JFXは、ヒロセ通商の子会社であり、同じLION系システムを採用しています。
また、スプレッドやスワップポイントも同じため「ヒロセ通商との違いはなに?デメリットは?」と疑問に思われるかもしれません。
当然ながら、どのFX会社にも良いところ・悪いところがあり、中には自分のスタイルに合わない人もいます。
この記事では、JFXのメリット・デメリットを口コミをもとに分かりやすくまとめてみました。
まず、JFXに『向いている人・向いていない人』を見てみましょう。
JFXに向いている人
JFXに向いていない人
それでは、詳しく解説していきます。
目次
その特徴をみていきます。
会社名 | JFX株式会社 |
---|---|
設立 | 2005年7月11日 |
所在地 | 東京都中央区新富1−12−7 新富HJビル3F |
資本金 | 3億1,700万円 |
カバー先銀行 | 1社 (注)ヒロセ通商の1社。ただしヒロセ自体のカバー先は23社 |
取扱通貨ペア | 26通貨 |
スプレッド | 米ドル/円 0.3銭 ユーロ/円 0.5銭 ユーロ/米ドル 0.4pips |
スワップポイント (買い) | 米ドル/円 20円 豪ドル/円 21円 NZドル/円 23円 南アフリカランド/円 150円 ※1万通貨の場合 (南アフリカランドは10万通貨の場合) |
レバレッジ | 最大25倍 |
最低取引単位 | 1,000通貨から |
取引方式 | NDD方式 |
取引時間 | 夏時間:月曜日 午前7時から土曜日午前5時まで 冬時間:月曜日 午前7時から土曜日午前6時まで |
・抜群の約定力・約定スピード
・業界最狭水準のスプレッド
・現役トレーダーの社長による売買方針
・人気のMT4を搭載
・豊富なキャンペーン
JFXの最大の強みは、『約定力・約定スピード』といっても過言ではありません。
他社と比べて4倍ほど早い約定スピードや安定した約定力は、スキャルピング(超短期取引)に最適といえるでしょう。
そしてJFXは、国内FX会社では珍しく『スキャルピングを公認』しています。
それだけ自社サーバーの処理能力にも自信があるということかもしれませんね。
このようにJFXでは、スキャルピングでトレードするのに最適な環境が整っているといえます。
JFXの主要通貨ペアのスプレッドは、業界内でも狭いことで知られています。
他社と比較しても、スプレッドはかなり狭い部類といえるのではないでしょうか。
トレード回数が増えてくるほど、スプレッドの影響は大きくなります。
特にスキャルピングをメインとするトレーダーにとっては、スプレッドが狭いというのは重要なポイントですよね。
JFXの社長は、プロトレーダーでもある小林芳彦氏です。
JFXでは毎日、この小林社長自ら主要通貨ペアの相場解説や売買方針が発表されます。
損切り・利食いやエントリーの価格帯など、プロトレーダーの視点による戦略を見るだけでも、初心者には大変勉強になります。
また、朝や晩に欠かさず提供される音声情報やツィーターによる情報提供など、まさに小林社長本人が1つのコンテンツとなっています。
109.879で新規売り。まだ上がるか?
— FXの売買速報@JFX小林芳彦 (@JFXkobayashi) February 7, 2020
109.883で売り増し。
110.016まで朝方跳ねたけど、フォロースルーがなく結果的に109.81まで下げたことで、今日参加した人は気持ち売ってるのかな?
— FXの売買速報@JFX小林芳彦 (@JFXkobayashi) February 7, 2020
下がり切れない展開に、欧州勢が買って、ストップありそうな上攻めしてるような感じ。
私? 私は完全に高見の見物です!
