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「YJFX!はスプレッドが早朝に広がるって噂をきいたことがあるけど大丈夫?」
と、不安に思っている人もいるのではないでしょうか。
実は、どのFX会社でもスプレッドは広がることがあります。
それは、重要な経済指標の発表前後や早朝などです。
【FXやってみた研究所】では、米雇用統計時と早朝においてスプレッドの検証をしました
この記事を読むと、YJFX!のスプレッドがどれくらい広がるのか分かります。
検証の結果、YJFX!は・米雇用統計時のスプレッドはトップレベルで落ち着いている
・早朝のスプレッドの広がりが最も抑えられている
・公表している配信停止時間は長かった
という事が分かりました。
YJFX!は、流動性が低い時も為替が急変動する場合でも、スプレッドが最も安定しているFX会社です。
今回検証を行った19社中2位という優秀な結果となりました。
それでは、詳しくみていきましょう。
目次
【FXやってみた研究所】が検証をする上で重要視している3つのポイントがあります。
・スプレッド提示率
・重要な経済指標の発表前後
・流動性の低い時間帯
スプレッド提示率は、FX会社がどれくらいの割合で基準スプレッドを配信しているか知ることができる大切な数値だからです。
また、スプレッドが広がりやすいといわれている経済指標の発表前後や流動性の低い時間帯に、どれくらい広がるのか検証することで、FX会社が安定しているのかどうか知ることができます。
それでは、3つのポイントについて詳しく解説していきましょう。
国内のFX会社は最狭スプレッドを競い合っています。
しかし、多くのFX会社で提供しているスプレッドは「原則固定スプレッド」であって完全固定ではありません。
つまりスプレッドが基準より広がることがあるということですね。
いくら狭いスプレッドが提供されていても、それがどれくらいの割合で提示されているのかが重要になってきます。
それを知るために「スプレッド提示率」という指標があります。
「スプレッド提示率」とは期間中に基準スプレッドで配信できた割合(実績値)のことで、95%以上なければ「原則固定スプレッド」と名乗ることはできません。
しかしながら、このスプレッド提示率の集計方法に明確な定義がないことから、自社の都合の良い方法で基準を満たしているFX会社があるようです。
そのように自社の都合の良いように集計をしているのなら、実際にスプレッドの動きを見ていくしかありませんね。
また、スプレッド提示率は公開義務がないことから公表していないFX会社もあります。
それでは、次にどういったときにスプレッドが広がるのか見ていきましょう。
スプレッドは、米雇用統計のような重要な経済指標の発表前後に広がります。
なぜなら、指標の発表前は投資家も様子見で取引を控えるため流動性が低下し、発表後は指標の結果を見て注文が急激に増え価格が一方向に変動するからです。
また、重要な経済指標以外にも、要人の発言・突発的なイベントなどで為替レートが急激に変化する場合にもスプレッドが広がることがあります。
スプレッドは、その他流動性の低い時間帯にも広がる傾向があります。
例えば、日本時間の早朝5時から8時は取引量が少なくなるため、スプレッドが広がることがある時間帯です。
また、クリスマスや年末年始の長期休暇においても、取引から離れる投資家が多いためスプレッドが不安定になります。
ここでは、YJFX!のスプレッドについて見ていきましょう。
以下は、YJFX!のメジャー通貨の基準スプレッドです。
通貨ペア | 基準スプレッド (午前9時~翌午前3時) | 左記以外の時間帯 |
---|---|---|
米ドル/円 | 0.2 | 4.0 |
ユーロ/円 | 0.5 | 6.0 |
ポンド/円 | 1.0 | 10 |
豪ドル/円 | 0.7 | 6.0 |
ユーロ/米ドル | 0.4 | 4.0 |
上記表を見ると午前9時から翌午前3時までにおいては、業界最狭水準のスプレッドであることがわかりますね。
