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2021.07.23 2020.03.20

DMM FXのスプレッドは広がる?早朝は安定・雇用統計は不安定【16社比較調査】

この記事で学べること

  • DMM FXの早朝のスプレッドの動き
  • DMM FXの米雇用統計時のスプレッドの広がり具合
  • 他社とDMM FXのスプレッドの比較
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この記事のライター 高田 佑美

裁量トレードだけでなく、自動売買でもトレードを開始。 どうすれば順調に利益を上げられるか、日々奮闘中。

DMM FXはスプレッドが業界最狭水準だからコストが安い!
そう思って安心している人が多いのではないでしょうか。

実は、スプレッドは広がることがあります。
それは、重要な経済指標の発表前後や早朝などです。

【FXやってみた研究所】では、米雇用統計時と早朝においてスプレッドの検証をしました。
この記事を読むと、DMM FXのスプレッドがどれくらい広がるのか分かります

検証の結果、DMM FXは
・米雇用統計時のスプレッドは比較的広がる
・米雇用統計開始後にシステムエラーが起こった
・早朝のスプレッドの広がりは抑えられている
という事が分かりました。

DMM FXでは、スプレッドにおいて流動性が低い時は安定していますが、為替が急変動する際は注意した方がよいですね。

それでは、詳しくみていきましょう。

また、私たちはDMM FXだけでなく、合計16社のスプレッドの比較調査を行いました。
『16社のスプレッド比較ランキング』を知りたい方は以下をクリックください。

1. 3つのポイントからスプレッドの広がりを検証しよう

スプレッド検証の画像1

【FXやってみた研究所】が検証をする上で重要視している3つのポイントがあります。

・スプレッド提示率
・重要な経済指標の発表前後
・流動性の低い時間帯


スプレッド提示率は、FX会社がどれくらいの割合で基準スプレッドを配信しているか知ることができる大切な数値だからです。

また、スプレッドが広がりやすいといわれている経済指標の発表前後や流動性の低い時間帯に、どれくらい広がるのか検証することで、FX会社が安定しているのかどうか知ることができます。

それでは、3つのポイントについて詳しく解説していきましょう。

1.1 スプレッド提示率

国内のFX会社は最狭スプレッドを競い合っています。

しかし、多くのFX会社で提供しているスプレッドは「原則固定スプレッド」であって完全固定ではありません。

つまりスプレッドが基準より広がることがあるということですね。

いくら狭いスプレッドが提供されていても、それがどれくらいの割合で提示されているのかが重要になってきます。

それを知るために「スプレッド提示率」という指標があります。

「スプレッド提示率」とは期間中に基準スプレッドで配信できた割合(実績値)のことで、95%以上なければ「原則固定スプレッド」と名乗ることはできません

しかしながら、このスプレッド提示率の集計方法に明確な定義がないことから、自社の都合の良い方法で基準を満たしているFX会社があるようです。

そのように自社の都合の良いように集計をしているのなら、実際にスプレッドの動きを見ていくしかありませんね。

また、スプレッド提示率は公開義務がないことから公表していないFX会社もあります。

それでは、次にどういったときにスプレッドが広がるのか見ていきましょう。

1.2 重要な経済指標の発表前後

スプレッドは、米雇用統計のような重要な経済指標の発表前後に広がります。

なぜなら、指標の発表前は投資家も様子見で取引を控えるため流動性が低下し、発表後は指標の結果を見て注文が急激に増え価格が一方向に変動するからです。

また、重要な経済指標以外にも、要人の発言・突発的なイベントなどで為替レートが急激に変化する場合にもスプレッドが広がることがあります。

1.3 流動性の低い時間帯

スプレッドは、その他流動性の低い時間帯にも広がる傾向があります。

例えば、日本時間の早朝5時から8時は取引量が少なくなるため、スプレッドが広がることがある時間帯です。

また、クリスマスや年末年始の長期休暇においても、取引から離れる投資家が多いためスプレッドが不安定になります。

2.DMM FXのスプレッド

スプレッド検証の画像2

ここでは、業界最狭水準であるDMM FXのスプレッドについて見ていきましょう。

2.1 DMM FXの主要通貨ペアの基準スプレッド

以下は、DMM FXのメジャー通貨の基準スプレッドです。

(スプレッドの単位:pips)
通貨ペア基準スプレッド
米ドル/円0.2
ユーロ/円0.5
ポンド/円1.0
豪ドル/円0.7
ユーロ/米ドル0.4
(出典元:DMM FX

