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2021.08.13 2021.05.09

FXローソク足のプライスアクション極める【最重要シグナル5選】を徹底解説

この記事で学べること

  • プライスアクションの重要性
  • 最も注目されるプライスアクションのシグナル5選
  • プライスアクションを使ったエントリー手法
水落 あきみねの写真
この記事のライター 水落 あきみね

「プライスアクションについて知りたい」

「ローソク足を使ったトレードをうまくなりたい」

そんな風に思っていませんか?

プライスアクションは、欧米でも人気のトレード手法ですが、どこから手をつけていいか分からない人も多いのではないでしょうか?

私が初心者だった頃、プライスアクションに関する手法にアレもコレもと手を出して失敗した経験があります。

そこでこの記事では、トレーダーから最も注目されているプライスアクションのシグナル5選に絞って解説しています

すぐにトレードで活用できる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

1. ローソク足手法を極めるプライスアクションとは

fxローソク足プライス01

なぜ、プライスアクションはトレーダーたちから注目されるのでしょうか?

まずはその理由を確認してみましょう。

1.1  プライスアクションとは

プライスアクションとは、『値動き』を重視した分析方法です。

値動きのパターンや特徴から、価格がどちらに動くか予測する手法になります

言葉だけ聞くと難しそうですが、要するに「ローソク足1本1本に注目して分析しましょう」ということです。

トレーダーの数だけ手法はありますが、ローソク足から得られる情報(始値・終値・高値・安値)は共通です。

そのため、プライスアクションを覚えれば、どんなトレードスタイルにも応用できるといえるでしょう。

1.2 プライスアクションが重要な理由

多くのトレーダーが、プライスアクションを重要視しています。

なぜなら、プライスアクションとは『値動き』そのものだからです

値動きのなかには、相場の方向や勢い、投資家たちの心理など、多くの情報が含まれています。

つまり、トレードに必要な情報が盛りだくさんというわけですね。

逆を言うと、値動きを見ていないということは、貴重な情報をトレードに活用していないということです。

以上の理由から、『値動き=プライスアクション』は重要といえるのです。

1.3 プライスアクションが有効な理由

では、なぜプライスアクションは有効なのでしょうか?

