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2021.07.21

FX移動平均線の使い方とコツを解説!おすすめの期間設定は200日

この記事で学べること

  • 移動平均線の仕組み
  • 移動平均線のオススメの期間と設定
  • 移動平均線の使い方と勝率アップのコツ
たなかの写真
この記事のライター たなか

FXでの借金経験を経て、取り組みを学び直し。FXとバイナリーオプションで堅実な利益をあげるために猛勉強中のライター

最初に覚えて設定したインジケーターといえば、『移動平均線』ではないでしょうか?

移動平均線は、環境認識やエントリーのタイミングなどがわかる、とても便利なインジケーターです
数多くあるインジケーターも、この移動平均線から発展したものが非常に多いといえます。
基本である移動平均線の考え方を理解しておけば、他のインジケーターを覚えるのにも大変役立つでしょう

そこでこの記事では、移動平均線の見方や使い方を解説したいと思います。
すぐにトレードで活用できる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

1. FXの移動平均線とは

FXMA01FXの移動平均線とは

移動平均線とは、一定期間の平均値を結んだグラフのことです。

FXMA記事内01

ローソク足が更新されるたびに、区間も移動しながら、平均値を線で結んでいきます

FXMA記事内02

移動平均線は、トレンドの方向や勢い、エントリーのタイミングを見るために使われています

1.1 ローソク足の終値を結んだもの

移動平均線は、一定期間の『終値(おわりね)』を平均しています。
※終値とは、一定期間の最後につけた価格のこと

FXMA記事内03

たとえば移動平均線の期間が『10』の場合、現在出来上がりつつあるローソク足10本を含めた終値の平均値です

そしてローソク足が更新されるごとに、平均値を線で結んでいきます。

このとき期間が『20』であれば、ローソク足20本。

『30』だと、ローソク足30本の平均値です。

FXMA記事内04

この期間の数値が大きくなるほど、移動平均線はよりなだらかになっていきます

大きな数値ほど、より長期のトレンドをつかめます。

ローソク足は『4本値(よんほんね)』で構成されています。 4本値とは以下の総称です。

【ローソク足の4本値】
・高値(たかね)・・・一定期間でもっとも高く取引された価格
・安値(やすね)・・・一定期間でもっとも安く取引された価格
・始値(はじめね)・・・一定期間で最初に取引された価格
・終値(おわりね)・・・一定期間で最後に取引された価格

fxローソク足記事内03

1.2 みんなが見ているから重要

多くのトレーダーが、移動平均線をチャート上に表示しています。
なぜなら移動平均線を見ることで、相場の流れや売買のポイントがわかりやすくなるからです

下のチャートのように、移動平均線で価格が反発することはよくあります。
このように移動平均線で向かう方向を確認して、エントリーのタイミングを図ることもできるのです

FXMA記事内05

上図のように機能するのは、多くのトレーダーが同じ移動平均線を見ているからといえます。
「移動平均線に近づいたら買おう(売ろう)」と考えているトレーダーが多いから、有効に機能するといえるのですね。

言いかえれば、他のトレーダーが意識していないような移動平均線は機能しにくいということです
移動平均線を使うときは、みんなが意識しているかどうかを念頭においておきましょう。

2. FX移動平均線の種類は3種類

FXMA02FX移動平均線の種類は3種類

移動平均線には主要なものとして、以下の3つがあります。

3種類の移動平均線

単純移動平均線(Simple Moving Average:SMA)
指数平滑移動平均線(Exponential Moving Average:EMA)
加重移動平均線(Weighted Moving Average:WMA)

それぞれの特徴を比較しながら確認しましょう。

2.1 単純移動平均線(Simple Moving Average:SMA)

FXMA記事内06

移動平均線のなかでも最もポピュラーなのが『SMA』
単純に指定した期間の終値の平均値を結んでいきます。

一般的に移動平均線と呼ばれるのは、このSMAを指します。

計算式もカンタンで、多くのトレーダーに使われている移動平均線。
初心者のかたは、基本的のこのSMAを使えばOKでしょう。

2.2 指数平滑移動平均線(Exponential Moving Average:EMA)

FXMA記事内07

EMAは、直近の値動きに重きをおいた移動平均線です。

1番新しい値動きに重点をおくことで、SMAより敏感にローソク足が反応しているのがわかりますよね。

2.3 加重移動平均線(Weighted Moving Average:WMA)

FXMA記事内08

WMAもSMAより敏感にローソク足が反応するように作られています。

上図を見て頂ければわかるように、EMAよりもさらに値動きに早く反応していますね。

3. FX移動平均線のオススメ期間と設定

FXMA03FX移動平均線のオススメ期間と設定

移動平均線は、シンプルで使いやすく、期間も組み合わせも無限大です。
トレーダーによって使い方はさまざまなので、悩んでしまうひとも多いでしょう。

FX移動平均線のオススメ期間と設定

・みんなが注目している期間を設定する
・期間の違う移動平均線を複数表示させる
・200日移動平均線はオススメ

上記を意識することが大切です。

3.1 みんなが注目している期間を設定すべし

移動平均線の期間は、みんなが注目している数字を設定しましょう。
なぜなら、多くのトレーダーが意識している移動平均線ほど、より反応しやすくなるからです

では、みんなが注目している数字にはどういったものがあるのでしょうか?

