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2021.10.20 2021.04.18

初心者必見!逆指値注文を使って損切り設定する方法を徹底解説!【FX実践②】

この記事で学べること

  • FXの注文方法の新規注文から決済注文までの流れ
  • FXの基本中の基本!「成行注文、指値注文、逆指値注文」の概要
  • ケーススタディで学ぶ!3つの注文方法のおすすめの使い方
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この記事のライター 山口 遼平

プロトレーダーに師事を仰ぐ兼業トレーダー。当サイトでは、プロの成功体験から得たノウハウを『FXで勝つための心得』として発信している。

前記事FX 実践①では、デモトレードを使った実践トレードの概要を解説しました。
ここからは、特に重要な要素をさらに掘り下げて解説します。

一つ目はFXの注文プロセス。つまり、新規注文(エントリー)から決済注文(エグジット)ができるようになることです。

しかし、ここまでのFXの基本シリーズでは注文方法には触れてきませんでした。なぜなら、実際に注文するデモトレード中に触れながら学ぶ方が効率的だからです。

本記事では、トレードの注文プロセスを4つのセクションに分けて、各プロセスで意識すべきポイントを交えながら注文の流れを解説します。

また、初心者が押さえておくべきおすすめの3つの注文方法、「成行注文、指値注文、逆指値注文」の概要と使うべきタイミングをケーススタディを交えながら解説します。
特に逆指値注文は損切りの設定方法まで解説していますので、ぜひ参考にしてください。

本記事を読んで狙い通りのトレードができるように、注文方法の基本を理解しましょう。

1. 初心者必見!FXの注文プロセスを理解しよう

実践②-1

注文方法の前に、まずは注文プロセスを理解しましょう。

注文プロセスは以下の大きく4つのステップに分かれています。

① エントリー(新規注文)事前準備
② エントリー(新規注文)
③ ポジション保持
④ エグジット(決済注文)

新規注文とはエントリー時に行う注文で、決済注文はエグジット時に行う注文のことを意味します。

上記プロセスの流れと各ステップでのアクションも理解しましょう

1.1. プロセス①エントリーの事前準備

エントリー(新規注文)前に行う全てのアクションはこのプロセスに入ります。

ここでは、トレード記録シートにあるエントリー前に決めるべき項目を決めることが重要です。

各項目の詳細は割愛しますが、基本情報である「取引時間帯」や「エントリーの根拠」、資金管理向けの「1トレードあたりの取引通貨量」などが該当します。具体的なエントリー前に決めるべき項目は【トレード記録の運用記事】を参照ください。

ここで手を抜いてしまうと、安定した取引はできませんので事前準備はしっかりと行いましょう。

1.2. プロセス②エントリー(新規注文)

事前準備が終わったらいよいよエントリー(新規注文)です。

ここでのアクションは、為替レートが事前準備で決めたエントリーラインに到達したらエントリー(新規注文)をするだけです。

スキャルピングトレードでなければ時間に余裕があるはずなので、事前情報で決めた内容と実際にエントリーした時の情報をトレード記録に残すことも忘れないようにしましょう。

ちなみに指値注文という、為替レートがエントリーラインに達したら自動的に注文してくれる注文方法があります。チャート画面を眺める必要がなく、他のことに時間を使え非常に便利な注文方法ですので、ぜひデモトレードのうちに慣れておきましょう。詳細は次の章で解説します。

1.3. プロセス③ポジション保持

ポジション保持中はスウィングや長期トレードでなければ、チャート画面を見て利確と損切りのタイミングを待ちましょう。

それ以外にやることは、含み損や含み益を確認して証拠金維持率を計算することです。

毎回計算するのは面倒と思うかもしれません。しかし、ここでの目的は頭の中だけで強制ロスカットの目安を出せるようになることです。計算式は複雑ではないため、計算を繰り返していると自然と身につきます。

今後のトレードでずっと正確な計算していく必要は全くありません。経験を積んで頭の中で危険を察知できるようになりましょう。

1.4. プロセス④エグジット

エグジット(決済注文)、つまり利確か損切りのどちらかを実行します。

損切りに関しては、事前に損切りラインを決めているので、ラインに達したら流れ作業でエグジットできると思います。

問題は利確のタイミングです。これに関しては損切りのような正解が存在しないため各トレーダーの裁量に委ねられます。それでも、これ以上の利益拡大が見込めないラインは、分析時にある程度予測しておくと良いでしょう。

デモトレードは損益もなければ利益もないので、いろいろな利確のパターンをトライアンドエラーしながら経験を積むことが重要です。

エグジットしたらトレード記録を取ることも忘れないようにしましょう。

注文プロセスのまとめ

・FXのエントリーからエグジットまでのプロセスは下記の4ステップ。

① エントリー(新規注文)事前準備
エントリーの根拠や損切りラインなどを決める。手を抜くと全てが台無しになりかねないので注意。

② エントリー(新規注文)
エントリーラインに達したらエントリーをする。

③ポジション保持
利確・損切りラインに達するのかを確認。隙間時間にトレード記録を取ると効果的。

④エグジット(決済注文)
損切りラインに達したら機械的に損切り、利確は正解がないので経験を積む。

2. 初心者におすすめの3つの注文方法

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ここからFXの注文方法について解説していきます。

一般的に初心者が思い浮かべるFXの注文は、チャート画面と睨めっこして自分のタイミングで売買していく方法だと思います。これをFXの世界では「成行注文(なりゆきちゅうもん)」と呼びます。