それは多くのトレーダーが、チャートを見て売買の判断をしているからです

相場は『多数決の原理』で動いています。

同じような判断をするひとが多いほど、相場はその方向に動きやすいといえるのです。

トレーダーによって手法や分析スタイルはさまざまでしょう。

しかし、チャートを見て判断しているのは同じだと思います。

そのチャートというのは、値動き(=プライスアクション)をビジュアル化したもの。

ですから、プライスアクションは有効だといえますし、学んでおく価値は高いといえるのです。

2. プライスアクションのトレンド継続2つのシグナル

fxローソク足プライス02

トレンドの勢いと強さを知れば、エントリーする方向に自信が持てます。

そこで重要なのがトレンド継続を示すプライスアクションです。

早速見てみましょう。

2.1 スラストアップ・スラストダウン

スラスト(thrust)とは、『押し進む』という意味です。

・スラストアップ―勢いよく価格が上昇している
・スラストダウン―勢いよく価格が下降している

いずれも価格が勢いよく進んでいる状態を示すプライスアクションです

このスラストが確認できたら、その方向にトレードすることでグッと勝率は高くなります。

それでは、スラストとはどういった状態のことをいうのか、確認してみましょう。

fxローソク足プライス記事内01

【スラストアップの条件】

・ローソク足の終値が直前の高値を更新している

スラストアップは、直前のローソク足の高値を終値が上回ることで成立します

あくまでも終値で上回る必要があることに注意してください。

当然ながら、上昇トレンド時にスラストアップは多く見られます。

また、スラストアップが連続して発生するほど上昇の勢いが強い証拠です。

実際のチャートで見てみましょう。

fxローソク足プライス記事内02

赤マルのポイントで、スラストアップが確認できます。

最後のローソク足がまだ確定していませんが、確定すれば連続して5本のスラストアップという非常に強い上昇を示しています。

上図は月足のチャートです。

赤マルの期間であれば、スイングトレードやデイトレードでも、買いポジションをもった方が圧倒的に有利なのがお分かりいただけますよね。

続いて、スラストダウンを見てみましょう。

fxローソク足プライス記事内03

【スラストダウンの条件】

・ローソク足の終値が前日の安値を更新している

スラストダウンは、直前のローソク足の安値を終値が下回ることで成立します

あくまでも終値で下回る必要があることに注意してください。

下降トレンド時にスラストダウンは多く見られます。

スラストアップと同じく、スラストダウンが連続して発生するほど下降の勢いが強い証拠です

実際のチャートで見てみます。

fxローソク足プライス記事内04

青マルのポイント2ヶ所でスラストダウンが確認できます。

上図は日足チャート。

そのため、デイトレードやスキャルピングであれば、売りポジションをもった方が圧倒的に有利なのがお分かりいただけると思います。

また、このプライスアクションのメリットは、上昇・下降の勢いが分かるだけではありません。

スラストアップやスラストダウンが確認できないローソク足を見てみると、レンジ(もみ合い)状態になっていることが多いですよね。

つまり、スラストがない次のローソク足は、レンジになる可能性が高いということです。

このプライスアクションを知っているだけでも、無駄なエントリーが減るでしょう。

2.2ランウェイアップ・ランウェイダウン

ランウェイアップ・ランウェイダウンは、スラストの応用形。

強いトレンドの継続を示唆するプライスアクションです

・ランウェイアップ―強い上昇トレンドが継続している
・ランウェイダウン―強い下降トレンドが継続している

まずは図で確認しましょう。

fxローソク足プライス記事内05

【ランウェイアップの条件】

・高値が過去n本前のローソク足の高値を越えている
・安値が未来n本先のローソク足の安値を下回らない

n本とありますが、これはあらかじめ数えるローソク足の本数を決めておかなければなりません。

一般的に日足の場合は、n本は5本(5営業日分)で考えられます。

実際のチャートで見てみましょう。

fxローソク足プライス記事内06

矢印の箇所がランウェイアップです。

強い上昇トレンドが確認できますね。

ただし、ランウェイは未来n本先という条件が含まれます。

つまり、n本先でないとランウェイかどうかわからないということです。
(上図は日足の5本の場合)

上記の理由から、エントリーに活用するというよりは、強いトレンドが継続しているのかどうかの判断材料に使うといいでしょう

fxローソク足プライス記事内07

【ランウェイダウンの条件】

・安値が過去n本前のローソク足の安値を下回っている
・高値が未来n本先のローソク足の高値を越えていない

考え方はランウェイアップと同じ。

強い下降トレンドが継続的に続いているときに見られるプライスアクションです。

3. プライスアクションの反転3つのシグナル

fxローソク足プライス03

ここで紹介するのは、相場の反転を示す3つのプライスアクションです。

トレーダーたちが最も注目しているプライスアクションですから、必ず覚えておきましょう。

3.1 インサイドバー(はらみ足)

前のローソク足の高値と安値の間に完全に収まっているローソク足をインサイドバーと呼びます。

別名、はらみ足とも呼ばれています。(細かい定義に違いがあります)

インサイドバーは反転を示すローソク足パターン。

高値圏・安値圏からの反転を狙ったトレードに活用できます。

※高値圏・安値圏とは
・高値圏・・・上昇トレンド終盤の価格帯のこと
・安値圏・・・下降トレンド終盤の価格帯のこと

まずはインサイドバーの条件を見てみましょう。

fxローソク足プライス記事内08

インサイドバー(はらみ足※)の条件

・1本目のローソク足の高値と安値の幅に、2本目のローソク足の高値と安値が収まっている
・1本目のローソク足の実体の幅に、2本目のローソク足の実体が収まっている

はらみ足本来の条件は、1本目のローソク足の実体部分に対して、2本目のローソク足の高値と安値が収まっているというものです

この条件はFXでは成立しにくいので、インサイドバーと同じ意味で考えて問題ないと思います。

※FXでははらみ足が発生しづらい理由
はらみ足は、ローソク足1本目の終値と2本目の始値に差がある状態(価格が飛ぶ)でないと形成されません。
1日の取引時間が限られる・国ごとに市場が別れる株式相場ではよく見られる現象ですが、平日24時間・世界中で取引が行われているFXでは、注文が途切れることなく価格が飛ぶ現象が少ないため、はらみ足が発生しづらいのです。