オススメなのは『5の倍数
【5,10,15,20,25、50、75,100、200・・・】とかですね。

5の倍数が注目される理由は、市場の取引日が関係しています。
たとえば、5日移動平均線であれば【1週間の平均】、10日移動平均線であれば【2週間の平均】、25日移動平均線であれば【約1カ月の平均】がわかるからです

このように、5の倍数が注目されていることを意識しておきましょう。

3.2 期間の違う移動平均線を複数表示させる

期間の違う移動平均線を複数表示させる方法は、大きな流れやトレードのタイミングを図るのに最適といえるでしょう

といっても、あまり多く表示させると何を判断しているのかわからなくなるので、【短期・中期・長期】の3本セットがシンプルで使いやすいと思います。

FXMA記事内09

短期・中期・長期の期間に決まりはありませんが、いずれも5の倍数で設定するようにしましょう。

まずは、画像のように20期間・50期間・200間での設定をしてみるのがおすすめですよ
5の倍数でありトレード参加者が注目している期間でもあるからです。

3.3 オススメの期間は200日

基本的に移動平均線の期間は、5の倍数を設定すればOKです。
なかでもオススメなのが『200日移動平均線

理由としては、やはり「みんなが注目しているから」です

200日の移動平均線は、約1年の平均を表しています。
そのため、多くのトレーダーたちが最も注目している移動平均線といえるでしょう

FXMA記事内10

【ワンポイントアドバイス:『200期間』と『200日』の移動平均線の違いは何?】
期間とはローソク足の本数のこと。
ですから、見ているチャートが日足であれば、期間200というのは200日移動平均線と同じ意味です。

一方、時間足や分足ではまったく意味が違ってきます。
一例をあげると、4時間足チャートに『200日移動平均線』を表示させたい場合は、『1200期間』を設定する必要があります。

見ているチャートの時間足に注意して、設定するようにしましょう。

始めのうちは、日足のチャートに200期間で設定して、日足で見ることで200日線を確認できるようにすると良いですよ。

4. FX移動平均線の使い方

FXMA04FX移動平均線の使い方

移動平均線の使い方については、次の点に注目しましょう。

移動平均線の使い方

・移動平均線の向きと角度
・移動平均線とローソク足の位置関係
・パーフェクトオーダー
・移動平均線のクロス(ゴールデンクロス・デッドクロス)

4.1 傾きで相場の流れを分析

使い方で最もシンプルなのが、移動平均線の傾きからトレンドの方向と勢いを判断することです。

FXMA記事内11

移動平均線の傾きが大きいほど、強いトレンドと判断できます。
逆に勢いが弱くなると、傾きが横ばい(レンジ)となります。

高勝率のポイントは、移動平均線の傾きがハッキリとわかるときにエントリーする(トレンド方向にポジションをもつ)ことです

移動平均線が上がっているのか、下がっているのか、よくわからないときにエントリーすると勝率はガクッと下がるでしょう。

4.2 移動平均線とローソク足の位置関係

移動平均線とローソク足の位置関係を見るだけでも、トレード分析に役立ちます。

FXMA記事内12

上図のように移動平均線1本だけでも、シンプルな目線の判断ができます。

【移動平均線を使った判断】
・ローソク足が移動平均線より上=買い目線
・ローソク足が移動平均線より下=売り目線
・移動平均線をまたいでいる=レンジ

移動平均線とは一定期間の平均値でしたよね?
仮に移動平均線より上にローソク足(価格)があり続けるということは、それだけ平均より高く買われ続けていることになります。

つまり、買いが断然有利な状況です。

また、ローソク足と移動平均線の距離でエントリーのタイミングも図れます

FXMA記事内13

例えば上のチャートの黒枠ポイントでは、ローソク足が移動平均線の上にあるので買いが優勢。
ですが、ローソク足が移動平均線よりだいぶ上にあるので、平均よりかなり高い価格と判断できます。