しかし、FXでは他にも注文方法があり、これらをうまく使い分けることでより効率的に取引できるようになります。

今回は、FXの基本中の基本である3つの注文方法「成行注文」、「指値注文」、「逆指値注文」を解説します。

特にとっつきにくい指値注文と逆指値注文は、注文イメージを図でわかりやすく解説しています。

2.1. 直感的に取引できる『成行注文』

成行注文とは、ザックリ言うと自分のタイミングで売買できる注文です。自分が欲しいタイミングで通貨の売買ができます。

成行注文の特徴は、リアルタイムに「今買いたい」、「早く損切りしないと」という時に直感的に注文できることです。
その代わり注文は必ず手動で行わなければならないため、トレーダー自身の拘束時間が増えてしまうのが難点です。

また、注文自体もワンクリックで出来てしまう手軽さ故に、初心者が事前準備もせず突発的に取引をして負けてしまうのはよくある失敗例です。

デモトレードの段階で失敗するのは問題ないですが、本番トレードまでには修正しましょう。

この成行注文のデメリットの一つである拘束時間を減らせ、意図したレートで注文できる注文方法が、次からの指値注文、逆指値注文です。

2.2. 理想のレートを狙える『指値注文』

「指値注文」とは現在の価格より低い価格を指定して買う、現在の価格より高い価格を指定して売ることができる注文方法です。

基本的にエントリーする際に使う注文方法で、FXの利益をあげる仕組みである「安く買って高く売る」、「高く売って安く買う」の黄線部分を予め指定することができます。要約すると自分にとって有利なレートで注文できる注文方法です。

例えば現在米ドル/円が100円だったとします。これが99.7円まで下がった時に買いたい場合、成行注文だと99.7円になるまでPCの前で待機です。
しかし指値注文だと「99.7円になったら買っといて」と予約注文みたいなことができます。売りから入る場合も同じです。

一度注文したら後は自動でエントリー(新規注文)してくれるため、拘束時間を減らすことができるのもメリットです。
また、新規注文約定前であれば注文をキャンセルできるため、間違いに気づいてもリカバリーする猶予があります。

しかし、注意点としては指定したレートに到達したら自動でエントリーしてくれますが、エグジットは手動で行うか、次に紹介する逆指値注文でエグジットレートを指定しなければなりません。

では、その逆指値注文の概要を解説します。

2.3. 損切りに使える『逆指値注文』

「逆指値注文」は、現在の価格より高い数値を指定して買う、現在の価格より安い数値を指定して売ることができる注文方法です。
逆とある様に指値の逆で、自分にとって不利なレートで注文できる注文方法です。

こちらはエントリー時ではなく、エグジット時に使うことが多い注文方法です。

一般的な使い方としては、損切りラインの数値を指定し、強制ロスカットの予防や資金管理を徹底させるため使われています。
ちなみに、この逆指値を使って予め損切りラインを設定することを「ストップ注文」、または「ストップロス」と呼びます。

それでは、例をみていきましょう。成行注文で米ドル/円が100円の時にエントリーしたとします。この時損切りラインを99.5円とした場合、逆指値注文で「99.5円になったら売る」と指定すれば、チャート画面を見ていなくても勝手に損切りして損失を抑えてくれます。

まさに損切りの徹底・資金管理に打って付けの注文方法ですので、ぜひ有効活用してください。

注意点として、全ての注文方法にも言えるのですが、時間帯やタイミングによってはスリッページの発生や約定しない可能性があります。意図した注文が必ず通るとは限らないことは常に意識しておきましょう。

FXの注文方法のまとめ

・「成行注文」は自分の好きなタイミングで売買できる注文方法。手動で行うため常にパソコンやスマホの前で待機しなければならない。

・「指値注文」は、現在の価格より低い価格を指定して買う、現在の価格より高い価格を指定して売ることができる注文方法。指定レートに達したら自動で注文してくれる。

・「逆指値注文」は、現在の価格より高い数値を指定して買う、現在の価格より安い数値を指定して売ることができる注文方法。損切りラインに予め指定する「ストップ注文(ストップロス」によく使われる。

3. 実際に3つのおすすめ注文方法を試してみよう

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それでは、実際にここまで学んだ3つの注文方法を試してみましょう。

