トライオートFXの自動売買は、設定も簡単でコストも安いと非常に人気のFXサービスです。
そのため気になっている方も多いのではないでしょうか?
「どれぐらいコストがかかるの?必要な資金は?」
「初心者でもカンタンなの?本当に利益はでる?」
当然ながらそのような疑問もあると思います。
そこで本記事では、トライオートFXの自動売買について基本から利用されているユーザーの収益までを分かりやすくまとめました。
まず、トライオートFXを利用しているユーザーの実績ですが、「FXやってみた研究所」で調べた3名のうち全員が利益を出していました。
運用資金は人それぞれなので、金額の大小はありますが、勝っている人は週単位で確実に収益を上げていらっしゃいます。
では早速、トライオートFXの自動売買の仕組みからユーザー実績まで、詳しくみていきましょう。
目次
トライオートFXとは、インヴァスト証券が提供するFXの自動売買プログラムのサービス名です。
トライオートFXでは「マニュアル注文」と「自動売買セレクト」の2種類が用意されていますが、ここでは「自動売買セレクト」について説明します。
まずはざっくりと特徴をみてみましょう。
・選ぶだけで始められる自動売買
・1,000通貨から運用可能
・スプレッドが狭い
・カスタマイズ性が高い
自動売買セレクトの最大のウリは、一定の値幅で売買を繰り返すリピート注文が簡単にできることです。
その仕組みは非常にシンプルで、通貨ペアと自動売買ロジックの組み合わせを収益率などから選んで「カート」に入れるだけ。
セレクト一覧画面から使用してみたい自動売買を選ぶだけで、面倒な設定も要らず、カンタンに自動売買を始めることができる便利な機能です。
用意されている自動売買ロジックは4種類。
では、4種類の自動売買ロジックにはどういった特徴があるのかを見ていきましょう。
コアレンジャーは、レンジ帯を「コアレンジ」と「サブレンジ」の2つに分けて、それぞれで売買戦略を変える仕組みです。
「コアレンジ」では細かく売買を行い、小さな利益の獲得を目指します。
一方「サブレンジ」では、大きな利益を狙っていきます。
「コアレンジ」「サブレンジ」ともに、価格はレンジ帯の中で上下する又は、レンジ帯に戻るという想定のもと、損切り設定はありません。
相場が明らかなレンジ相場の場合に、非常に有効な戦略といえるでしょう。
レンジ相場に強いという特徴があるコアレンジャーですが、レンジを抜けてトレンドが発生すると大きな含み損になってしまうというリスクもあります。
相場の7割近くはレンジ相場と言われていますが、レンジはいずれ必ず抜けます。
そのため、どこでレンジ相場が終了したと判断するのかが重要です。
ハーフは、想定レンジの中央より上半分は「売り」、下半分では「買い」だけの注文をするロジックです。
ハーフもコアレンジャーと同じようにレンジ相場を得意としています。
レンジ相場でコツコツと利益を積み立てるのに有効な戦略といえるでしょう。
一方、コアレンジャーと同様にレンジを抜けてしまうと大きく含み損を抱えるリスクを伴います。
大きな動きになるトレンド相場には注意が必要です。
スワッパーは、高金利通貨の値動きを想定して作られたロジックです。
価格が下落した際に、「買いのみ」で短期的な反発を狙っていきます。
また、高金利通貨のポジションを持つことで得られる「スワップポイント」の獲得も目指した仕組みになっています。
一方、スワッパーは「買いのみ」で仕掛ける仕組みのため、大きな下降トレンドの発生には注意が必要です。
特に高金利通貨は大きく1方向に動くケースがあるので、余裕をもった資金運用が必要でしょう。
ハイブリッドは、2020年5月に新しく追加された通貨分散型プログラムです。
手軽に複数の通貨ペアを組み合わせることができるプログラムとなっています。
仕組み自体は「コアレンジャー」と同じ。
複数の通貨ペアを組み合わせることで、1つの通貨ペアの値動きが少なくても、他の通貨ペアで収益の獲得チャンスが期待できます。
①ハイブリッド:米ドル/円・ユーロ/英ポンドで運用
②コアレンジャー:米ドル/円だけで運用
⇩
①ハイブリッド:米ドル/円・ユーロ/英ポンドで運用した場合、仮に米ドル/円の相場に動きがなくても、ユーロ/英ポンドの相場に動きがあれば、収益を得るチャンスがあります。
②コアレンジャー:米ドル/円だけで運用した場合、仮に米ドル/円の相場に値動きがなければ、注文が約定されず収益のチャンスがなくなります。
このように複数の通貨ペアを組み合わせることで、トレードチャンスの拡大が狙えます。
もちろん、選んだ通貨ペア全てが動いていれば、その分収益獲得のチャンスも期待できるといえるでしょう。
「ハイブリッド」を使わずに、それぞれ分けて「コアレンジャー」で注文することも可能ですが、手間がかかりますよね?