それ以外の時間帯ではかなり広がるようですが、それも実際にどういう動きをしているのかも後で確認してみましょう。
まずは、その狭いスプレッドがどの程度の割合で提示出来ているのか次で確認してみましょう。
下の表がYJFX!のスプレッド提示率とスプレッドの最大値です。
通貨ペア | 広告表示のスプレッド | スプレッド提示率 | スプレッド最大値 |
---|---|---|---|
米ドル/円 | 0.2 | 99.35% | 7.0 |
ユーロ/円 | 0.5 | 97.83% | 6.0 |
ポンド/円 | 1.0 | 99.47% | 10 |
豪ドル/円 | 0.7 | 99.64% | 6.0 |
ユーロ/米ドル | 0.4 | 98.93% | 4.0 |
最近ではスプレッド提示率とともに、スプレッド最大値も公表されています。
また、それ以外にも、提示スプレッドが広告異なる事となった理由、配信停止時間、配信停止理由も公表するようになっています。
金融先物取引業協会の「広告等の表示及び系親類の提供に関する自主規制規則第9条に関する細則」に基づき、各社開示を始めたようです。
主要5通貨においてスプレッド提示率はかなり高い割合になっていますね。
スプレッドの最大値ですが、米ドル/円のみ午前3時から9時の基準値である4pipsよりも広がったようですね。
また、7pipsまで広がったのは午前3時から9時の間だったようです。
それでは、スプレッドが広がるといわれている、米雇用統計時と早朝のスプレッドがどうなのか検証してみましょう。
ここで、サイト上で公開されているYJFX!の米ドル/円の配信停止時間を見てみましょう。
配信停止時間 | 配信停止理由 |
---|---|
951秒 | カバー先金融機関の流動性低下による配信停止 |
その内訳は以下のようになっています。
①午前9時~翌午前3時:358秒
②午前3時~午前9時:593秒
配信停止理由が流動性の低下ということなので、①と②のどちらも夜中や早朝に起こったのかもしれません。
レートの配信停止はカバー先金融機関の影響で、どこのFX会社にも起こり得ることです。
しかし、951秒配信停止したというのは長いですね。
検証期間中に、配信停止するのかも分かる範囲で確認してみましょう。
まず、米雇用統計時に米ドル/円のスプレッドの検証です。
米雇用統計の発表時はレート急激に急変動するためスプレッドも広がります。
そういった広がりやすい際に検証をすることで、YJFX!のスプレッドが安定しているかどうか知ることができます。
【FXやってみた研究所】では、2021年の1月と2月の米雇用統計時にリアルタイムでスプレッドのデータをキャプチャしました。
22時29分からの3分間で1秒ごとにキャプチャを撮り、それをグラフにまとめたものが以下になります。
検証の結果、YJFX!はスプレッドの広がりが抑えられていました。
それでは、米雇用統計時のそれぞれの動きを確認してみましょう。
下図は2021年1月の米雇用統計時の注文パネルです。
基準スプレッド | スプレッド最大値 | スプレッド平均値 | |
---|---|---|---|
スプレッド(pips) | 0.2 | 4.0 | 0.94 |
この日は、22時29分を15秒過ぎたあたりからスプレッドが広がり始めました。
そして、発表開始1秒前に最大値である4.0pipsまで広がりましたが、維持している時間は7秒ととても短かったといえます。
その後、一旦基準スプレッドまで戻るのは早かったですが、31分30秒を過ぎたあたりから再度1pipsぐらいまで広がったまま推移していました。
それでも、3分間のスプレッド平均は0.94ととても安定していました。
ちなみに、この米雇用統計で動いたレートは33.2pipsでした。
次に、2021年2月の米雇用統計時にも検証してみました。
基準スプレッド | スプレッド最大値 | スプレッド平均値 | |
---|---|---|---|
スプレッド(pips) | 0.2 | 4.0 | 0.96 |
今回のYJFX!のスプレッド最大値も4.0pipsと広がりが抑えられていました。
最大値が10秒ほど続いた後2.4pipsを維持していた時間が今回は少し長かったです。
