注文を出せます。

つまり新規注文は1つ出し、決済注文は2つ出します。そのためIFO注文はまだポジションを保有していないときに使える注文方法です。

それでは下記チャートでも実際にみてみましょう。

注文方法挿入絵5

上記は110.450円で新規の買い注文を出し、新規注文が成立したら110.70円で指値・110.20円で逆指値のIFO注文を出した例です。

OCO注文と同じため、仮に110.70円で利益確定できたときは110.20円で出していた注文はキャンセルされます。これがIFO注文です。

4.2. IFO注文を有効活用できるシチュエーション例

それではIFO注文を有効活用できるシチュエーション例をみてみましょう。IFO注文を活用できる状況は、まだ自分の相場観に自信が持てないときです。

注文方法挿入絵6

こちらは先ほどの例でも使用したチャートです。110.45円で新規の買い注文が成立すると110.70円の指値・110.20円の逆指値注文が出されるIFO注文です。

このチャートでは110.45円になっているので新規の買い注文が成立しています。しかしまだ決済注文は成立していません。この先の相場展開はどうなっているでしょうか。下記がこの先のチャートです。

注文方法挿入絵7

その後相場は急降下し、109.714円まで下落しました。仮にIFO注文を出していなければ0.7円の損失を被るところでした。

結果的にIFO注文にて110.20円で逆指値が入るよう注文を出していたので、実際は0.25円の損失のみです。

FXで損切りは損失を拡大させないために、時には必要な手段です。しかし人間の心理状況では損失を確定しづらいものです。

利益を少しでも確保した状況で決済したいので、また上昇するだろうという淡い期待を抱いてしまった結果相場は下がり続け、大きな損失となってやっと損切りをすることはよくあることです。

IFO注文を出しておけば自動的に損切りができるので、損切りが苦手な人にはおすすめです。

IFO注文のまとめ

・IFO注文とはIFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法

・IFO注文は自分の判断には自信がなく、機械的に損切りをしたい人にはおすすめ

まとめ

注文方法5
  • IFD・OCO・IFO注文は自動的に取引してくれる注文方法 自分の相場観より、自動的に取引してくれた方が勝率があがることも。注文の選択肢が多いことは今後のトレードにとってもプラス。
  • まずはOCO注文からトライ 決済注文は2つの内どちらかに引っかかる可能性があるため、最も取り組みやすい注文方法。新規注文は指定した値段にかからない可能性もあるため、少し難易度は高め。

本記事で紹介した注文方法は、一度注文を出せば機械的に取引を実行してくれるので、ずっと相場を見ていられない人にはチャレンジしてほしい注文方法です。FXを始めたばかりの頃は自分の相場観が当たることも少ないので、これらの注文の方が勝率が高まるといったこともあるでしょう。

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山口 遼平

プロトレーダーに師事。その成功までの努力と労力の多さを知り『FXは楽して勝てない』ことを痛感。 当サイトでは、FXで勝つための心得を発信している。努力をすればFXで必ず勝てる。