かなり狭いスプレッドであることがわかりますね。

更にFX会社各社はスプレッドを競い合っており、スプレッド縮小キャンペーンを開催しています。
DMM FXでも、2020年後半の2か月間にわたり基準スプレッドよりも更に狭いスプレッドを提供していました。

2.2 DMM FXのスプレッド等に関する実績

つぎに、DMM FXのスプレッド提示率を確認してみましょう。

(スプレッドの単位:pips)
通貨ペア広告表示のスプレッドスプレッド提示率スプレッド最大値
米ドル/円0.296.75%5.9
ユーロ/円0.596.84%8.9
ポンド/円1.096.89%12.9
豪ドル/円0.796.85%7.9
ユーロ/米ドル0.496.84%4.0
(出典元:DMM FX
*2021年1月4日~29日のデータ


最近ではスプレッド提示率とともに、スプレッド最大値も公表されています。

また、それ以外にも、提示スプレッドが広告異なる事となった理由、配信停止時間、配信停止理由も公表するようになっています。

金融先物取引業協会の「広告等の表示及び系親類の提供に関する自主規制規則第9条に関する細則」に基づき、各社開示を始めたようです。


上記表から、DMM FXでは狭いスプレッドを、メジャー通貨において96.75%以上で提供できていたという事が分かりますね。

ここのデータでは、米ドル/円で3.25%の割合でスプレッドが広がっていたことになりますが、それが早朝や経済指標時にあたるのでしょうか。

そこでスプレッドが広がるといわれている、米雇用統計時と早朝でDMM FXのスプレッドがどうなのか検証してみましょう。

2.3 DMM FXのレート配信停止時間

ここでは、サイト上で公開されていたDMM FXの米ドル/円の配信停止時間を見てみましょう。

配信停止時間配信停止理由
6秒流動性の低下によるカバーレートの配信停止
(出典元:DMM FX
対象期間:2021年1月11日~2月5日


取引ができる20日間のうちで停止したのは6秒という短い間でした。 

短いとはいえ、もちろん停止しないに越したことはありませんね。

停止した原因が流動性の低下によることなら、早朝に停止していたのかもしれませんね

検証期間にレート配信が停止するかも、確認してみましょう。

3.米国指標発表時のスプレッドの広がりを検証

スプレッド検証の画像3

まず、米雇用統計時に米ドル/円のDMM FXのスプレッドを検証してみました。

なぜなら、米雇用統計の発表時は急激にレートが変動するため、スプレッドが広がりやすいからです。

そういった広がりやすい際に検証をすることで、DMM FXのスプレッドが安定しているかどうか知ることができます

【FXやってみた研究所】では、2021年の1月と2月の米雇用統計時にリアルタイムでスプレッドのデータをキャプチャしました。

22時29分からの3分間で1秒ごとにキャプチャを撮り、それをグラフにまとめたものが以下になります。

DMM FXスプレッド検証の画像1

検証の結果、DMM FXのスプレッドは比較的広がることがわかりました。
また、基準スプレッドに完全に戻るのは遅かったと言えます。

それでは、米雇用統計時のそれぞれの動きを確認してみましょう。

3.1 米雇用統計時のスプレッド検証【2021年1月】

下図は2021年1月の米雇用統計時のDMM FXの注文パネルです。

DMM FXスプレッド検証の画像2

この日のスプレッドの最大値は、【22時30分】の画像が示している5.9pipsでした。

DMM FXが、サイト上で公開している最大値と同じスプレッドですね。

最大値を維持している時間は長くなく、一旦2.9pipsまで落ち着き30秒ほど維持していました。

その後は0.7~0.9pipsの間で推移し、完全に基準値に戻るのは遅い結果となりました。

【FXやってみた研究所】で22時29分から32分まででスプレッドの平均値をとったところ、1.19pipsでした。

スプレッドの最大値は比較的大きいけれども、平均をみると抑えられていますね。

ちなみに、この米雇用統計で動いたレートは33.2pipsでした。

3.2 米雇用統計時のスプレッド検証【2021年2月】

次に、2021年2月の米雇用統計時にも検証してみました。

DMM FXスプレッド検証の画像3
 基準スプレッドスプレッド最大値スプレッド平均値
スプレッド(pips)0.25.92.05
*22時29分から32分までの計測したデーター

DMM FXのスプッドが広がり始めるのは、米雇用統計発表の9秒前からでした。

この日の最大値は発表開始時の5.9pipsで、32秒間の間維持したままでした。

その後、31分過ぎから注文パネルが急に閉じられてしまいました。 
その他のFX会社ではそういったことがなかっため、システムの不具合があったのではないかと思われます。