このようにリアルタイムで提供される小林社長からの情報も、JFXの特徴の1つといえるでしょう。
MT4とは世界で最も多く使われている取引ツールです。
高機能かつカスタマイズ性に富んだMT4ですが、国内のFX会社では自社の取引ツールがあるため、使用できるところがほとんどありません。
しかしJFXでは、自社の取引ツールとは別に、MT4を無料で利用できます。 MT4からの直接注文はできませんが、チャート分析を行うことが可能です。
また、10秒足や小林社長のツイッターを表示できるオリジナルインジケーターも配布されています。
FX歴が長くなってくるほど、自分のこだわりが増えて、チャートにカスタマイズ性を求めるようになります。
そのためカスタマイズ性の少ないFX会社の取引ツールでなく、自由で拡張性の高いMT4が利用できるというのは、大きなポイントです。
私自身のメイン口座もJFXですが、やはりこのMT4が使えるというのが1番の理由でした。
JFXでは、食品キャンペーンというユニークなキャンペーンが用意されています。
こういったキャッシュ以外のキャンペーンは、JFXが元祖ともいわれており、独自のサービスが展開されています。
もちろん食品キャンペーン以外にも、高還元キャッシュバックや新規口座開設キャンペーンなども用意されており、その豊富さはJFXの特徴の1つといえるでしょう。
冒頭にも説明しましたが、JFXはヒロセ通商の子会社であり、スプレッド・スワップポイントなどの条件面でほぼ同じです。
しかしながら、細かい部分のサービスに違いがあります。
以下に違いをまとめた表を用意したので、ご覧ください。
(表にないのは、ほぼ同スペックです)
比較項目 | JFX | ヒロセ通商 |
---|---|---|
通貨ペア数 | 26ペア | 50ペア |
MT4 | あり(チャート分析のみ) | なし |
電話サポート | 平日:午前8時〜午後8時 | 平日:24時間サポート |
取引ツール | マトリックストレーダー | LION FX |
カバー先 | ヒロセ通商 | 23行 |
JFXとヒロセ通商の一番の違いは、「通貨ペア数」です。
ヒロセ通商は、業界内でもトップクラスの通貨ペア数を誇っています。
一方、JFXは26通貨ペアと他社と比較しても決して少ないというわけではありませんが、ヒロセ通商と比べると見劣りする点は否めません。
JFXでは、チャート分析のみですがMT4を利用できます。
また、独自のインジケーターも用意されています。
一方、ヒロセ通商ではMT4が使えません。
電話サポートにも違いがあります。
JFXでの電話サポートは、平日の午前8時〜午後8時までです。 対して、ヒロセ通商では平日24時間体制の電話サポートをおこなっています。
夜からのトレードをメインとする方にとっては、ヒロセ通商の24時間サポートはうれしいですね。
同じLION系システムを使っているため、性能にほとんど違いはありません。 「約定力・約定スピード」も同スペックです。
カバー先の説明をすると長くなってしまうので割愛しますが、FX会社のカバー先は多いに越したことはありません。
その点ではJFXのカバー先が1行、ヒロセ通商は23行となっており、大きな違いがあります。
ただし、JFXの1行はヒロセ通商ですから、結局同じといえるかもしれませんね。
両社を比較してみましたが、マイナー通貨でのトレードをしたい方や夜間のサポートを受けたい方はヒロセ通商に軍配が上がるといったところでしょうか。
一方、MT4でチャート分析をしたいという方にはJFXをオススメします。
以上、JFXの特徴をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
JFXは、抜群の「約定力・約定スピード」を誇り、スプレッドも業界最狭レベルという特徴があります。
その特徴の上で、スキャルピングを公認していることからも、スキャルピングを利用しやすいFX会社であるといえるでしょう。
では実際の使い勝手はどうなのでしょうか?
ネットの口コミサイトなどを確認してみましょう。
ネットにはJFXの評判・口コミサイトがあり、独自の点数が付けられています。
その評価項目や点数も各サイトでバラツキがあるので、私の方で代表的なサイトの評価をまとめてみました。
しかしながら、JFXは他のFX会社と比べると評価サイトでランキング上位に入っていません。
そのため、2サイトからしか平均が取れず(通常5サイトから)、一部評価に偏りがあります。
多くのサイトを元に集計したデータの方が、正確な評価に近いといえますが、今回は数が少ないなかでのまとめである点をご理解いただければ幸いです。
また各サイトで満点の点数が違うので、満点を5点で統一しました。
評価項目の言い回しの違いは、近い項目にまとめて、まとめきれない項目は省いています。
【JFX 総合評価まとめ】
総合評価(5点満点):3.70
評価項目 | サイト平均 (5点満点) | 項目内容 |
---|---|---|
