勝つトレーダーは10pipsをスキャルピング手法で積み重ねている?

所長からの問いかけ

スキャルピングは短期間で結果が出るので、初心者がFXの取引イメージを掴む入り口としては適している手法かと思います。

ただ、利益を細かく取っていく分、損切りタイミングを逃してしまった際は損失が大きくなりがちですよね。

そこで、スキャルピングで勝っているトレーダーの手法をデモトレードを使って検証します。
上手く損切りする方法なども学べると嬉しいですね。

たなかの写真所長に答えて

スキャルピングトレードは、数秒から数分で利益を狙うトレード手法です。

短時間で利益を発生させることが可能なため初心者にも好まれやすい手法ですが、相場分析のできる慣れたトレーダーでないと利益を継続して出し続けるのは難しいようです。

今回はスキャルピングで勝っているトレーダー、負けているトレーダーの実績を見ながら、スキャルピングで勝つための条件を解説していきます。

初心者から中級者トレーダーになるためのヒントを探ってみました。

勝ちトレーダーの取引手法を参考に勝てるかの検証企画も実施しましたので、参考にできるポイントを見つけられるかもしれませんよ。

記事を読んで分かること

  • スキャルピングで負ける人、勝てる人
  • スキャルピングで勝っているトレーダーがいる
  • 初心者でも勝ちトレーダーのような取引ができるのか

1. スキャルピングとは

スキャルピング01

まずはスキャルピングの手法について、特徴をみていきます。


1.1 リスク小

スキャルピングは、超短期間でトレードをするため利益幅が小さくなるのですが、その分損失幅も小さく設定するので損失リスクを抑えられます。

相場の急変時に一番早く対応ができるので、リスクの小さいトレード手法と言えます。


1.2 すぐに結果が分かる

数秒〜数分で決着がつくのですぐに結果が分かるのが特徴です。

すぐに結果がわかるのでトレード毎のストレスは少ないですが、躊躇なくトレードを繰り返すことが可能なので、連続負けのリスクが高まります。


1.3 短期間で利益を積み上げられる

資金を回せる、資金効率の高さはスキャルピングトレードのメリットの一つです。
相場分析に慣れ、型にハマれば短期間で利益を積み上げることができます。

ただ、負のスパイラルにハマってしまうと損失を膨らませるのもまたあっという間ですので、トレードの精度を毎回高めるための一呼吸が必要になってきます。


1.4 初心者には向いていない?

上記スキャルピングの特徴は一見初心者向けのように思えますし、取引の容易さから初心者にオススメの手法として紹介するサイトが多くあります。

ですが、スキャルピングは初心者が一番始めに臨むトレードとしてはあまりオススメできません。
超短期間の取引には瞬発力、集中力、忍耐力、気持ちの切り替え等のスキルが必要なためです。

裏を返せば、上記のスキルを鍛えることでスキャルピング上級者を目指すことができます。

トレード上級者の誰もが初級者からのスタートです。
知識をつけてトレード技術を磨いていきましょう。

デモトレードや小額取引などで自分のスタイルを確立してから実践に臨むのがよさそうですね。


2. スキャルピングで負けてしまう原因

スキャルピング 02

初心者がスキャルピングをして負けてしまう原因には共通点がありますので、おさえておきましょう。


2.1 1社だけで取引をしている

スキャルピングをするにあたり重要になるのがスプレッド、約定力、サーバーの安定性です。

取引しているFX会社でトラブルが発生し、取引ができなくなってしまっては大きな損失につながります。

1社で取引ができなくなった際の、リスクカバーを他社で行うなどの対策が必要になります。


2.2 ナンピンをしてしまう

短期決戦、小利益・小損失で勝負するスキャルピングで、損失を大きくしかねないナンピンは適切ではありません

ナンピンは含み損に耐えうる資金力と、相場が想定した方向に向かうまで待ち続けられる忍耐力が試される手法です。

スキャルピングをするトレードでは採用しないことが適切といえます。


2.3 時間帯に関係なく取引している

スキャルピングは集中力や忍耐力を要するので、時間帯を絞る等の工夫が必要になってきます。
平日24時間取引できることは、忙しい人でも取り組めるFXのメリットではあります。