その後、32分45秒には再度注文パネルが自動的に開かれレートが戻りましたが、38分に再度20秒ほど消えて戻ってはまたその直後に消えるという事態に見舞われました。

ちなみに、【FXやってみた研究所】でとった22時29分から32分までのスプレッドの平均値は2.05pipsでした。

システム不具合でデータが計測できなかった部分が影響し、1月より悪い結果となりましたね。

この日の米雇用統計で動いたレートは30.8pipsでした。

3.3 米雇用統計時の検証まとめ

今回の検証結果から米雇用統計時のまとめをしたいと思います。

 基準スプレッドスプレッド最大値スプレッド平均値
スプレッド(pips)0.25.91.43
*1月と2月の平均を取ったデータ

DMM FXのスプレッドは広がり始める時間が同じで、広がる幅も5.9pipsまでと同じでした。

ただ、最大値をキープしている時間はその都度異なっており、基準スプレッドに完全に戻るのは毎回遅いといえます。

この2回の検証でのスプレッドの平均値は1.43pips(22時29分から32分まで)でした。

米雇用統計時にスプレッドは比較的広がり、あまり安定していないことが今回の検証でわかりました。

また、今回のようにシステムの不具合やレート配信が停止するような事が起こっているのであれば危ないですね。

4. 早朝スプレッドの広がりを検証

スプレッド検証の画像4

次に、早朝の米ドル/円のスプレッドでも検証してみました。

早朝は流動性が低くなるため、スプレッドが不安定になりがちです。

急激なレートが変動する場合とは異なり、流動性が低い時のDMM FXのスプレッドが安定しているのか確認してみましょう。

以下のグラフは、DMM FXの月曜日のスプレッドを、実際にリアルタイムでキャプチャを取り、データにまとめたものです。

7時00分からの5分間で2秒ごとにキャプチャを撮り、それをグラフにまとめたものが以下になります。

DMM FXスプレッド検証の画像4

検証の結果、DMM FXのスプレッドの最大値は抑えられていました。 


それでは、変動具合を詳しくみていきましょう。

4.1 早朝のスプレッド検証【2021年1月25日(月)】

以下は2021年1月25日月曜日の早朝のキャプチャです。

DMM FXスプレッド検証の画像5
 基準スプレッドスプレッド最大値スプレッド平均値
スプレッド(pips)0.24.03.97
*午前7時00分から05分までの計測したデーター

トレード開始時間直後のDMM FXのスプレッドは、4.0pipsとあまり広がりませんでした。

7時4分20秒頃には3.8pipsになり、1.8pipsから3.8pipsの間で推移していました。

この日、完全に基準スプレッドである0.2pipsに戻るのは8時ちょうどでした。

【FXやってみた研究所】で7時00分から5分までのスプレッドの平均値を取ったところ、3.97pipsでした。

4.2 早朝スプレッドの検証まとめ

DMM FXの早朝スプレッドについて見てみました。

月曜日の早朝のDMM FXのスプレッドの最大値4.0pipsと抑えられていました。

また午前7時から8時までの平均値も、広がりが少ないという結果になりました。
ただ、完全に基準スプレッドに戻るのは多くのFX会社と同様に8時ちょうどと遅めでした。

スプレッドの基準値から考えるとかなり広がったように感じますが、DMM FXの早朝スプレッドは安定していたと言えます。

5. DMM FXのスプレッドと上位3社比較

スプレッド検証の画像5

最後に、DMM FXと今回の検証で上位3社となったFX会社のスプレッドを比較してみたいと思います。

5.1 【米雇用統計時のスプレッド】DMM FXと他社比較

まず、DMM FXの米雇用統計時のスプレッドを他のFX会社と比べてみましょう。

以下は、DMM FXと今回検証した19社平均を比較したグラフです。
また、2021年1月と2月の米雇用統計時のデーター平均をとっています。

DMM FXスプレッド検証の画像6 (スプレッドの単位:pips)
 基準スプレッドスプレッド最大値スプレッド平均値
DMM FX0.25.91.43
19社平均0.35.971.53
GMOクリック証券0.24.71.31
SBI FXトレード
*1,001~100万通貨
0.1~7.84.81.54
YJFX!0.24.00.95