しかし、今回は31分15秒を過ぎから完全に基準スプレッドである0.2pipsに戻ったのは早かったといえます。
3分間のスプレッド平均も0.96pipsと優秀ですね。
ちなみにこの日の米雇用統計で動いたレートは30.2pipsでした。
今回の検証結果から米雇用統計時のまとめをしたいと思います。
基準スプレッド | スプレッド最大値 | スプレッド平均値 | |
---|---|---|---|
スプレッド(pips) | 0.2 | 4.0 | 0.95 |
YJFX!の米雇用統計時のスプレッドは、かなり落ち着いていたことが今回の検証から分かりました。
最大値は4pipsと抑えられており、スプレッド平均も0.95pipsと優秀でした。
基準スプレッドに戻る速さは、その雇用統計により一概には言えないようです。
いずれにしても、為替が急変動するような場合でもYJFX!は安定しているいえますね。
次に、月曜日早朝の米ドル/円のスプレッドを検証してみました。
早朝は流動性が低くなるためスプレッドが不安定になりがちです。
急激なレートが変動する場合とは異なり、流動性が低い時のYJFX!のスプレッドが安定しているのか確認してみましょう。
以下のグラフは、YJFX!の月曜日のスプレッドを、実際にリアルタイムでキャプチャを取り、データにまとめたものです。
7時00分からの5分間で2秒ごとにキャプチャを撮り、それをグラフにまとめたものが以下になります。
検証の結果、YJFX!のスプレッドは早朝に広がりが抑えられていることがわかりました。
それでは、詳しく解説していきますね。
下図は2020年2月3日月曜日の午前7時ごろと7時30分のレートパネルをキャプチャしたものです。
基準スプレッド | スプレッド最大値 | スプレッド平均値 | |
---|---|---|---|
スプレッド(pips) | 4.0 | 4.0 | 3.90 |
トレード開始時は0.4pipsでしたが、直ぐにスプレッドは4.0pipsまで広がりました。
しかし、YJFX!のサイトには午前3時~午前9時のスプレッドは4.0pipsで提供すると記載されているのでそのとおりの配信ですね。
そして、7時38分頃まではほとんど4pipsでスプレッドが提示されていましたが、その後は0.8-3.3pipsの間で推移していました。
実際には、サイトに記載しているよりも狭いスプレッドが配信出来ていたという事になりますね。
7時5分までの2秒ごと、7時5分以降の1分ごとのスプレッドの観察の間では、レート配信が停止しているようなところは特に見られませんでした。
もしかすると、取引時間開始時のスプレッドが0.4pipsの時は配信が始まっていなかった可能性がありますが、注文パネルだけでは確認が難しく明言することができません。
YJFX!の早朝スプレッドについて見てみました。
早朝のYJFX!のスプレッドは、4pipsで提供されていることになっていますが、実際にはそれよりも狭い幅で配信されている時間もありました。
また、最大値も4.0pipsとそんなに広がっておらず安定していました。
公開されている情報では。YJFX!は流動性が低い時間帯にレート配信が停止することがあるようですが、今回の検証の間でそういった事象はみられませんでした。
月曜日の7時台においては、安定してスプレッドが提供できていたようですね。
ここでは、YJFX!と今回の検証で上位となった2社とのスプレッドと比較してみたいと思います。
YJFX!は今回の検証で16社中2位という素晴らしい結果でした。
まず、YJFX!の米雇用統計時のスプレッドを他のFX会社と比べてみましょう。
以下は、YJFX!と今回検証した19社平均を比較したグラフです。
また、2021年1月と2月の米雇用統計時のデーター平均をとっています。
基準スプレッド | スプレッド最大値 | スプレッド平均値 | |
---|---|---|---|
YJFX! | 0.2 | 4.0 | 0.95 |
19社平均 | 0.3 | 5.97 | 1.53 |
GMOクリック証券 | 0.2 | 4.7 | 1.31 |