一方、赤丸のポイントではローソク足と移動平均線の距離が近いところにあります。
つまり、買いが優勢のなかで平均的な価格といえるのです。

ですから、新規の買いポジションをもつのに、いいタイミングだとわかります

4.3 パーフェクトオーダーで信頼度を確認

1本の移動平均線でもトレード分析に役立ちますが、本数を増やすことで信頼度を高められます。
なかでも『パーフェクトオーダー』と呼ばれる、短期・中期・長期の移動平均線がきれいに並んでいる状態は、トレードをするのに最適な環境といえるでしょう

FXMA記事内14

上のチャートのように、3本の移動平均線が順番に並んでいる状態がパーフェクトオーダー。

とくに3本の移動平均線の上にローソク足がある場合は、強い上昇トレンドを示しています。
買いが非常に有利な相場なので、積極的に買っていけると判断できます

売りの場合は、逆の並びになると覚えておきましょう。

4.4 移動平均線のクロスでトレード

移動平均線を使ったトレードで最も有名な手法が、『ゴールデンクロス』と『デッドクロス
どちらも2本の移動平均線を使った手法です

【2本の移動平均線を使った手法】
・ゴールデンクロス:期間の短い線が長い線を下から上に抜けたら買い
・デッドクロス:期間の短い線が長い線を上から下に抜けたら売り

FXMA記事内15

赤マルがゴールデンクロスのポイント、青マルの部分がデッドクロスのポイントです。

この移動平均線を使ったトレードは、初心者にもわかりやすい手法といえます。
ただし、レンジ相場ではクロスをひんぱんに繰り返してダマシ※にあうので、レンジ相場での取引は無理におこなわないようにしましょう

※ダマシとは、セオリーとは逆の値動きが発生すること
一般的には上昇のサインであるにも関わらず逆行の値動きをした場合、ダマシと呼ばれる

5. 使い方のコツ

FXMA05使い方のコツ

移動平均線だけでも環境認識やエントリーのタイミングに役立つことがおわかりいただけたでしょう。

さらに、ここから紹介する使い方のコツを知れば、よりトレードの優位性を上げられます。

使い方のコツ

・水平線を活用する
・長期の移動平均線を軸にする

では、さっそく見ていきましょう。

5.1 水平線を活用する

移動平均線に価格が到達すると、反発することがよくあります。

つまり移動平均線自体、サポート・レンジスタンスラインの役割を担っているといえるでしょう

これに水平線を活用することで、より優位性をもったトレードが可能です。

FXMA記事内16

移動平均線の反発という理由だけでは、トレードの根拠は少ないかもしれません。

そこに水平線をひとつ加えるだけでも、グッと信頼性は上がりますよ

水平線の詳しい使い方については、「FX水平線の正しい引き方をマスターするための3つのポイント」で紹介していますので、ぜひご覧ください。

5.2 長期の移動平均線を軸にする

初心者が負けやすい理由のひとつに、大きなトレンドに逆らったトレードが挙げられます。

「トレンドの方向がわかっていたのに、目先の値動きにつられた・・・」
「少しは戻すだろうと思った・・・」
こんなトレードが利益をなくしていきます。

FXで安定して勝つには、大きなトレンドを意識することが大切です
そのためのコツが、先ほど紹介した『200日移動平均線』

例えば下のチャートのように、200日移動平均線と同じ方向にだけエントリーすると決めるだけも、成績は格段に安定します。

FXMA記事内17

上のチャートは、パーフェクトオーダーを活用したトレード事例ですが、別のトレード手法でも同じです。

初心者の方は、200日移動平均線と同じ方向のときだけエントリーすることを意識してみましょう

6. まとめ

fxチャート見方まとめ
  • 移動平均線とは 移動平均線を見ることで、相場の流れや売買のポイントがわかりやすくなります。
    また、同じような移動平均線を見ているトレーダーが多いほど、機能しやすくなると覚えておきましょう。
  • 移動平均線のオススメ期間と設定 相場は多数決の原理で動いており、みんなが注目している移動平均線ほど機能しやすくなります。
  • 移動平均線の使い方 移動平均線の使い方については、次の点に注目するようにしましょう。

    ・移動平均線の向きと角度
    ・移動平均線とローソク足の位置関係
    ・パーフェクトオーダー
    ・移動平均線のクロス(ゴールデンクロス・デッドクロス)

移動平均線はトレーダーに最もなじみのあるインジケーターです。

それだけに軽くみられがちですが、トレードに大切な情報がたくさん詰まっています。

まずは移動平均線の使い方をしっかりと覚えておきましょう。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

この記事のライター

たなかの写真

たなか

1988年埼玉県生まれ。兼業でFXを始めるも、トータル300万円の損を出して退場。諦めきれず、FXへの取り組み方を一から見直し、ギャンブルでなく堅実なトレードができるよう猛勉強中。これからFXを始める人が自分と同じような経験をされないよう、自戒も込めて、有益な記事となるよう執筆していきます。

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