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2021.06.21 2021.06.10

相場の8割はレンジ相場!トレンドが発生するまで取引は控えよう【FX チャート分析③】

この記事で学べること

  • レンジ相場の仕組み
  • レンジ相場の判断の仕方
  • レンジが発生しやすい時間帯
水落 あきみねの写真
この記事のライター 水落 あきみね

「トレンドとレンジの違いが分からない」
「レンジ相場の判断が難しい」
そんな悩みありませんか。

レンジ相場の見極めは、トレードで利益を残していくために重要な要素といえます
なぜなら、トレンド相場かレンジ相場かで、勝ちやすさが違うからです

この記事では、FXで勝つために重要なレンジ相場を、画像を交えながら解説しています。
すぐにトレードで活用できる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

1. レンジ相場とは【トレンド相場との違い】

fxレンジ01

レンジ相場には次のような特徴があります。

レンジ相場の特徴

・一定の値幅で上げ下げしている
・トレンド相場と入れ替わりを繰り返している
・値動きのほとんどがレンジ相場

では、詳しく見ていきましょう。

1.1 一定の値幅で上げ下げする相場

レンジ相場とは、一定の値幅で上げ下げを繰り返している状態のことをいいます。

fxレンジ記事内01

このように上にも下にもいかない状態がレンジ相場です。
別名、持ち合い相場またはボックス相場とも呼ばれます。

レンジ相場は、上下の方向がハッキリしません
そのため、負けやすい相場だともいえます

1.2 トレンドとの違い

一方トレンド相場とは、一方向に値動きが向かっている状態のことを言います。

fxレンジ記事内02

レンジ相場と違い、上がっているのか、下がっているのかが明らかです。

向かう方向がハッキリしているので、その方向にポジションを持つことで、勝率も利益も伸ばしやすくなります
つまり、勝ちやすい相場だということですね。

相場を大きく分けると、トレンド相場レンジ相場、この2つしかありません。
トレンド相場の後はレンジ相場、レンジ相場の後はトレンド相場と、入れ替わりを繰り返しています。

現在の相場がトレンド相場なのか、レンジ相場なのか、その判断がトレードに大きく影響するといえるでしょう。
トレンド相場については、別記事で詳しく解説しています。

1.3 値動きのほとんどはレンジ相場

相場は、トレンド相場とレンジ相場を繰り返しながら動いています。

新たなトレンドが生まれるとき、トレンドが転換・継続するとき、必ずといっていいほどレンジ相場が発生します。
実際、相場の7~8割はレンジ相場といっても過言ではありません

下のチャートをご覧ください。

fxレンジ記事内03

レンジ相場⇆下降トレンドを繰り返しているチャート。

赤枠がレンジ相場の部分です。
全体のうち、多くの時間がレンジ相場なのが分かりますね。

このように、値動きのほとんどはレンジ相場だということを覚えておいてください。

2. レンジが発生する2つの仕組み

fxレンジ02

レンジは次のケースで発生します。

レンジ相場が発生するとき

・流動性がないとき
・売買が拮抗しているとき

もう少し詳しく解説します。

2.1 流動性がない時に発生

ここでいう流動性とは、通貨の取引のしやすさのことです。

この通貨の取引のしやすさは、そのまま取引量に影響します。
なぜならFXは、『国と国の通貨を交換する』取引方法だからです。

たとえ買いたくても、売ってくれる人がいないと取引は成立しません
そのため流動性の低い(取引のしにくい)通貨は、取引量が少なく、レンジが発生しやすいといえます。

特にトルコリラ・南アフリカランドなどのマイナー通貨は、世界的にも取引量が少なく、流動性が低いといえるでしょう。

fxレンジ記事内04 (引用元:OANDA JAPAN)

2.2 売買が拮抗している時に発生

レンジ相場は、売買の勢力が拮抗している場合にも起こります

fxレンジ記事内05

上図のように、売り買いの力が均衡しているときに、レンジ相場になります。
この均衡が少しでも崩れると、一気にレンジの値幅を突破(ブレイク)し、トレンド相場へと移行します。