スプレッド | 2.59 | 売買に伴うコスト |
スワップポイント | 2.28 | スワップ金利 |
取引ツール | 3.00 | 取引ツールの使い勝手 |
スマホ・アプリ | 3.00 | スマホ・アプリの使い勝手 |
情報 | 2.75 | 配信情報・充実具合など |
安定性 | 2.39 | レスポンス状態等、通信の安定性 |
サポート | 3.64 | 24時間サポートや対応内容 |
なお、評価のまとめに関しては、以下の代表的なサイトを参照させていただきました。
【総評】
2サイトからしか点数を集計できなかったためか、各項目ともに平均より下の評価がほとんどとなってしまいました。
価格コムでの評価は、全ての項目において平均以上となっていますが、「ザイFX」では、ランキング上位であっても1位のFX会社以外に対して、かなり厳しい評価となっています。
その影響で「JFXのサイト平均」が他社の評価よりかなり低くなっています。
特に強みである「スプレッド」や「安定性」の項目が低い評価が付いています。
ではユーザーの口コミを見て、実際にはどういった点が良くて、どの点に問題があったのかを確認してみましょう。
まずは、JFXの良い口コミをまとめみました。
評価:★★★☆☆ 3
JFXでは、新規口座開設のキャンペーン以外にも、毎月取引することによりキャッシュバックや食品などがもらえるキャンペーンも随時行われているので、取引を多く行っているトレーダーにはおすすめです。
スキャルピング取引を規制しているFX業者も多い中で、JFXではスキャルピングOKと明言している点でも安心して取引できます。
スキャルピングで毎日何度も取引をする方なら、絶対おすすめのFX業者だと思います。
デメリットとしては、売り買いのスワップポイントにおいてスプレッドが大きい、重要指標発表や相場急変動の際はスプレッドが他社に比べて広がる傾向はあります。
主要通貨の米ドル円の買いスワップは20円(2019年11月時点)であまり高くはなく、スワップ収益による長期投資には不向きです。40代・男性
評価:★★★★☆ 4
スキャルピングに制限がないのがありがたい。約定スピードは知っている中で最速。
取引量に応じてのキャッシュバック・プレゼントキャンペーンがお得感満載。
ただロールオーバー明けのスプレッドの開きが不満。50代以上・男性
取引ツールの使いやすさ。スキャルピング対応の細かさ。
40代・男性
1番口コミで多かったのが「スキャルピング」についてです。
やはり、約定スピードや取引量の制限がないなど、スキャルピングを行う上で最適な環境が整っている点が評価されているのでしょう。
また、トレードスタイルによりFX会社を分けているトレーダーも見受けられました。
各FX会社の特徴をうまく活用されているみたいですね。
評価:★★★★★ 5
毎日小林社長の相場観が聞けていいと思います。
各通貨毎の売買方針や参入レベルが参考になるだけでなく、ニュースや指標についての解説もトレードの参考になります。
スプレッドも最狭水準なので、スキャルピングには適していると思います。40代・男性
小林社長の参入レベルの予測と相場の傾きについてのコメント。
60代以上・男性
JFXの小林社長のスキャの勝率凄いらしい。仮にコピトレシステムあったら小林社長だな!
— オッスオラギックリ腰前@下痢もたまに(›´ω`‹ ) (@keifxrevenge) February 2, 2020
JFXの他社にはない強みを1つだけ挙げるとすれば、「小林社長本人」といえるでしょう。
特に小林社長の売買方針やTwitterのつぶやきなどは、多くのトレーダーが参考にしているみたいです。
プロトレーダーの考え方やトレード方法を生で聴いたり、見たりする機会はなかなかありませんが、JFXではトレーダーの小林社長自ら解説してくれます。
その点を評価する声が数多く見られました。
評価:★★★★☆ 4
毎月、取引数量に応じていただけるキャンペーンが楽しみです。
食品が月ごとに、いろいろいただけます。パスタ・カレー・レトルト食品・おかきなどなど・・・。
スマホでも操作しやすく、『未来予想チャート』など、情報量も豊富です。
99パーセント、スマホでの取引ですが、不自由を感じたことは1度もありません。他社のアプリと比べても、引けをとるところはありません。40代・女性
取引量に応じて毎月キャッシュバックや食品プレゼントがあること。
30代・男性
JFXからキャンペーンの食べものプレゼント届きました!小林社長、ありがとうございます! pic.twitter.com/tCl38ZlRck
— スキャイ~ン (@autobi_glider) November 15, 2019
JFX株式会社からキャンペーンのプレゼントが届きました♪
— CCS住元一仁 (@ccs_hiroshima) January 21, 2020
期間1ヶ月、ポンド円の片道4,000万通貨は少々堪えましたが、届くと達成感があります!
さぁ、今月もやろう!
