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2021.07.23 2020.07.28

JFXのスプレッドが広がる噂?危険な時間帯は早朝と雇用統計!【16社比較調査】

この記事で学べること

  • JFXの早朝のスプレッドの動き
  • JFXの米雇用統計時のスプレッドの広がり具合
  • 他社とJFXのスプレッドの比較
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この記事のライター 高田 佑美

裁量トレードだけでなく、自動売買でもトレードを開始。 どうすれば順調に利益を上げられるか、日々奮闘中。

「JFXはスプレッドが広がるらしいけど?
とそんな噂を耳にして不安に思っていませんか。

実は、どのFX会社でもスプレッドは広がることがあります
それは、重要な経済指標の発表前後や早朝などです。

【FXやってみた研究所】では、米雇用統計時と早朝においてスプレッドの検証をしました。

この記事を読むと、JFXのスプレッドがどれくらい広がるのか分かります。

検証の結果、JFXは・米雇用統計時はスプレッドがとても広がった
・早朝は配信停止しているような場面が見られた
・サイトで公開されている配信停止時間はとても長かった

という事が分かりました。

JFXでは、基準スプレッドが狭く通常のトレードは問題ありませんが、為替が急変動する際や流動性が低い時は注意が必要です。

それでは、詳しくみていきましょう。

また、私たちはJFXだけでなく、合計16社のスプレッドの比較調査を行いました。
『16社のスプレッド比較ランキング』を知りたい方は以下をクリックください。

1. 3つのポイントからスプレッドの広がりを検証しよう

スプレッド検証の画像1

【FXやってみた研究所】が検証をする上で重要視している3つのポイントがあります。

・スプレッド提示率
・重要な経済指標の発表前後
・流動性の低い時間帯


スプレッド提示率は、FX会社がどれくらいの割合で基準スプレッドを配信しているか知ることができる大切な数値だからです。

また、スプレッドが広がりやすいといわれている経済指標の発表前後や流動性の低い時間帯に、どれくらい広がるのか検証することで、FX会社が安定しているのかどうか知ることができます。

それでは、3つのポイントについて詳しく解説していきましょう。

1.1 スプレッド提示率

国内のFX会社は最狭スプレッドを競い合っています。

しかし、多くのFX会社で提供しているスプレッドは「原則固定スプレッド」であって完全固定ではありません。

つまりスプレッドが基準より広がることがあるということですね。

いくら狭いスプレッドが提供されていても、それがどれくらいの割合で提示されているのかが重要になってきます。

それを知るために「スプレッド提示率」という指標があります。

「スプレッド提示率」とは期間中に基準スプレッドで配信できた割合(実績値)のことで、95%以上なければ「原則固定スプレッド」と名乗ることはできません

しかしながら、このスプレッド提示率の集計方法に明確な定義がないことから、自社の都合の良い方法で基準を満たしているFX会社があるようです。

そのように自社の都合の良いように集計をしているのなら、実際にスプレッドの動きを見ていくしかありませんね。

また、スプレッド提示率は公開義務がないことから公表していないFX会社もあります。

それでは、次にどういったときにスプレッドが広がるのか見ていきましょう。

1.2 重要な経済指標の発表前後

スプレッドは、米雇用統計のような重要な経済指標の発表前後に広がります。

なぜなら、指標の発表前は投資家も様子見で取引を控えるため流動性が低下し、発表後は指標の結果を見て注文が急激に増え価格が一方向に変動するからです。

また、重要な経済指標以外にも、要人の発言・突発的なイベントなどで為替レートが急激に変化する場合にもスプレッドが広がることがあります。

1.3 流動性の低い時間帯

スプレッドは、その他流動性の低い時間帯にも広がる傾向があります。

例えば、日本時間の早朝5時から8時は取引量が少なくなるため、スプレッドが広がることがある時間帯です。

また、クリスマスや年末年始の長期休暇においても、取引から離れる投資家が多いためスプレッドが不安定になります。

2.JFXのスプレッド等に関する実績

スプレッド検証の画像2

JFXは、日本の中では数少ないNDD方式を採用しています。

日本の多くのFX会社が採用するDD方式は、原則固定で狭いスプレッドを提供できるという特徴がありますが、NDD方式のJFXでも一部の通貨ペアにおいて原則固定スプレッドを採用しています。

また、DD方式のFX会社に負けない狭いスプレッドを配信しています。

まず基準スプレッドを見てみましょう。

DD方式、NDD方式について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
【徹底解説】FXのDD方式とNDD方式ではどちらが有利?

