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2021.07.24 2021.05.01

【初心者必見】8ステップでわかるトラリピのおすすめ設定!

この記事で学べること

  • トラリピの特徴や仕組み
  • トラリピの初心者におすすめの設定内容や設定手順
  • トラリピの設定変更方法
三原怜の写真
この記事のライター 三原怜

FX自動売買で、「トラリピの設定はどうやるの?おすすめの設定はあるの?」など悩んでいませんか。

でも、実戦に入る前にトラリピのおすすめ設定内容や手順がわかれば、そのような悩みは解消できますよね。

この記事では、トラリピの初心者におすすめの設定内容や手順、設定の変更方法について解説します。

最後まで読めば、あなたも安全に勝てる設定ができますよ。

まず、トラリピに「向いている人・向いていない人」を見てみましょう。

トラリピに向いている人

  • 忙しくて時間のない人
  • 自動売買に興味をもっている初心者の人
  • 少額(1,000通貨)から自動売買を始めたい人
  • メンタル面の負担を減らしたい人

トラリピに向いていない人

  • すぐに利益を出したい人
  • 手数料の安さを重視する人

1. トラリピの概要

トラリピの特徴

トラリピの特徴を簡単に説明すると、次のようになります。

・トラリピはリピート系の自動売買
・ターゲットはレンジ相場

1.1 トラリピの特徴

【リピート系の自動売買】

トラリピは、事前に設定した条件どおりに売買を繰り返してくれるリピート系の自動売買です。

リピート系自動売買の共通の特徴は、

① 安く買って、相場が上がったら売る(利益確定する)
② 高く売って、相場が下がったら買い戻す(利益確定する)

という売買を繰り返し、利益を積み上げていくことです。

トラリピ設定a01 資料出所:マネースクエア公式サイト、以下同

【ターゲットはレンジ相場】

トラリピのターゲットは、レンジ相場です。

トラリピ設定a04

「相場価格は、しばらくの間はこの範囲内で上下するだろう」と、一定のレンジ帯を想定し、その中に「買い」と「売り」のセット(イフダン注文)の繰り返し(リピート)を仕掛けておきます。

トラリピ設定a02 トラリピ設定a03

トラリピの取引では、「価格が行ったり来たりする」レンジ帯を想定して、そこをターゲットにします。

1.2 含み損が出る仕組み

リピート系の自動売買では、含み損の発生が前提になっています。

その理由は、その含み損をやがて含み益に変えて勝つシステムロジックになっているからです。

トラリピの基本戦法は、

① 安く買って、高くなるまで待つ
② 高く売って、安くなるまで待つ

ことです。

そのため、「待ち時間」が必要です。

① 買ったけれど相場が下落した場合、上がるまで待ち続ける
② 売ったけれど相場が上昇した場合、下がるまで待ち続ける

ループイフダンの画像3

さらに、相場が予想と逆の方向に進んでいる間も、相場が一定の値幅動けば、小さな波に逆らってポジションを建てていきます(下降途中で買い・上昇途中で売り)。

このように、相場が予想と逆方向に進んでいる間は、「相場の進行」と「新ポジションの追加」という2つの理由で含み損が大きくなります。

しかし、トラリピはレンジ相場をターゲットにしているため、相場の波に一時的に逆行しても、相場が反転後には含み損が含み益に変わり利益を上げることができるシステムなのです。

1.3 トラリピ【ハーフ&ハーフ】

トラリピ【ハーフ&ハーフ】は、想定するレンジ帯の上半分に「売り」、下半分に「買い」トラリピを仕掛ける手法です。

この手法が有効な理由は、レンジ相場では、値動きがレンジ上限に近づくと反転して下降しやすく、反対に、値動きがレンジ下限に近づくと反転して上昇しやすいからです。

トラリピ【ハーフ&ハーフ】を使えば、トレードで勝つ確率が上がるとともに、次のようなメリットもありますよ。

①【取引証拠金を抑えることができる】

②【評価損(含み損)を抑えることができる】

2.トラリピのおすすめ設定と手順

トラリピのおすすめ設定

次に、初心者におすすめできるトラリピの設定方法を紹介します。

ここでは、トラリピ1クリックではなく、一般的な手動設定の手順を説明します。

初心者におすすめの設定:含み損=リスクを最小限に止める設定

初心者の方は、トラリピの含み損をできるだけ最小範囲に止めることができる設定=リスクを最小限に保つトレードがおすすめです。

その理由は、トラリピがレンジ相場をターゲットにしているため、相場の波に一時的に逆行しても、相場が反転後には含み損が含み益に変わり、利益を上げることができるシステムだからです。