「ハイブリッド」であれば、一括で注文ができるので効率的と言えます。
トレードチャンスとリスク分散にも期待できる「ハイブリッド」ですが、複数通貨を運用するために当然ながら資金を多めに用意する必要があります。
ある程度資金に余裕がある人の運用スタイルといえるでしょう。
ここまでは、4つの自動売買セレクトを見てきました。
そして、もう一つご紹介したいのが「ビルダー」です。
ビルダーとは、自分で自動売買を作る機能です。
カスタム性が高く、自動売買セレクトのロジックをアレンジしたり、1からオリジナルの自動売買を作成することもできます。
(注:2020年7月18日のトライオートFXリニューアルに伴い、2020年9月4日までは利用停止となっていました)
自動売買に慣れてきたら、自己流のアレンジを加えたり、アイデアを試したくなったりするかもしれません。
そういった場合に、ビルダー機能があるというのは大きなポイントといえるでしょう。
以上、トライオートFX(自動売買)の仕組みをご紹介しました。
続いて、トライオートFXの自動売買サービスの基本情報を見てましょう。
取引の度に手数料がかかり、取引量が増えると手数料も安くなる仕組み。
少額で取引の場合は、少し高めの手数料となっていますが、取引量に応じて手数料も安くなるのは魅力的といえるでしょう。
手数料 | |
---|---|
即時入金サービス | 無料 |
振込入金 | 利用者負担 |
出金 | 無料 |
即時入金サービスでは手数料はかかりませんが、振込入金では手数料がかかってしまいます。
下記は、即時入金サービスに対応している金融機関です。
即時入金サービスが利用可能であれば、活用した方がよりお得といえます。
通貨ペア | スプレッド (pips) | 通貨ペア | スプレッド (pips) |
---|---|---|---|
米ドル/円 | 0.3 | 豪ドル/NZドル | 5.8 |
ユーロ/円 | 0.5 | ユーロ/米ドル | 0.3 |
ポンド/円 | 1.0 | 英ポンド/米ドル | 1.4 |
豪ドル/円 | 0.6 | 豪ドル/米ドル | 1.4 |
NZドル/円 | 1.7 | NZドル/米ドル | 2.0 |
加ドル/円 | 1.9 | ユーロ/豪ドル | 2.0 |
スイスフラン/円 | 2.0 | ユーロ/英ポンド | 1.9 |
南アフリカランド/円 | 1.8 | 米ドル/スイスフラン | 2.0 |
トルコリラ/円 | 1.5 |
トライオートFX | 自動売買 A社 | |
---|---|---|
米ドル/円 | 0.3 | 2.0 |
ユーロ/円 | 0.5 | 3.0 |
ポンド/円 | 1.0 | 5.0 |
豪ドル/円 | 0.6 | 4.0 |
NZドル/円 | 1.7 | 6.0 |
南アフリカランド/円 | 1.8 | 7.0 |
トルコリラ/円 | 1.5 | 7.0 |
トライオートFXと自動売買で人気のA社を比較すると、スプレッドの狭さがひと目でわかりますね。
ちなみにA社では売買手数料は無料ですが、それを差し引いてもトライオートFXのコストは安いといえるでしょう。
また、A社以外のFX会社のスプレッドと比較しても、トライオートFXのスプレッドは最狭水準といえます。
コストを抑えて自動売買をしたいという方には、ぜひオススメです。
トライオートFXの最小取引単位は、1,000通貨単位(南アフリカランド/円のみ10,000通貨単位)です。
もちろん少額からの取引も可能ですが、自動売買は複数のポジションを持つことが多いので、資金には余裕を持って運用する必要があります。
では、一体どれぐらいの運用資金があればいいのでしょうか?