2.1 JFXの主要通貨ペアの基準スプレッド

まずは、JFXの基準スプレッドです。

(スプレッドの単位:pips)
通貨ペア基準スプレッド
米ドル/円0.2
ユーロ/円0.4
ポンド/円1.0
豪ドル/円0.6
ユーロ/米ドル0.3
(出典元:JFX


上記の通貨ペアにおいては業界最狭水準スプレッドになっています。

しかし、基準スプレッドがいくら狭くても、それがどれくらいの割合で配信できているのが重要です。

その割合を知るために、【スプレッド提示率】という指標があるので次で見ていきましょう。

2.2 JFXのスプレッド等に関する実績

つぎに、スプレッド提示率を確認してみましょう。

(スプレッドの単位:pips)
通貨ペア広告表示のスプレッドスプレッド提示率スプレッド最大値
米ドル/円0.296.04%13.4
ポンド/円1.095.89%23.8
豪ドル/円0.796.08%15.8
ユーロ/米ドル0.496.06%13.8
(出典元:JFX
*2021年1月18日~2月12日のデータ


サイト上では、スプレッド提示率だけでなくスプレッド最大値も公開されています。

また、提示スプレッドが広告異なる事となった理由や配信停止時間、配信停止理由も公表するようになっています。


金融先物取引業協会の「広告等の表示及び系親類の提供に関する自主規制規則第9条に関する細則」に基づき、2020年12月より各社開示を始めたようです。


JFXの親会社はヒロセ通商で、カバー先はヒロセ通商のみとなっています。

そのため、基準スプレッド以外にもレート配信やスプレッド提示率・スプレッド最大値も同じようなデータになっているかもしれませんね。

2.3 JFXのレート配信停止時間

次は、サイト上で公開されていたJFXの米ドル/円の配信停止時間を見てみましょう。

配信停止時間配信停止理由
2,627秒カバーレート配信停止
(出典元:JFX
対象期間:2021年1月18日~2月12日


JFXで配信停止時間は上記期間中になんと2,627秒もあり、親会社であるヒロセ通商と同じでした。

これを、1日当たりで計算すると毎日2分ほど配信が停止したことになります。

配信停止していた時間帯がわからないので、レートが急変動するときや流動性が低い時間帯など、いつ起こりやすいのかは分かりません。

検証期間中に配信停止するかもみていきましょう。

3.米国指標発表時のスプレッドの広がりを検証

スプレッド検証の画像3

まず、米雇用統計時に米ドル/円のスプレッドを検証してみましょう。

なぜなら、米雇用統計の発表時は急激にレートが変動するため、スプレッドが広がりやすいからです。

そういった時に検証をすることで、JFXのスプレッドが安定しているか知ることができます

【FXやってみた研究所】では、2021年の1月と2月の米雇用統計時にリアルタイムでスプレッドのデータをキャプチャしました。

22時29分からの3分間で1秒ごとにキャプチャを撮り、それをグラフにまとめたものが以下になります。

JFX米雇用スプレッド推移画像

検証の結果、JFXのスプレッドはとても広がることが分かりました。

それでは、米雇用統計時のそれぞれの動きを見ていきましょう。

3.1 米雇用統計時のスプレッド検証【2021年1月】


2021年1月の米雇用統計時から確認してみましょう。

JFX 雇用統計①画像
 基準スプレッドスプレッド最大値スプレッド平均値
スプレッド(pips)0.28.82.06
*22時29分から32分までの計測したデーター