実際のチャートでインサイドバーを確認してみましょう。

fxローソク足プライス記事内09

左側からの上昇の勢いが弱まり、一度調整の下落が入りました。

そしてオレンジ枠のポイントで、インサイドバーが確認できました。

その後、再度反転上昇していますね。

このようにインサイドバーが確認できたら、反転を示すサインとして活用できます。

次にインサイドバーを使ったポピュラーなエントリー方法をご紹介します。

インサイドバーのエントリー手法

・インサイドバーが確認できたら、1本目のローソク足の高値(または安値)をブレイクでエントリー
・損切りは、1本目のローソク足の安値(または高値)
・利益確定ポイントは、リスクに対して1以上

先ほどのチャートを使って確認してみましょう。

fxローソク足プライス記事内10

オレンジ枠の部分を拡大してみました。

インサイドバーが確認できたら、1本目のローソク足の高値(安値)をエントリーポイントに設定します。

損切りは1本目のローソク足の安値(高値)です。

利益確定ポイントに決まりはありませんが、リスクに対して1以上に設定するようにしましょう。

3.2アウトサイドバー(包み足)

前のローソク足の高値と安値を完全に包み込んでいるローソク足をアウトサイドバーと呼びます。

別名、包み足とも呼ばれています。(細かい定義に違いがあります)

アウトサイドバーもインサイドバーと同じく、反転を示すローソク足パターンです

それでは、アウトサイドバーの条件を見てみましょう。

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アウトサイドバー(包み足※)の条件

・2本目のローソク足の高値と安値の幅に、1本目の高値と安値が収まっている
・2本目のローソク足の実体の中に、1本目の高値(または安値)が収まっている

イメージとしては、2本目のローソク足が1本目のローソク足を包みこんでいる感じですね。

包み足の本来の条件は、一本目の高値と安値が、二本目の実体部分に収まるというものです
こちらも、はらみ足と同様に成立しくいので、アウトサイドバーと同じ意味で考えて問題ないでしょう。

実際のチャートでアウトサイドバーを確認してみましょう。

fxローソク足プライス記事内12

上図のチャートでは、底値圏でレンジの動きを見せながら、オレンジ枠のポイントでアウトサイドバーが確認できます。

その後反転して、大きく上昇の流れとなりました。

次にアウトサイドバーを使ったポピュラーなエントリー方法をご紹介します。

アウトサイドバーのエントリー手法

・アウトサイドバーが確認できたら、2本目のローソク足の高値(または安値)をブレイクでエントリー
・損切りは、2本目のローソク足の安値(または高値)
・利益確定ポイントは、リスクに対して1以上