このようなシステムでは、トレードの途中である程度の含み損を抱えやすいため、その含み損を最小限に止めることが勝つためのポイントになるのです。

2.1 【STEP1】通貨ペアの設定

おすすめ通貨ペア:米ドル/円

初心者の方におすすめの通貨ペアは『米ドル/円』です。

なぜなら、米ドル/円は比較的レンジ相場が多く、一方向のトレンド発生や価格の乱高下があまりないため、リスクを抑えた取引ができるからです。

マネースクエアの説明では、トラリピに向いている通貨ペアがあるそうです。

① トラリピは総推移を狙うシステムのため、総推移が大きい通貨ペアがトラリピに向いている
② 必要資金を抑えられるなどから、高低差が少ない(レンジ幅が狭い)通貨ペアがトラリピに向いている



そのため、通貨ペアを選ぶ際は、次の表を参考にするのもアリです。

上表の通貨ペアは、いずれもメジャー通貨の組み合わせのため、相場が安定していてリスクは大きくありません。

そのため、米ドル/円以外の通貨ペアから選んでもOKです。

ただし、 ポンド/円はメジャー通貨ペアの中では値動きが活発なため、初心者にはあまりおすすめできません。

設定画面では、通貨ペアの欄から「USD/JPY」を選択します。

2.2 【STEP2】売買方向の設定

売買方向=レンジ期間に合った時間足で相場の方向を判断
=相場の方向にポジションを建てる

ポジション方向は、チャートで相場の方向を判断し、その方向に設定します。

その理由は、トラリピでは、相場が上昇傾向にあれば「買い」が有利、下降傾向にあれば「売り」が有利だからです。

このため、相場が上昇・下降どちらの傾向にあるかを判断しなければいけません。

この場合、チャート分析でどの時間足を使ったらよいかですが、それはレンジ幅を設定する期間の長さによって変わってきます。

半年~1年など比較的長いレンジ期間を想定しているのであれば、 日足・週足などの長い時間足で分析します。

一方、1~2カ月など中期的な期間のレンジを想定しているのであれば、4時間足・日足などが使えます。

つまり、自分が想定したレンジ期間の中で、当面相場が上に行くのか下に行くのかを見極め、相場と同じ方向にポジションを持てば、スタート直後の含み損を減らすことができますよ。

マネースクエアの解説では、トラリピはレンジ相場を想定したシステムのため、売買方向は売り買いのどちらから始めてもよいとのことです。

しかし、レンジはやがて相場が反転する確率が高いとはいっても、開始後相場が当面動く方向にポジションを持つ方が断然有利です。

設定画面では、売買欄から「売」か「買」を選びます。

2.3 【STEP3】レンジ幅の設定

・レンジ幅= 想定レンジ期間の長さに応じた高低差分をとる

レンジ幅は、想定するレンジ期間の長さに応じて設定します。

その理由は、想定するレンジ期間が短ければその間の相場変動は比較的小さいが、想定するレンジ期間が長ければその間の相場変動は大きくなるからですね。

レンジ幅は、自分が決めたレンジ期間に相場がどれくらい動くか、その幅を想定するものです。

そのため、レンジ期間の長さに応じた相場の高低差を調べ、現在価格を中心点として、高低差分=レンジ幅と設定するのです。

① 想定するレンジ期間が1カ月の場合は、各月の高低差(各月の最高値-最安値)を求めて、その平均値を使用します。
② 想定するレンジ期間が1年の場合は、各年の高低差(各年の最高値-最安値)を求めて、その平均値を使用します。

【米ドル/円2019年の月別の高低差】

設定画面のレンジ欄で、左側にレンジ下限を、右側にレンジ上限を入力します。

下図は、レンジ下限100円・レンジ上限110円と設定したものです。

レンジ下限100円・レンジ上限110円=レンジ幅10円とした理由は、次のとおりです。

① 米ドル/円で、想定するレンジ期間を1年に設定した

② 米ドル/円で、直近4年間それぞれの高低差(2017、2018、2019、2020各年の最高値と最安値の差)を平均すると約10.056円であるため、レンジ幅を10円と設定した