JFXのスプレッドは22時29分45秒を過ぎ1.9pipsまで広がりました。

そして、発表開始3秒後に最大値である8.8pipsになり、そのまま16秒ほど配信されていました。

その後、4.5pips、1.9pipsへと徐々に落ち着いていく動きもヒロセ通商と同じでした。

ただ、最大値を維持する時間や、スプレッド幅が変わる多少のズレは両社にあったところで 平均値は若干異なっています。

スプレッドの最大値・平均値ともに今回の検証では広がってしまっています。

ちなみに、この米雇用統計で動いたレートは33.2pipsでした。

3.2 米雇用統計時のスプレッド検証【2021年2月】


次に、2021年2月の米雇用統計時でも確認してみましょう。

JFX 雇用統計②画像
 基準スプレッドスプレッド最大値スプレッド平均値
スプレッド(pips)0.28.81.95
*22時29分から32分までの計測したデーター

発表開始2秒前にスプレッドが8.8pipsまで広がり、そのまま18秒間配信され続けました。

その後、徐々にスプレッドは落ち着いていき、31分35秒を過ぎたあたりに基準スプレッドに戻ります。

今回の米雇用統計時は、親会社でありカバー先でもあるヒロセ通商と4分間全く同じスプレッドが提示されていました。

スプレッド最大値・平均値ともに前回の検証j時とほぼ同じ幅でしたね。

この日の米雇用統計で動いたレートは30.8pipsでした。

3.3 米雇用統計時の検証まとめ

今回の検証結果から米雇用統計時のまとめをしたいと思います。

 基準スプレッドスプレッド最大値スプレッド平均値
スプレッド(pips)0.28.82.00
*1月と2月の平均を取ったデータ

JFXで配信されるスプレッドは、ヒロセ通商とほぼ同じスプレッドが配信されていました。

米雇用統計時のスプレッドは、毎回最大値がかなり大きくなってしまいましたね。

平均値も残念ながら2.00pipsとかなり広がってしまい、不安定な結果となりました。

4. 早朝スプレッドの広がりを検証

スプレッド検証の画像4

次に、早朝の米ドル/円のスプレッドでも検証してみました。

その理由は、早朝は流動性が低くなるためスプレッドが不安定になりがちだからです。

ここでは、JFXがどれくらい安定しているのか確認してみましょう。

以下のグラフは、JFXの月曜日のスプレッドを、実際にリアルタイムでキャプチャを取り、データにまとめたものです。

7時00分からの5分間で2秒ごとにキャプチャを撮り、それをグラフにまとめたものが以下になります。

 JFX早朝スプレッド推移画像

検証の結果、JFXのスプレッドはとても広がって不安定でした。

それでは、詳しくみていきましょう。

4.1 早朝のスプレッド検証【2021年1月25日(月)】

以下は2021年1月25日月曜日の早朝のキャプチャです。

JFX 早朝のスプレッド画像
 基準スプレッドスプレッド最大値スプレッド平均値
スプレッド(pips)0.212.38.20
*午前7時00分から05分までの計測したデーター

JFXのスプレッドは午前7時の取引開始時間には0.2pipsでした。

しかし、注文パネルのレートが動いていなかったので、配信が開始していなかったかもしれません
(早朝は比較的ゆるやかな動きをしているので、注文パネルだけでは判断が難しいところがあります)

そして、オープン40秒後に12.pipsまで広がり、更に12.3pipsまで広がりました。

その後1分45秒過ぎには8.8pipsまで下がり、5分までそのまま提示されていました。

スプレッド平均値は8.2pipsと大きく広がった結果でした。

4.2 早朝スプレッドの検証まとめ

JFXの早朝スプレッドは、今回の検証では最大値・平均値ともにとても大きかったです。

また、取引開始時間にすぐレート配信されていないようにみられました。

JFXは残念ながら、流動性が低い時間帯は不安定なので気を付ける必要があります。

5. JFXのスプレッドと上位3社比較

スプレッド検証の画像5

最後に、JFXと今回の検証で上位3社となったFX会社のスプレッドを比較してみたいと思います。

5.1 【米雇用統計時のスプレッド】JFXと他社比較

まず、米雇用統計時のスプレッドを上位3社のFX会社と比べてみましょう。

以下は、JFXと今回検証した19社平均を比較したグラフです。
2021年1月と2月の米雇用統計時のデーター平均をとっています。

JFX比較 米雇用スプレッド推移画像 (スプレッドの単位:pips)
 基準スプレッドスプレッド最大値スプレッド平均値
JFX0.28.82.00
19社平均0.35.971.53
GMOクリック証券0.24.71.31
SBI FXトレード
*1,001~100万通貨
0.1~7.84.81.54
YJFX!0.24.00.95