グラフを見ると、DMM FXでは2段階で広がり、同様にスプレッドが戻っていく感じですね。

ただ、1pips以下ぐらいに落ちついたまま長い時間維持しており、基準スプレッドに戻るのは遅かったと言えます。

また、スプレッドの最大値でいうと、DMM FXは上記4社では一番広がっていたことになります。

今回検証した19社の平均でいうと最大値はほぼ平均と同じくらいですが、平均値に関しては19社よりも若干抑えられていたという結果です。

他社と比べて、レートが急変動する際のDMM FXのスプレッドは若干不安定なのが分かりますね。

2月の検証においては、システムエラーが起こってしまいトレードができない状況に陥ったのは危険ですね。

5.2【早朝スプレッド】DMM FXと他社比較

次に、DMM FXの早朝のスプレッドを他社と比較してみましょう。

以下は、2021年1月25日(月)の午前7時00分から5分までのスプレッドを19社平均と比較したグラフになります。

DMM FXスプレッド検証の画像7 (スプレッドの単位:pips)
 基準スプレッドスプレッド最大値スプレッド平均値
DMM FX0.24.03.97
19社平均0.37.745.94
GMOクリック証券0.28.05.98
SBI FXトレード
*1,001~100万通貨
0.1~7.87.87.8
YJFX!4.04.03.90


DMM FXは最大値が4.0pipsと、他のFX会社の約半分ほどに抑えられていました。
また、7時5分以降においても、他社よりも狭いスプレッド幅で推移してました。

今回スプレッドの検証をした19社の平均と比較しても広がっていないですね。

基準スプレッドに戻るのは8時ちょうどと早くはありませんが、他社比較で流動性が低い時間帯でのスプレッドはかなり安定していると言えます。

5.3 DMM FXと他社のスプレッド比較【まとめ】

そして最後に、スプレッドに直接関係するデーターをDMM FXと3社を比較してみましょう。

(スプレッドの単位:pips)
 スプレッドスプレッド提示率廃止停止時間
(1日あたり)
スプレッド検証記事
DMM FX0.296.75%0.25秒
19社平均0.397.43%27.25秒
GMOクリック証券0.297.33%5.6秒詳細記事
SBI FXトレード
*1,001~100万通貨
0.1~7.896.4%0秒詳細記事
YJFX!0.299.24%52.8秒詳細記事
*配信停止の対象期間:2021年1月11日~2月5日
*YJFX!の配信停止の対象期間:2021年1月14日~2月5日まで
*スプレッド提示率は2020年2月10日時点で確認した最新のデータです。


まず、基準スプレッドは上記FX会社でほぼ同じで、上記4社に関してはスプレッド提示率や配信停止時間なども公表しています。

とはいえ、スプレッド広告を行う際に公開する義務がある情報以外に、SBI FXトレードのようにかなり細かな情報を公開してはいません。

配信停止時間においては、19社平均と比較するとDMM FXは0.25秒と相当短い結果となっていますね。

DMM FXでは情報も公開されており、配信停止時間がとても短いので安心できるFX会社といえます。

6. まとめ

スプレッド検証の画像6

【DMM FXのスプレッド評価】

スプレッド配信停止時間米雇用統計時
スプレッド
早朝スプレッド
×
*「基準スプレッド」は狭さで評価しています。
*「透明性」はスプレッド提示率など情報をどれくらい公開しているかを基準にしています。
*「配信停止時間」は公表されている停止時間の長さから評価しています。

  • 米雇用統計時のスプレッドは安定しているとは言えない 最大値も大きく、基準スプレッドに戻るのが遅い。また、システムエラーになることがある
  • 早朝のスプレッドは安定している 最大値、平均値ともに抑えられており。TOP3に入る結果
  • スプレッド提示率やスプレッド最大値など一般的な情報は公開している 公開されている配信停止時間は0.25秒(1日あたり)と短かった


ここまで、スプレッドが広がる米雇用統計時と早朝のDMM FXスプレッドの検証結果を見てきました。

DMM FXのスプレッドは、レートが急変動する際は安定してるとはいえませんが、流動性の低いときは安定していることが分かりました。

また、スプレッド提示率・最大値・配信停止時間などの最低限の情報はサイト上で公開されています。

そして、どのFX会社にも起こり得ることですが、DMM FXでも短時間ではありますが配信停止をしている時間が少しありました。
DMM FXでは為替が急変動する際にはシステムエラーや配信停止するという傾向があるかもしれませんね。

今後も引き続き、見ていきましょう。



この記事のライター

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高田 佑美

FXに興味を持つようになり始めたものの、まだまだリスクを恐れ少額でトレード中。 日々、学んだことやトレードで疑問に思ったことを追求し、出来る限り根拠を持った情報を届けるべく記事を執筆しています。

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