3. トレンドの合間にも発生?レンジ相場の3つの種類

fxレンジ03

横ばいの動きをイメージしがちなレンジ相場ですが、大きくは次の3つに分かれます。

レンジ相場の3つの種類

・トレンド【継続】の際に発生するレンジ相場
・トレンド【転換】の際に発生するレンジ相場
・トレンドレス相場

では、詳しく見ていきましょう。

3.1 トレンド【継続】の際に発生するレンジ相場

方向感がハッキリしているトレンド相場の中に、レンジ相場が発生します。
中段保ち合い相場とも呼ばれており、大きな値動きやトレンドの途中にできるレンジ相場(調整相場)です。

中段という言葉が示すとおり、トレンドが発生している間(中段)に形成されます
トレンドの小休止とも考えられますので、再びトレンド方向に動きだすことが多いといえます。

下のチャートをご覧ください。

fxレンジ記事内06

大きな流れで見ると下降トレンド。

そのトレンドの流れの中でも、赤マルのようにレンジ相場を作ります。
このようなトレンドの合間に発生するレンジ相場では、値動きの型であるチャートパターンを作ることでも知られています

下のチャートは、上の赤マルの部分を下位足で見た場合です。

fxレンジ記事内07

チャートパターンとは、値動きの型のことをいいます。
不規則と思える相場の中で、ときに価格が図形を描くように動くことがあるのです。

描く図形の形や形成したあとの値動きが予測しやすくなるため、多くのトレーダーに利用されています
上図では値動きの三角形が見えていますね。これはチャートパターンの一つ、三角持ち合いです。

トレンドの途中でチャートパターン(レンジ)を形成しつつ、抜けたらトレンド方向に動いているのが分かりますよね。

トレンド相場の合間に発生する代表的なチャートパターンには、いくつか種類がありますので、別記事にてご紹介します。

3.2 トレンド【反転】の際に発生するレンジ相場

上昇トレンドから下降トレンド、または下降トレンドから上昇トレンドへ反転する際もレンジ相場は発生します

fxレンジ記事内08

このレンジ相場でも、やはりチャートパターンを形成することが多いです。
イチ早くこのレンジ相場に気づくことができれば、新たなトレンドの発生をつかまえるチャンスともいえるでしょう。

反転する際にできる代表的なチャートパターンも、別記事にてご紹介しますね。

3.3 トレンドレス相場

3つ目はトレンドレス相場です。
トレンドレス相場は、文字どおりトレンドがまったくない状態の相場

下のチャートをご覧ください。

fxレンジ記事内09

レンジ相場とは、一定の値幅で上げ下げしている相場のことでしたよね。
ですが上のチャートでは、値動きに規則性がなく、レンジの幅もハッキリしません。

よく分からない相場ともいえます。

どこを抜けたら大きく動きだすかも分かりにくく、トレードには非常に不向きです。
実際の相場では、このようなトレンドレス相場もよく見受けられます。

4. レンジ(持ち合い)の判断の仕方

fxレンジ04

レンジ相場にも種類があるのがお分かりいただけたでしょうか。

では、どうなるとレンジ相場と判断するのかを確認してみましょう。

4.1 レンジ相場に移行するタイミングとは

相場には、トレンド相場とレンジ相場の2つしかありません。
そのためトレンド相場が発生していないときが、レンジ相場といえます。

要するにトレンド相場が分かれば、レンジ相場も判断できるということですね
それでは、トレンドの定義を確認してみましょう。

トレンドの定義
・上昇トレンド:高値と安値を切り上げている
・下降トレンド:高値と安値を切り下げている

fxレンジ記事内10

上昇トレンドの場合は、高値と安値を切り上げ続けている限り、トレンド相場と判断できます。
下降トレンドの場合は、逆ですね。

これを踏まえて、レンジ相場の判断をしてみましょう。

fxレンジ記事内11

上図は、上昇トレンドからレンジに移行したケースです。

トレンドからレンジに移行する流れ
ポイントA・・・高値切り上げ(上昇トレンド中)
ポイントB・・・安値切り上げ(上昇トレンド中)
ポイントC・・・高値切り上げない(レンジ相場の可能性)
ポイントD・・・安値切り上げない(レンジ相場確定)