前提条件として、通貨ペアは米ドル/円。取引ツールは当サイトおすすめのGMOクリック証券のものを使います。

特に指値注文と逆指値注文はわかりにくいので、具体的な使用例を使って解説します。

本題に入る前にもう一度、注文方法を学ぶ目的である「自分のやりたいトレードと注文方法が自然と結びつくようになること」を意識しながら読んでください。

下記リンクよりデモトレード口座を開設してみてください。実際のデモトレード画面を使うとより理解しやすいのでおすすめです。

3.1. 成行注文をしてみよう

成行注文は自分のタイミングで売買できる注文でしたね。注文のやり方はとてもシンプルなので、初心者でも安心してください。

それでは早速注文しましょう。

まずは、注文パネルを開き、取引通貨量を設定します。今回はテストなので1lot(10,000通貨)で取引してみましょう。

設定したら「ASK(買)」ボタンを押すだけです。

これで新規注文(エントリー)が完了。米ドル/円を108.058円で1万通貨持っているポジションを獲得しました。

次にこのポジションを売って決済(エグジット)しましょう。

エグジットも簡単で注文パネルの「BID(売)」を押すだけ。

このケースでは予測通りに上昇し、1.5pips(150円)の利益を獲得することができました。

売りから入る場合も注文方法は売買の順番が逆になるだけで手順は同じです。

3.2. 指値注文をしてみよう

指値注文は、現在の価格より低い価格を指定して買う、現在の価格より高い価格を指定して売ることができる注文方法でしたね。

指し値注文を有効活用できる状況は二通りあります。売りから入る場合、価格が現在より高くなって下降する勝ちパターンが予測できた時。買いから入る場合は価格が現在より低くなって上昇する勝ちパターンが予測できた時です

今回は前者の売りから入るパターンを図解しました。

注文方法はシンプルで、まず注文画面にある売買方向と条件を指値に設定。

そして注文レートをこの価格になったら買いたいレートに設定します。この時に現在のレートより高い値段を設定するとエラーになるので注意です。

後は注文ボタンを押すだけです。

会社によっては、有効期限を設定することが可能です。今回使用したGMOクリック証券は有効期限を設定することができます。

売り注文から入る場合も売買の順番が逆になるだけで手順は同じです。

3.3. 逆指値注文をしてみよう

逆指値は損切り、資金管理に使える便利な注文方法ですので、この使い方は必ず覚えておきましょう。

この逆指値注文はエグジットのレートを予め指定できます。これが先述した「ストップ注文(ストップロス)」というテクニックです。

下の絵は買いポジション保有後の逆指値使用例です。

当然利益をあげるための予測をしエントリーしますが、もしその予測が間違っていた場合の対処として、逆指値注文で損切りラインを指定し損失を抑えます。

今回は、30pips(300円)の損失までを許容するよう設定しました。これで設定したレートに到達したら自動的に損切りされるので、チャート画面に張り付く必要はありません。

これも売り注文から入る場合も売買の順番が逆になるだけで手順は同じです。

指値注文、逆指値注文について解説してきましたが、一番手っ取り早く使えるようになるには、実践あるのみです。とにかく今回ご紹介した3つの注文方法をデモトレードで試して、自分のやりたいトレードと注文方法が自然と結びつくようになりましょう。

4. まとめ

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  • FXのエントリーからエグジットまでのプロセスは下記の4ステップ。 ① エントリー(新規注文)事前準備
    エントリーの根拠や損切りラインなどを決める。手を抜くと全てが台無しになりかねないので注意。
  • ② エントリー(新規注文)
    エントリーラインに達したらエントリーをする。
  • ③ ポジション保持
    利確・損切りラインに達するのかを確認。隙間時間にトレード記録を取ると効果的。
  • ④ エグジット(決済注文)
    損切りラインに達したら機械的に損切り、利確は正解がないので経験を積む。
  • まずは基本的な3つの注文方法を覚えよう ①「成行注文」は自分の好きなタイミングで売買できる注文方法。
    ②「指値注文」は、現在の価格より低い価格を指定して買う、現在の価格より高い価格を指定して売ることができる注文方法。
    ③「逆指値注文」は、現在の価格より高い数値を指定して買う、現在の価格より安い数値を指定して売ることができる注文方法。
  • – 注文方法を覚えるためには実践あるのみ、自分のやりたいトレードと注文方法が自然と結びつくようにデモトレードで実践しましょう。

注文プロセスと注文方法を覚える目的と手段を理解していただけたでしょうか。
注文方法はこの他にも存在し、その中でもIFD、OCO、IFO注文の3つはこ便利です。別記事でまとめていますので興味があれば覗いてみてください。

次の記事ではデモトレードの目的の一つである「為替の値動きの感覚を掴む」ことについて解説していきます。
チャート画面を使って具体的に解説していますので、是非読んで値動きの感覚を理解してください。

『デモトレードで学ぶシリーズ』は全5記事で構成されています。はじめから読みたい方はこちらからご覧ください。

この記事のライター

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山口 遼平

プロトレーダーに師事。その成功までの努力と労力の多さを知り『FXは楽して勝てない』ことを痛感。 当サイトでは、FXで勝つための心得を発信している。努力をすればFXで必ず勝てる。

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