控え目に・・・(・∀・) pic.twitter.com/rcCU0s5M6j
JFXの豊富なキャンペーンを評価する声も目立ちました。
取引量に応じたキャッシュバックキャンペーンや、食品キャンペーンが毎月のようにあります。
キャッシュバックキャンペーンは条件が厳しいですが、食品キャンペーンは割と緩めです。
トレードを続けていれば、いつの間にか条件を達成していることもあるので、うれしいサービスといえるでしょう。
以上、良い口コミでした。
社長本人が評価されているというのが、他社にはないユニークな点だと思います。
また会社として「スキャルピング」を全面的に押し出しており、トレーダー達からも支持されているというのが、口コミからも分かりますね。
では反対に悪い口コミにはどういったものがあるのか見ていきましょう。
先ほどはJFXの良い口コミを見ていただきましたが、不満に思われている点はどういったものがあるのでしょうか。
ここでは実際に口コミサイトにあるJFXの悪い口コミをご紹介します。
評価:★☆☆☆☆ 1
100万通貨単位での取引では、全く約定しない、スキャルピング制限無しは意味を成していない。50才以上・男性
約定で滑るときチャートとけっこうずれを感じるので鬱陶しい。
40代・男性
JFX約定受付てもらえないままドル円吹き出して爆死したぞ💢
— ぴんたぷったん (@0pntptn0) August 13, 2019
(`・ω・´)10万通貨くらいまでならJFXでも良いですけど、大きな指標がある日とかは16万通貨とかでも約定拒否してきたりする会社だからロット増やして行くなら違う会社にした方が良いですね #peing #質問箱 https://t.co/Ahw1LRzCcw
— マサ吉 (@masakitien) July 28, 2019
「スベる」「約定しない」などは、どのFX会社でも言われることですが、JFXの口コミでは比較的に多いように感じられました。
JFXで口座を開設するトレーダーの多くが、スキャルピングをメインとしていることを考えると約定力というのは大きなポイントです。
コメントを見ていると取引数量が多いほど、約定拒否などが増えたとの口コミもありました。
取引数量を多めでトレードする方は注意が必要かもしれませんね。
JFXだけではないですが、2016年10月7日の早朝に、JFXは約131円から119円までGBP/JPYのレートが大きく変動しました。
他のFX会社では約121円や約123円、約125円の所もあったのでレートの差がひどいと思います。36才・男性
今日の午前中は結構スプ開いてましたね。大きい時には10pips超えてたと思います。
夕方になっても普段より開いてました。トレードするなと言ってるように思えました。
MT4を見たら午前中は結構開いてました。
国内のある業者を見たら開いてませんでした。口座移動しようかな。toritori さん
JFXの朝のスプレッドって酷いなぁ
— realDream (@realDream5) December 19, 2019
JFX。昼でもスプレッドが大きく開いて大損。取り返せず今日は負けで終了。気をつけなきゃ。。
— oyogetaiyaki (@oyogetaiyaki50) May 23, 2019
約定力と同じくらいあった悪い口コミが「スプレッド」。
特に早朝時や指標発表時などはビックリするくらいスプレッドが開くことがあります。
私個人もJFXがメイン口座なのでよく分かります。
JFXでは、取り扱い通貨26ペアのうち18ペアのみが原則固定スプレッドが採用されています。
また、原則固定スプレッドの適応時間が午前9:00から翌日午前2:00までとなっています。
もちろん、早朝を含むそれ以外の時間帯は、スプレッドが開いてしまうことがあるということですね。
また、NDD方式を採用しているFX会社は、流動性の低い時間帯や相場の急変動があった場合のスプレッドの開きは、取引の仕組み上どうしてもでてしまうのでしょう。
この点は「透明性が高い」といわれるNDD方式のデメリットかもしれません。
以上、JFXの悪い口コミでした。
JFXの特徴や口コミを調べてみましたが、やはりスキャルピング・デイトレードといった短期売買に強い
特にスキャルピングでは、約定力や約定スピードが優れており、かつスプレッドも狭いJFXの特徴が活かされるのではないでしょうか。
それでは、本日のまとめをしてみましょう。
・抜群の約定力・約定スピード
・業界最狭水準のスプレッド
・現役トレーダーの社長による売買方針
・人気のMT4を搭載
・豊富なキャンペーン
【良い口コミまとめ】
・取引量に制限がない
・約定スピードが知っているなかでは最速
・毎日小林社長の相場感が聞けてわかりやすい
・毎月のキャンペーンが楽しみ
【悪い口コミまとめ】
・約定しない、スベる
・早朝や指標発表時に大きくスプレッドが広がることがある
それでは、再度JFXに『向いている人・向いていない人』を見てみましょう。
JFXに向いている人
JFXに向いていない人
プロのトレード方針や手法を学びながら、スキャルピングトレードをしたいという方に、JFXはオススメです。
水落 あきみね
1977年兵庫県生まれ。2000年大学卒業後にIT会社に入社。12年間勤めた会社を退職して、自営業を始める傍らFXを始める。相場の世界に入って6年になる兼業トレーダーで、水平線やトレンドラインだけを使ったシンプルなトレードを得意としている。信条は「最もうまく負けることができる人が勝つ」
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