高値(円)安値(円)年間高低差(円)
2017年118.59107.311.29
2018年114.51104.589.93
2019年112.36104.358.01
2020年112.183101.18910.994
平均高低差10.056

③ 現時点(画面設定時)の米ドル/円レートが105円を中心に上下しているため、中心レートを105円に設定した

④ 現在レート105円を中心点として、高低差分10円をレンジ幅と設定した(上下に5円ずつ)

2.4 【STEP4】注文金額の設定

おすすめの注文金額=1,000通貨

その理由は、初めから大きな取引金額でトレードするより、金額を抑えた取引を行う方がリスクは小さいからです。

注文金額は、トラリピのリピートイフダン1本あたりの注文金額をいいます。

1本あたりの注文金額を増やせば、全体の取引量が増え、利益・損失が大きくなります。
ここは、リスクを最小限に止めるためにも、1本あたりの注文金額は抑えましょう

トラリピでは、原則1,000通貨からの少額注文が可能です(一部のマイナー通貨は1万通貨から)。
そこで、1本当たりの注文金額は最少の1,000通貨とします。

設定画面の注文金額欄に、注文金額を入力します。

この場合の入力数値は、1=1万通貨、0.1=1,000通貨です。

2.5 【STEP5】トラップ本数の設定

トラップ本数=レンジ期間・幅に応じて設定する =初めからあまり多く設定しない

トラップ本数とは

トラップ本数は、設定したレンジ範囲に何本のリピートイフダンを並べるかということです。

つまり、「買い」でスタートする場合は、レンジ範囲に買いのワナ=トラップを仕掛けるわけです。

「レートが〇円になったら買って、〇円まで上がったら決済する」というワナ=トラップを何本も仕掛けておくのです。

このワナの本数をトラップ本数といいます。

逆に、「売り」でスタートする場合は、「レートが〇円になったら売って、〇円まで下がったら決済する」というワナ=トラップを何本も仕掛けることになります。

トラップ本数は、レンジ期間やレンジ幅に応じて設定しますが、初めからあまり多くしないよう注意しましょう。

なぜなら、

① レンジ期間やレンジ幅によってトラップのカバー範囲が違ってくる
② トラップ本数を増やすとリスクが大きくなる

という理由からです。

トラップ本数の考え方

トラップ本数は、多いほど広い範囲をカバーできますが、それだけ取引量が増えてリスクも大きくなります。

逆に、トラップ本数が少なければ、広い範囲はカバーできないかわりに、取引量や必要資金が抑えられリスクも小さくなります。

どの程度の範囲をカバーしなくてはならないかは、想定したレンジ期間の長さやレンジ幅により違ってきます。

レンジ期間が長くレンジ幅が広ければ、ある程度のトラップ本数を設定する必要がありますが、レンジ期間が短くレンジ幅が狭ければ、トラップ本数を抑えることができます。

この見本の場合は、想定レンジ期間が1年間と長いため、それだけレンジ幅も広く、ある程度のトラップ本数が必要になります(数本のレベルでは足りません)。

しかし、トラップ本数が多過ぎては取引量が増えてリスクも大きくなるため、ここが悩みどころですね。

トラップ本数は何本が良いの?

レンジ帯全域をフォローして、しかもあまり資金的な負担にならないトラップ本数は、何本にすればよいのでしょうか?