いつでも利益を得られるチャンスではありますが、いつでも退場させられる危険ももっています。

誰も予測ができない市場において、自身が最も得意とする期待値の高いポイントを絞ることが大切です。
期待値の高いトレードについては、別記事で記載をしています。



2.4 コツコツドカン

積み重ねる利益が小さいので損切りの判断が遅れると1回の損失で全ての利益を失ってしまいかねません

瞬間的な決済判断に慣れるまでは、あらかじめ利益5pips・損失5pips等に設定しておくのも対策の一つとして有効ですね。


3. スキャルピングで勝っているトレーダーたち

スキャルピング03

スキャルピングで勝っているトレーダーの実績を見ていきましょう。

月に数百万円を稼ぐトレーダーどのような取り引きをしているのでしょうか。
2020年3月の1ヶ月間のトレード実績を追いました。


3.1 為替黙示録たけっち【ゲーム・配達員・FX垢】




為替黙示録たけっち【ゲーム・配達員・FX垢】さんは自転車配達員をしながらFXで数百万稼ぐトレーダーです。

メインはデイトレのようですが、1分足スキャルピングの実績公開が増えてきました。

手法が1分足でのフラッグ・ペナントのブレイクアウトを、狙うものであることを本人が公開していることもあり、今回の手法検証でも採用させていただきました。


【エントリーポイント】



【2020.3月の実績】

項目本人データ
FX歴9年
職業自転車配達員
年齢不明
メディア掲載歴なし
3月最高益100万円
3月最大損失14万円
月間推定収入390万円


【取引】

項目本人データ
通貨ペアユ-ロ/米ドル、米ドル/スイスフラン、米ドル/円、ポンド/米ドル、豪ドル/米ドル
取引時間帯11時頃、21時頃
平均獲得pips4-8pips
平均損失pips5pips
資金量不明
FX会社GMOクリック証券
インジケーターボリンジャーバンド、MACD
取引環境不明


3.2 JN@お祈りトレーダー(為替)




JN@お祈りトレーダー(為替)さんは月間800万円近く稼ぐ専業トレーダーです。
言及はされていませんが、年収1億円プレイヤーかもしれません

取り引き履歴からチャート分析をしてみると、1度大きくブレイク・レンジを確認の上、2度目のブレイク狙いなのがわかりました。


【エントリーポイント】

スキャルピング記事内02-2 ※公開履歴からエントリーポイントを推測しています


【2020.3月の実績】

項目本人データ
FX歴13年
職業専業トレーダー
年齢40歳以上
メディア掲載歴なし
3月最高益260万円
3月最大損失270万円
月間推定収入800万円


【取引】

項目本人データ
通貨ペア米ドル/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドル、ポンド/円
取引時間帯夕方-深夜
平均獲得pips10-30pips
平均損失pips10-20pips
資金量不明
FX会社不明
インジケーター移動平均線
取引環境不明


3.3 IZUMI




IZUMIさんは3日で100万円を稼いだ実績の持ち主です。
過去には10万円を1,000万円にしたこともあるそうで、かなりの敏腕トレーダーのようです。

取り引き履歴からの手法分析では、トレンド終了ポイントでの逆張りでエントリーをしているようです。


【エントリーポイント】

スキャルピング記事内03-2 ※公開履歴からエントリーポイントを推測しています


【2020.3月の実績】

項目本人データ
FX歴不明
職業EA制作、バカラ、FX
年齢不明
メディア掲載歴なし
3月最高益80万円
3月最大損失1万円
月間推定収入100万円(3月29-31日)


【取引】

項目本人データ
通貨ペアポンド/円、ゴールド、米ドル/円、ユーロ/米ドル、株式指数、スイスフラン/円
取引時間帯夕方-深夜
平均獲得pips10-30pips
平均損失pips5-15pips
資金量不明
FX会社不明
インジケーター移動平均線
取引環境不明