下図は、トライオートFXを利用している人たちの運用資金の割合。
50万円以下で運用している方が半数近く占めている一方、50万〜200万と多めの資金で運用している方も35%ほどいらっしゃいますね。
次に見ていただきたいのが、口座にどの程度の余裕資金があるかの目安のパーセンテージ(有効比率)です。
上の表を見ると有効比率割は、300〜500%で全体の3割近くを占めています。
600%以上も全体の5割を占めているので、多くの方が余裕をもって運用しているのがわかりますよね。
トライオートFXはイフダン注文を繰り返すので、含み損を抱えて運用することがあります。
そのため100%台ではすぐにロスカットされる恐れがあります。
できれば300%以上の有効比率をもって運用することがいいでしょう。
また、先ほど売買手数料の項目でも見ていただきましたが、取引数量1万通貨未満だと手数料は片道2.0pipsもかかってしまいます。
コストを抑えるためにも、できれば1万通貨以上で取引したいところです。
そのため、FX初心者の方でも資金に余裕があれば、まずは50万円ぐらいでの資金で運用することをオススメします。
当然ながら資金の多い・少ないにかかわらず、有効比率には余裕を持たせて運用することが大切です。
インヴァスト証券のHPを見るとスイスフラン/円の期間収益率(2018年1月〜2020年3月31日)は141.81%と上々のパフォーマンスをだしています。
相場ですから常にこのパフォーマンスをだせるというわけではありませんが、プログラムを選んだ後はシステムに任せるだけなので、FX初心者でも利益をだしやすいというのは間違いないでしょう。
トライオートFXの取り扱い通貨ペアは『17通貨ペア』です。
米ドル/円に代表されるメジャー通貨やスイスフランなどのマイナー通貨まで取り扱っています。
自動売買ができるFX会社のなかでは、取り扱っている通貨ペアは多い方だといえるでしょう。
以上、トライオートFXの基本情報でした。
では、実際にトライオートFXを利用して利益を上げることはできるのでしょうか?
そこで次に、運用しているユーザーの実績をご紹介したいと思います。
ネット上には、トライオートFX(自動売買)の実績を公開されている方が大勢いらっしゃいます。
ここではTwitterより3名の方の成績をご紹介します。
1週目 | 2週目 | 3週目 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
目指せ億リーマン ふみーさん | +11,836円 | +26,912円 | +11,492円 | +50,240円 |
Applepie(運用)さん | +6,847円 | +3,437円 | +4,187円 | +14,471円 |
hayatenoさん | +6,000円 | +9,000円 | +3,500円 | +18,500円 |
正しい評価をするために、選定には3週間以上成績を公開している方を選びました。
では詳しく見てみましょう。
FX自動売買週間実績
— 目指せ億リーマン ふみー(サラリーマン投資家) (@fumy_shisanunyo) May 9, 2020
5月4日〜5月8日【5月第2週】
トラリピ
決済損益 +1,000円
スワップ損益 -6円
994円の利益
トライオートFX
決済損益 +12,873円
スワップ損益 -1,037円
11,836円の利益
合計12,830円の利益でした😄
トラリピはGW中休みがちでしたが、トライオートは頑張ってくれました!
FX自動売買週間実績【6月1日〜6月5日】#トラリピ 22,813円
— 目指せ億リーマン ふみー(サラリーマン投資家) (@fumy_shisanunyo) June 5, 2020
内訳👉決済損益+22,817円、スワップ損益−34円#トライオートFX 26,479円
内訳👉決済損益+26,912円、スワップ損益−433円
1週間で合計49,292円となりました😊
うまくいきすぎて怖い…こんな時は大抵何か落とし穴があるんだよなー…😱
FX自動売買週間実績【6月22日〜6月27日】#トラリピ 997円#トライオートFX 11,492円
— 目指せ億リーマン ふみー(サラリーマン投資家) (@fumy_shisanunyo) June 27, 2020
1週間で合計12,489円となりました😊
FX自動売買もう1社くらい増やしたい!!