JFXの米雇用統計時のスプレッド最大値は、上位3社や平均と比べるとかなり広がっていますね。

また、平均値も同様に大きくなってしまいました。

JFXは為替が急変動するような時は不安定だといえます。
予め決済しておくなど注意しましょう。

5.2【早朝スプレッド】JFXと他社比較

次に、早朝のスプレッドを他社と比較してみましょう。

以下は、2021年1月25日(月)の午前7時00分から5分までのスプレッドを19社平均と比較したグラフになります。

 JFX 比較 早朝スプレッド推移画像 (スプレッドの単位:pips)
 基準スプレッドスプレッド最大値スプレッド平均値
JFX0.212.38.20
19社平均0.37.745.94
GMOクリック証券0.28.05.98
SBI FXトレード
*1,001~100万通貨
0.1~7.87.87.8
YJFX!4.04.03.90


上記表からも、JFXのスプレッド最大値がかなり大きかったことが分かりますね。

また、平均値も上記表のなかでは一番広がっています。

また、トレード開始からの40秒はレート配信が開始されていなかったようにみえ、不安定な結果となりました。

流動性が低い時間帯は、JFXでは注意する必要がありますね。

5.3 JFXと他社のスプレッド比較【まとめ】

そして最後に、スプレッドに直接関係するデーターを3社を比較してみましょう。

(スプレッドの単位:pips)
 基準スプレッドスプレッド提示率廃止停止時間
(1日あたり)
スプレッド検証記事
JFX0.296.04%131.35秒
19社平均0.397.43%27.25秒
GMOクリック証券0.297.33%5.6秒詳細記事
SBI FXトレード
*1,001~100万通貨
0.1~7.896.4%0秒詳細記事
YJFX!0.299.24%52.8秒詳細記事
*対象期間:2021年1月11日~2月5日
*JFXの対象期間:1月18日~2月12日
*YJFX!の対象期間:2021年1月14日~2月5日
*スプレッド提示率は2020年2月10日時点で確認した最新のデータです。


基準スプレッドは上記FX会社ではあまり差がありません。

JFXでもスプレッド広告に関する情報の公表をしていますが、SBI FXトレードのようにかなり細かな情報を公表しているところはありませんね。

また、公開されている配信停止時間は131秒ととても長かったといえます。

どういったときに停止するか記載されていませんでしたが、流動性が低い時間帯やレートが急変する際は注意したいですね。

6. まとめ

スプレッド検証の画像6

【JFXのスプレッド評価】

基準スプレッド配信停止時間米雇用統計時
スプレッド
早朝スプレッド
×××
*「基準スプレッド」は狭さで評価しています。
*「透明性」はスプレッド提示率など情報をどれくらい公開しているかを基準にしています
*「配信停止時間」は公表されている停止時間の長さから評価しています。


  • 米雇用統計時のスプレッドはかなり広がる スプレッド最大値・平均値ともにとても大きく広がる
  • 早朝のスプレッドは相当広がる マーケットオープン時に40秒ほど配信されていないように見えた
  • スプレッド提示率、配信停止時間などの情報を公開している 公開されている配信停止時間はとても長かった

ここまで、スプレッドの検証結果を見てきました。

JFXは、為替が急激に変動する際や流動性が低い時は不安定であることが今回の検証でわかりました。

また、スプレッド広告に関する情報は最低限公表されていますが、配信停止時間は残念ながら長かったです。

検証期間中のマーケットオープン時にレート配信がされていないような場面が40秒ほどあったので、今後も引き続き確認していきたいと思います。

JFXは基準スプレッドは狭く通常の取引は問題ないと思いますが、流動性が低い時や相場が不安定なときは不安定なので注意しましょう。



この記事のライター

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高田 佑美

FXに興味を持つようになり始めたものの、まだまだリスクを恐れ少額でトレード中。 日々、学んだことやトレードで疑問に思ったことを追求し、出来る限り根拠を持った情報を届けるべく記事を執筆しています。

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