レンジ相場と判断できるのは、安値Dの反発が確認できてからになります

実際のチャートでも確認してみましょう。

fxレンジ記事内12

ポイントCで高値を切り上げない、ポイントDで安値を切り上げない(ほぼ同じ価格)。
つまり、トレンド相場の定義に当てはまらないため、レンジ相場と判断します。

このようにレンジ相場の判断は、高値と安値を更新できなかったタイミングです。
高値と安値をしっかりと順番を追って見ていくことが大切といえるでしょう

5. レンジが発生しやすい時間帯がある

fxレンジ05

FXの市場は、平日24時間ほぼ動いています。

◎市場が開いている時間

fxトレンド記事内11 (夏時間が導入される時期は、東京、香港、シンガポール以外の市場では、1時間早くなります。)

図を見ると、途切れることなく市場がオープンしていることがわかりますね。
このように24時間開いている市場ですが、各市場規模によって値動きの大きさが違います。

つまり、値動きが起こりやすい時間帯と起こりにくい時間帯があるのです。
レンジは、この値動きが起こりにくい時間帯によく発生します。

では、どの時間帯にレンジが発生しやすいのでしょうか?

結論からいえば、
東京市場:9時~16時
ニューヨーク市場の後場:翌2時~7時
上記の時間帯にレンジになりやすいです。

◎東京市場:9時~16時

東京市場は、日本の投資家や金融機関などがメインで参加する時間帯。
そのため、米ドル/円やユーロ/円など、『円』絡みの通貨ペアが動きます。

一方、『ユーロ/米ドル』や『ポンド/米ドル』などの円が絡まない通貨は動きづらいという特徴があります。

また、3大市場であるロンドン市場とニューヨーク市場がオープンしてないため、レンジをブレイクしにくいのが東京市場です。

◎ニューヨーク市場の後場:翌2時~7時

ロンドンフィックス(※)が終了した後の、ニューヨーク市場の後場時間(翌2時~7時)も、トレンドからレンジに推移する時間帯です。
日本では深夜~早朝にあたる時間になります

※ロンドンフィックスとは
その日の対顧客向けの基準レートを決める時間。日本でいうところの『仲値』に相当し、値動きが激しくなる

効率よくトレードをするためにも、レンジが発生しそうな時間帯はおさえておくようにしましょう。

6. まとめ

fxチャート見方まとめ

本日のまとめです。

  • トレンド相場とは トレンド相場:一方向に値動きが推進している状態のこと
    レンジ相場:一定の価格帯で上下動を繰り返している状態のこと

    トレンド相場は、向かう方向がハッキリしているので勝ちやすい。
    レンジ相場は、方向感が分からず負けやすい。
  • 上昇トレンドと下降トレンド トレンドは次の2種類に分かれる

    上昇トレンド:高値と安値を切り上げている
    下降トレンド:高値と安値を切り下げている

    高値と安値のどちらも切り上げ(切り下げ)なければトレンドとはいえない。
  • トレンドが発生しやすい時間帯 トレンドが発生しやすいのは、世界3大市場の時間

    東京市場:8時-9時55分(中値確定まで)
    ロンドン市場:17時-19時(夏季16時-18時)
    ニューヨーク市場:23時-1時(夏季20時-0時)

    平日24時間動いているFX市場だが、値動きが起こりやすい時間帯と起こりにくい時間帯がある。
    トレンドが発生しそうな時間帯をおさえておけば、効率よくトレードができる。

いかがだったでしょうか?

いかにトレンド相場でトレードするかが、FXで勝つために最も重要な要素です

チャートを見てトレンドの判断ができるようになれば、勝率・利益ともにグッと上がるでしょう。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

この記事のライター

水落 あきみねの写真

水落 あきみね

1977年兵庫県生まれ。2000年大学卒業後にIT会社に入社。12年間勤めた会社を退職して、自営業を始める傍らFXを始める。相場の世界に入って6年になる兼業トレーダーで、水平線やトレンドラインだけを使ったシンプルなトレードを得意としている。信条は「最もうまく負けることができる人が勝つ」

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