SBI FXトレード *1,001~100万通貨 | 0.1~7.8 | 4.8 | 1.54 |
YJFX!のスプレッドの最大値は、3社の中で一番抑えられており今回検証した19社の中でも一番でした。
また、スプレッド平均値も他社や19社平均と比べかなり落ち着いていますね。
スプレッドが広がり始めるのも早く、完全に戻るのも早くはありませんが全体的に推移する幅が狭いのが結果として表れています。
YJFX!は相場が急激に変動するような場合でも安定しています。
次は、早朝のスプレッドでYJFX!と他社と比較してみましょう。
以下は、2021年1月25日(月)の午前7時00分から5分までのスプレッドを19社平均と比較したグラフになります。
基準スプレッド | スプレッド最大値 | スプレッド平均値 | |
---|---|---|---|
YJFX! | 4.0 | 4.0 | 3.90 |
19社平均 | 0.3 | 7.74 | 5.94 |
GMOクリック証券 | 0.2 | 8.0 | 5.98 |
SBI FXトレード *1,001~100万通貨 | 0.1~7.8 | 7.8 | 7.8 |
早朝のスプレッドにおいても、YJFX!の最大値はトップレベルで抑えられているということが今回の検証で分かりました。
19社平均と比較しても、スプレッド最大値・平均値ともかなり安定していますね。
また、早朝のスプレッドは4pipsで提供されていると記載されていますが、7時38分ごろからはそれ以下で配信されていました。
ただ、流動性が低い時にレート配信が停止することがあるようなので、一概に流動性が低い早朝でも優秀だとはいえませんが、月曜日の午前7時台は安定していました。
YJFX!の米ドル/円のスプレッドを総合的に、他社と比べるとどうなのかここで見てみましょう。
基準スプレッド | スプレッド提示率 | 廃止停止時間 (1日あたり) | スプレッド検証記事 | |
---|---|---|---|---|
YJFX | 0.2 | 99.24% | 52.8秒 | ー |
19社平均 | 0.3 | 97.43% | 27.25秒 | ー |
GMOクリック証券 | 0.2 | 97.33% | 5.6秒 | 詳細記事 |
SBI FXトレード *1,001~100万通貨 | 0.1~7.8 | 96.4% | 0秒 | 詳細記事 |
基準スプレッドは各社ほぼ変わらず、またスプレッド提示率などの情報も公表されています。
しかし、スプレッド広告で公表しなければいけない情報のみで、SBI FXトレードのように細かな情報を公開しているところはありません。
公開されている配信停止時間は、残念ながらはかなり長い時間という結果になってしまいました。
YJFX!では配信が停止することがあるようなので若干注意が必要です。今後検証の際にも確認していきまそしょう。
【YJFX!のスプレッド評価】
基準スプレッド | 配信停止時間 | 米雇用統計時 スプレッド | 早朝スプレッド |
---|---|---|---|
〇 | × | ◎ | ◎ |
ここまで、スプレッドについて検証してきました。
YJFX!のスプレッドを総合的に評価したところ、19社中2位という素晴らしい結果になりました。
基準スプレッドも狭く、スプレッド広告に基づく情報もしっかりと公表されています。
今回2位となった大きな理由は、米雇用統計時と早朝時に最大スプレッド・スプレッド平均値ともに最も抑えられていたからです。
流動性が低い時も、為替が急変動する場合もどちらもスプレッドが安定しているFX会社は少ない中YJFX!のスプレッドの落ち着き具合はダントツでした。
安心して取引をしたい人に、YJFX!はおすすめです。
高田 佑美
FXに興味を持つようになり始めたものの、まだまだリスクを恐れ少額でトレード中。 日々、学んだことやトレードで疑問に思ったことを追求し、出来る限り根拠を持った情報を届けるべく記事を執筆しています。
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