実は、後で説明しますが、この取引では利益値幅を0.5円に設定しています。

利益値幅が0.5円ということは、相場が0.5円動くと決済(利益確定)してポジションがなくなるということですね。

なので、このポジションがなくなると同時に新しいポジションを建てる=トラップとトラップの間隔を利益値幅と同じにすれば、資金的な負担を抑えることができるわけです。

これは、古いポジションがまだ建っている間は、新しいポジションを建てないということです。

なぜかというと、証拠金の負担を抑えるためです。

そして、古いポジションがなくなるポイントで新しいポジションを建てると、一番効率がよいですよね。

なので、トラップとトラップの間隔は、利益値幅と同じ0.5円に設定します。

このように、ポジションを建てる間隔と利益値幅を同じにするやり方は、ループイフダンなど他の自動売買でも採用されている方式です。

トラップ本数の計算

トラップとトラップの間隔を0.5円にするには、この場合の想定レンジ幅10円を20に分割すればよいですね。

想定レンジ幅10円÷20分割=トラップとトラップの間隔0.5円

20分割ということは、トラップの本数は21本(レンジ上限と下限にもトラップを仕掛けるので、20+1本となる)となります。

トラップ本数が21本あれば、1年間のレンジ幅でも十分にフォローできるので、安心してください。

設定画面のトラップ本数の欄に、数値を入力します。

2.6 【STEP6】利益値幅の設定

おすすめの利益金額=1日の高低差以下に設定

利益値幅は、1日の高低差以下に設定するのがおすすめです。

なぜなら、利益値幅を1日の高低差以下に設定すると、1日最低1回は利益確定できる確率が高くなるからです。

本来、利益値幅は大きければ大きいほど、利益確定時の利益が大きくなります。

でも、利益値幅を大きくとりすぎると、決済注文が約定しにくくなり、含み益を確定できないケース=取りこぼしが多くなりますよね。

そのため、利益値幅は大きすぎず小さすぎずで、程々(ほどほど)に設定するのがコツです。

「そんなこと言われても、ほどほどって実際にどのくらいなの?」と、戸惑ってしまいますよね。

そんな時のためにマネースクエアでは、通貨ペアの1日の高低差を利用した利益値幅の設定を提案しています。

それが、利益値幅を1日の高低差以下に設定すれば、1日最低1回は利益確定できる確率が高くなるというものです。

トラリピ19a

1日の高低差は、公表されているヒストリカルデータから求めることができますよ。

これは非常に納得できる方法で、初心者の方にもおすすめです。

平均高低差の算出方法

ここで、実際にヒストリカルデータを使って、平均高低差を算出してみましょう。

1日1回は取引を成立させたい場合は、利益値幅を1日の高低差以下にするのがポイントです。

売買する通貨ペアは米ドル/円で、1日の高低差を求めるので、上のヒストリカルデータのうち、「USD/JPY」の「日足」をクリックします。

ここでは、 想定するレンジ期間を「1年間」に設定しているので、直近1年間

(2020年)のデータをダウンロードして、2020年の1日の平均高低差を求めます。

【エクセルにダウンロード】

トラリピ20

ダウンロードデータが1年間分で画面に収まらないため、中間の画像は省略してあります。

エクセルで、1日ごとの高低差を「高値-安値」で求め、それを合計したものを日数で割ります。

すると、米ドル/円の2020年1年間の1日あたり高低差の平均値は、0.7097……円と算出されました。

これで直近1年間の1日あたり平均高低差が0.7円程度ということがわかりましたね。

利益値幅の考え方

1日1回は利益確定したい場合は、利益値幅をこの0.7円以下にします。

この場合、利益値幅を最大の0.7円近くにすると、例えば0.5~0.6円の値動きでは決済できず、利益の取りこぼしが増えてしまいます。

かといって逆に利益値幅を小さくし過ぎると、決済できる確率は高くなりますが、1回あたりの利益額が小さくなって、ヘタをするとスプレッド・手数料負けしてしまいます。

そこで利益値幅は、0.7円以下で大き過ぎず小さ過ぎずの0.5円に設定することにします。

設定画面では、利益の設定は、「利益値幅」と「利益金額」の2つから選ぶことができます。

利益値幅を選び、上で算出した0.5円の利益値幅を入力します。

2.7 【STEP7】決済トレールの設定

決済トレール=設定しない


決済トレールの設定は、おすすめしません。

理由①

というのも、決済トレールはトレンド相場で威力を発揮するツールで、トラリピはレンジ相場をターゲットとしているからです。

決済トレールは、相場にトレンドが発生した場合に、決済ポイントが相場を追いかけるように自動的に変化して、利益の最大化を狙うツールです。

しかし、トラリピでターゲットに設定しているのは、レンジ相場になる確率が高いブロック帯であるため、決済トレールのメリットはそれほど大きくありません。

理由②

また、決済トレールは、通常のトラリピに比べ、レートが0.20円余計に上がらないと(または、下がらないと)利益を取り損ねるデメリットがある(0.20円=トレール値幅)というのも理由です。