3.4 FX巨人




FX巨人さんは会社員をしている兼業トレーダーです。

小額取り引きがメインで、相場に合わせてブレイクアウト狙いの順張りや、トレンド終わりの逆張りを使い分けているようです。

【エントリーポイント】

スキャルピング記事内04-2 ※公開履歴からエントリーポイントを推測しています


【2020.3月の実績】

項目本人データ
FX歴不明
職業会社員
年齢不明
メディア掲載歴なし
3月最高益18,000円
3月最大損失5,000円
月間推定収入37,000円

【取引】

項目本人データ
通貨ペア米ドル/円、ゴールド、株式指数、ポンド/米ドル、原油
取引時間帯夕方-深夜
平均獲得pips10-30pips
平均損失pips5-15pips
資金量1-5万円
FX会社不明
インジケーター移動平均線
取引環境不明

3.5 おかずのり(FX)




お子さんを抱える兼業パパトレーダーです。
トレード以外にも、家族との日常が癒しポイントです。

取引公開されていた履歴でのエントリーポイントは、トレンド転換のブレイクを狙ったスキャルピングのようです。


【エントリーポイント】

スキャルピング記事内05-2 ※公開履歴からエントリーポイントを推測しています


【2020.3月の実績】

項目本人データ
FX歴3年
職業会社員
年齢不明
メディア掲載歴なし
3月最高益30,000円
3月最大損失25,000円
月間推定収入-2,000円


【取引】

項目本人データ
通貨ペア米ドル/円、ポンド/円、豪ドル/円
取引時間帯夕方-深夜
平均獲得pips5-10pips
平均損失pips5-10pips
資金量不明
FX会社ヒロセ通商
インジケーター不明
取引環境不明


4. スキャルピング勝ち方7つの検証

スキャルピング04

一般的に言われているスキャルピングの勝ち方と、上記でご紹介したトレーダーの実際の勝ち方を比較検証してみました。


4.1 5分未満の時間足を見ている

1分足、3分足でのスキャルピングで、利益を出す人もいれば15分足でスキャルピングをする人もいます。

サポートラインの反発やトレンド中の押し目など、長い時間足での相場分析をした前提で、5分未満の時間足はタイミングを図るために使用しているようです。


4.2 10pips以内の小さな利確をしている

確かに10pips以内での決済を積み上げてはいますが、数は少ないまでも同pips程度の損失が出ているのも事実です。

20pips、30pipsとチャンスと見るや利益を伸ばす柔軟性も、利益を確保するのには必要なようです。


4.3 テクニカル分析を重視している

上位足から下位足へ、それぞれテクニカル分析はされていましたが、ファンダメンタルを取引の根拠にしているトレーダーはいませんでした。

超短期取引には、テクニカル分析の重要度が高いようです。


4.4 時間帯を絞っている

一般的には相場の動きやすい欧州、ニューヨーク時間をオススメするサイトが多く一般的ではありますが、慣れたトレーダーは時間帯を絞ることはせず、「相場が動いている」時間帯なら日中でも取引をしていました。

個人の都合が大きく関与する部分ですので、ライフスタイルに合わつつ、相場の動きに合わせた取引をするのが良いのでしょう。


4.5 通貨ペアを絞っている

今回検証したトレーダー達は、1つの通貨ペアだけでトレードしている人はいませんでした。

ドル円をメインに他の通貨もチャンスがあれば取引する、といったスタイルのトレーダーもいます。
鉄板ルールができるまではという条件つきで、通貨ペアを絞るのが良いのでしょう。


4.6 資金量を調整している

通貨ペアによって資金量を調整していました。

・動きの激しい通貨では取引量を小さく値幅をとりにいく

・動きの少ない通貨では取引量を大きく、小さい値幅をとりにいく



常に取引固定せず、柔軟に取引量を変えることも、スキャルピングのコツかもしれません。


4.7 損切りの判断が速い

1回のトレードで狙う利益と同程度の損失まで許容する

10pipsを積み上げるトレードスタイルなのに、30pipsも40pipsも耐えていては勝てませんね。
損切りができなくて悩んでいる人には、今回の手法検証は参考になるかと思いますよ。