先ほどのチャートを使って確認してみましょう。

fxローソク足プライス記事内13

アウトサイドバーが確認できたら、2本目のローソク足の高値(安値)をエントリーポイントに設定します。

損切りは1本目のローソク足の安値(高値)です。

利益確定ポイントに決まりはありませんが、リスクに対して1以上に設定するようにしましょう。

アウトサイドバーは一見、インサイドバーにも似ているパターンですが、1本目のローソク足を2本目が完全に包んでいます。

つまり、値動きはすでに反転しているので、高い確率で反転を狙ったトレードが期待できます

3.3 複数足のインサイドバー・アウトサイドバー

ここまでは、2本のローソク足を組み合わせたインサイドバー・アウトサイドバーで解説してきました。

これが複数のローソク足が絡むと、より大きな値動きが期待できます

もう一度先ほどのインサイドバーのチャートを確認してみましょう。

fxローソク足プライス記事内14

先ほどは2本のローソク足で解説しましたが、実際は1本目のローソク足のなかに3本のローソク足があるインサイドバーとなっています。

インサイドバーもアウトサイドバーも、多くのローソク足が絡むほど大きな値動きとなります。

蓄えるエネルギーが大きくなるからです

ですから、複数足のインサイドバー・アウトサイドバーが確認できたら、積極的にエントリーを狙っていきましょう。

ちなみにエントリー方法は複数足の場合でも変わりません。

3.4ピンバー

ピンバーとは、実体よりもヒゲが3倍以上長いローソク足のことです。

強力な反転のサインとして人気のローソク足パターン

ピンバーの条件を見てみましょう。

fxローソク足プライス記事内15

ピンバーの条件

・ヒゲの長さが、実体の3倍以上であること
・ヒゲの部分が周りのローソク足から飛び出ていること

ピンバーの条件にキッチリとしたものはありませんが、おおむね上記の条件で覚えておけばいいと思います。

実際のチャートでピンバーを確認してみましょう。

fxローソク足プライス記事内16

オレンジ枠のポイントで、実体の3倍以上長いヒゲのローソク足が確認できます。

ヒゲの部分が周りのローソク足から飛び出ているのも分かりますね。

その後、反転して再度上昇していきました。

次にピンバーを使った代表的なエントリー方法をご紹介します。

ピンバーのエントリー手法

・ピンバーが確認できたら、ピンバーの高値(または安値)ブレイクでエントリー
・損切りは、ピンバーの安値(または高値)
・利益確定ポイントは、リスクに対して1以上

では、先ほどのチャートを使って確認してみましょう。

fxローソク足プライス記事内17

ピンバーは見た目も分かりやすく、トレードルールもシンプルなので非常に人気があるプライスアクションです

ぜひマスターしておきましょう。

3.5注意点

ここで紹介した3つのプライスアクションは、いずれも反転を示すサイン。

つまり、反転が予想されるポイント以外は効果的ではないということです

下のチャートをご覧ください。

fxローソク足プライス記事内18

オレンジのポイントは、アウトサイドバーの条件に合ったローソク足を示しています。

ご覧のように、プライスアクション自体はどこでも見かけることができます。

その都度エントリーしていては、かなり勝率が悪いのが分かりますよね。

ですからプライスアクションは、サポート・レジスタンスラインなどの反転が予想されるポイントで活用するようにしましょう。

4. まとめ

BOまとめ

本日のまとめです。

  • プライスアクションとは プライスアクションとは、『値動き』を重視した分析方法。
    値動きのなかには、相場の方向や勢い、投資家たちの心理など、トレードに必要な情報が詰まっています。
    そのため世界中のトレーダーが値動きに注目しています。
  • プライスアクションのトレンド継続2つのシグナル 【スラスト】
    スラストアップ―勢いよく価格が上昇している
    スラストダウン―勢いよく価格が下降している

    【ランウェイ】
    ランウェイアップ―強い上昇トレンドが継続している
    ランウェイダウン―強い下降トレンドが継続している

    トレンドの勢いと強さを知っていれば、ポジションを持つ方向に自信が持てます。
  • プライスアクションの反転3つのシグナル インサイドバー(はらみ足)
    アウトサイドバー(包み足)
    ピンバー

    上記3つのプライスアクションは、精度・勝率が高く、トレーダーたちが最も注目しているプライスアクションです。
    この3つのプライスアクションをマスターするだけでも、利益を上げ続けることができます。

いかがだったでしょうか。

トレードスタイルにかかわらず、きっとこのプライスアクションは役立つはずです

ぜひ覚えておきましょう。

また、以下の記事ではローソク足についての基礎を解説しています。

ローソク足はなぜ重要なのか、基本的な見方など、FXのローソク足を深く理解するために抑えておきたい基礎ポイントを初心者の方が読んでもわかるように作成いたしました。

ローソク足を使ったトレードが上手くいかなくて悩んでいる場合は、基礎に立ち戻って理解することで、効果的な使い方が見つかるはずですよ。

この記事のライター

水落 あきみねの写真

水落 あきみね

1977年兵庫県生まれ。2000年大学卒業後にIT会社に入社。12年間勤めた会社を退職して、自営業を始める傍らFXを始める。相場の世界に入って6年になる兼業トレーダーで、水平線やトレンドラインだけを使ったシンプルなトレードを得意としている。信条は「最もうまく負けることができる人が勝つ」

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