ブログでも有益な情報がただて見れるし、この時代に生まれたことに感謝します☺️
この方は定期的に自動売買の実績を公開されています。
どれぐらいの資金で運用されているかはわかりませんが、週間で1〜2万円はトライオートFXで利益をだされているので、順調みたいですね。
2020/07/20日週 (90週目)
— Applepie (運用) (@AppleVpie) July 25, 2020
トライオートFX
決済損益:6,491円
スワップ損益:+356円
合計損益:6,847円
評価損益:-199,753円
含み損益:-173,277円
累計決済利益:-26,142円
累計スワップ損益:-334円
累計合計損益:-26,476円#トライオートFX#自動売買
2020/07/27日週 (91週目)
— Applepie (運用) (@AppleVpie) August 2, 2020
トライオートFX
決済損益:3,437円
スワップ損益:0円
合計損益:3,437円
評価損益:-190,932円
含み損益:-167,839円
累計決済利益:-22,705円
累計スワップ損益:-334円
累計合計損益:-23,039円#トライオートFX#自動売買 pic.twitter.com/r7303ISqj7
2020/08/03日週 (92週目)
— Applepie (運用) (@AppleVpie) August 8, 2020
トライオートFX
決済損益:4,185円
スワップ損益:+2円
合計損益:4,187円
評価損益:-190,932円
含み損益:-167,514円
累計決済利益:-18,520円
累計スワップ損益:-332円
累計合計損益:-18,852円#トライオートFX#自動売買 pic.twitter.com/llkeAW1Ony
この方も毎週コツコツと利益をだしていますが、含み損・合計損益はマイナスとなっていますね。
時系列を追ってみると、ほとんどの週でしっかりと利益をだされています。
損失が大きくなっている原因は、コロナにおける相場の急変動。
やはり、落ち着いてるレンジ相場では利益が出やすいですが、大きなトレンドが出た時にしっかりと損切りができるかがポイントだというのがわかります。
今週の両トライオートの結果です、FXのほうは文字だけになります、ETFのように表示できればいいですね、、、。
— hayateno (@hayateno5) July 26, 2020
トライオートFXは+6000でした!
建玉ダブっているので実質3000円ですね、早く上がるかビルダーいじれるようにしてください(笑)#トライオートFX#トライオートETF pic.twitter.com/pabR4pbkLE
先週の結果です。トライオートFXは+3500でした!
— hayateno (@hayateno5) August 9, 2020
コロナ前に掴んだランドがマダタスカりそうにない(+_+)(笑)#トライオートFX#トライオートETF pic.twitter.com/6nLbDNAwt0
今週のトライオート関連です、
— hayateno (@hayateno5) August 16, 2020
FXはプラス9000円でした。
CADJPYが以前の建玉と予約注文分の合わせ技があったので多めに(^^)
以前の建玉順調に減ってくれるといいですね(^_^;)#トライオートFX#トライオートETF pic.twitter.com/0SYBmmd7hz
この方も毎週トレードの実績をツイッターで公開しています。
決済しない週もあったようですが、ほぼ毎週数千円の利益を出しています。
どれくらいの資金で運用されているかは分かりませんが、着実にコツコツと利益を積み上げていっているようですね。
以上、実際にトライオートFXを利用されている方の実績をご紹介しました。
3名とも共通するのは、コツコツと運用されているということではないでしょうか。
自動売買なので、その日に約定しないことも多々あるでしょうし、含み損となってしまうこともあるでしょう。
それでも、慌てず長期的な視点で運用をされているなという印象でした。
いかがだったでしょうか?
本日のまとめです。
・1,000通貨から運用可能
・自動売買セレクト(コアレンジャー・ハーフ・スワッパー・ハイブリッド)から選ぶだけで、カンタンに自動売買が始められる
・ビルダー機能で自分だけの自動売買が作れる
基本情報
・売買手数料は、取引量が増えると手数料も安くなる
・即時入金サービス・出金は無料、振込入金のみ利用者負担
・スプレッドは他社と比較しても、かなり狭い
・通貨ペアは17通貨
1週目 | 2週目 | 3週目 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
目指せ億リーマン ふみーさん | +11,836円 | +26,912円 | +11,492円 | +50,240円 |
Applepie(運用)さん | +6,847円 | +3,437円 | +4,187円 | +14,471円 |
hayatenoさん | +6,000円 | +9,000円 | +3,500円 | +18,500円 |
メリット
デメリット
トライオートFX(自動売買)はこんな人にオススメ
自動売買は、一度設定さえすれば後はシステムが自動で売買を行ってくれます。
そのため、うまく活用すればコツコツと利益を積み立てることもできるでしょう。
また、トライオートFXは設定自体もカンタンなので、FX初心者でも安心だと思います。
これから自動売買を始めたいという方にオススメの1社です。
水落 あきみね
1977年兵庫県生まれ。2000年大学卒業後にIT会社に入社。12年間勤めた会社を退職して、自営業を始める傍らFXを始める。相場の世界に入って6年になる兼業トレーダーで、水平線やトレンドラインだけを使ったシンプルなトレードを得意としている。信条は「最もうまく負けることができる人が勝つ」
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