5. デモトレードで勝てるか検証してみた

スキャルピング05

5.1 GMOクリック証券

為替黙示録たけっち【ゲーム・配達員・FX垢】さんの公開手法をもとに、デモトレードで利益が出せるのか検証してみました。

※デモトレード
資金:100万円
取引量:10万通貨/1回
取引通貨:米ドル/円
取引手法:【1分足スキャルでフラッグ・ペナントのブレイクアウト】



為替黙示録たけっち【ゲーム・配達員・FX垢】さんが使っているFX会社、GMOクリック証券を使用しました。


検証1

①3分足でフラッグをブレイクしました。
②1分足でさらにフラッグのブレイクを狙います。
③ロウソク足が伸びていったので5.2pips、5,200円の利益確定です。


スキャルピング検証 01

検証2

①3分足で上昇が継続していることを確認します。
②1分足のフラッグのブレイクでエントリー。
③2pipsほど利益が乗りましたが、目標の4pipsまで到達できずに損切りとなりました。4.2pips、4,200円の損失です。


スキャルピング検証02

検証3

①3分足でレンジブレイクしており上昇目線です
②1分足でフラッグをブレイクしたところでロングエントリー
③安値を更新で4.6pips、4,600円の損失です。


スキャルピング検証03

【検証結果】

 検証1検証2検証3
取引通貨米ドル/円米ドル/円米ドル/円
損益5,200円(5.2pips)-4,200円(-4.2pips)
-4,600円(-4.6pips)
合計損益5,200円(5.2pips)1,000円(1.0pips)-3,600円(3.6pips)

検証結果は1勝2敗、合計損益は -3,600円(-3.6pips)となりました。

検証1では幸先よく上昇トレンドに乗ることができましたが、検証2と検証3ではトレンドの終焉とレンジ相場であることが判断できなかったことが敗因と思われます。

得られたこととしては、2連続負けをしても損失pipsが3.6pipsで済んだことでしょうか。

スキャルピングは超短期売買なので損切りも早い段階で実行することができます。
損失を最小限に抑えられる利点があることを実感できました。

今回GMOクリック証券で1分足スキャルピングを実践してきましたが、業界最狭の0.2pipsスプレッドなので、波に乗れればエントリー後すぐに利益に変わります。
安心感があり取引のストレスも比較的少なかったように感じます。

デイトレやスイングで利益が積み上がるまでの待ち時間にストレスを感じている方には、相性が合いそうならスキャルピングを1度試してみるのも良いかもしれません。


6. スキャルピングができるFX会社

スキャルピング06

6.1 GMOクリック証券

FX-GMOクリック証券の画像
  • スピード注文「はっちゅう君FX+」
  • 業界最狭水準スプレッド、米ドル/円 0.2pips
  • 取引高世界No.1の実力

GMOクリック証券は、取引高で8年連続第1位を獲得しており圧倒的な取引規模を誇るFX会社です。

業界最狭スプレッドの提供はもちろん、素早い注文にも対応できる「はっちゅう君FX+」は短期売買をするトレーダーに嬉しいツールですよ。



6.2 ヒロセ通商

FX-ヒロセ通商の画像
  • スキャルピング公認、約定力100%
  • 業界最狭水準スプレッド、米ドル/円 0.2pips
  • 1,000通貨からの小額取引が可能

ヒロセ通商スキャルピングを公認で推奨しているFX会社です。

独自開発の取引ツールLion FXの約定スピードは0.001秒で世界最速水準を実現しています。
短期売買をするなら是非試してほしいツールですね。



7. まとめ

スキャルピング07

今回のスキャルピングの記事では以下の点を解説・検証してきました。

「スキャルピング 」まとめ

  • スキャルピングで負ける人、勝てる人
  • スキャルピングで勝っているトレーダー
  • 初心者でも勝ちトレーダーのような取引ができるのか検証

実績を上げているトレーダーをみてきましたが、スキャルピング1つとっても取引手法や取引通貨は様々です。

その中でも実績を出しているトレーダーに共通しているのは「手法が一貫していること」でした。

精度の高い手法が一つあること、自信のあるパターンを一つ見つけることが、勝てるトレーダーへの近道なのかもしれません。


この記事のライター

たなかの写真

たなか

1988年埼玉県生まれ。兼業でFXを始めるも、トータル250万円の損を出して退場。それでも嫌いになれないFXで、起死回生を目論んでいます。99の失敗する方法を見つけた私は100回目で成功するのか。。。