毎回の取引で0.20円(20銭)のトレール値幅の影響は大きく、下手をすれば収益がなかなか上がらなくなってしまいます。

このため、トラリピでトレールを設定するのは止めましょう。

設定画面で、下の方にある「追加設定」をクリックして開きます。

決済トレールの左側にチェックを入れなければ、設定なしの状態です。

2.8 【STEP8】損切りの設定

損切り=必ず設定する
=相場がレンジ幅の上下を超えたポイントに設定

損切りは、必ず設定しましょう。

なぜなら、損切りの設定がないと、ロスカットされるまで含み損が増え続け、最終的に大きな損失を被る危険性があるからです。

また、損切りを設定する場所は、相場がレンジ幅の上下を超えたポイントなので、覚えておいてくださいね。

つまり、「売り」の場合は、相場がレンジ幅の上限を上回った地点に、また、「買い」の場合は、相場がレンジ幅の下限を下回った地点に損切りラインを設定します。

その理由は、「この値幅の間はレンジ相場になるだろう」と判断して、レンジ幅を設定したのですから、相場がそのレンジ幅の上下を超えてしまった場合は、「自分の予想が外れてしまった」または「レンジ相場が終わった」と判断できるからです。

その場合は相場がふたたびレンジ帯に戻ってくる確率は低いため、損切りしなければいけませんね。

元々、損切りの設定は、取引を行う方の資金力に影響されます。
資金的にある程度の余裕がある場合は、上の方法がベストです

しかし、資金的に余裕がない場合は、レンジ幅の内部で早めに損切りを行う方法もアリです。

設定画面で、「ストップロス」の左側にチェックを入れると、損切りが有効になります。
チェックを入れたら、損切りラインの価格を入力します。

損切りライン

ここでは、売買方向が「買い」なので、相場がレンジ幅の下限である100円を下回った地点に損切りラインを設定します。

この場合に、レンジ幅の下限である100円にぴったり寄せて損切りラインを設定してはダメですよ。

相場は、レンジ帯の上限・下限で絵に描いたようにきれいに跳ね返りません。

レンジ帯の上限・下限を一時的に突き破ってから押し返される場合が多いのです。

下の図の黄色〇を見ていただければ、相場がレンジ帯の上下を突き破ってローソク足にヒゲが付いているのがわかりますよね。

そのため、レンジ上限・下限に損切りラインを寄せ過ぎていると、相場がレンジ内に戻る前に損切りラインに引っかかってしまいます。

逆に、レンジ上限・下限から離れ過ぎても、損切りとしての効果が低く損失が大きくなってしまいます。

損切りラインの考え方

レンジ上限・下限から離す幅は、この米ドル/円相場の場合1日の高低差が0.7円なので、それより少ない幅で0.5~0.6円とします。

今回は0.5円として、ストップロス価格=100円-0.5円=99.5円に設定しますよ。

相場が、1日の高低差分レンジ帯を突き破ることがあれば、もうほとんどブレイクアウトのケースです。

そのため、その前に損切りしてしまうのが効果的です。

つまり、損切りの損失を大きくしないようにしながら(損切り幅を大きくしないようにしながら)、 ブレイクアウトの場合だけ引っかかるように設定するのです。

2.9 初心者におすすめの設定内容まとめ

これまで、トラリピの設定項目別に、初心者におすすめの設定内容を説明してきましたが、これを整理すると次のようになります。

項目おすすめ設定
通貨ペア米ドル/円
売買方向レンジ期間に合った時間足で相場の方向を判断し、相場の方向にポジションを建てる
レンジ幅想定レンジ期間の長さに応じた高低差分をとる
注文金額1,000通貨
トラップ本数レンジ期間・幅に応じて設定する
初めからあまり多く設定しない
利益値幅1日の高低差以下に設定
決済トレール設定しない
損切り必ず設定する
相場がレンジ幅の上下を超えたポイントに設定

トラリピの取引は、一定の長さのレンジ期間をターゲットとする中・長期の売買なので、含み損が膨らみやすくなります。

初心者のうちは、出来るだけ大きなリスクを負わない上記のような設定で初めてみましょう。

3. トラリピの設定変更

トラリピ設定変更

ここでは、トラリピの設定変更について見ていきましょう。

3.1 設定を見直すタイミング

トラリピの設定を見直すタイミングは、相場の状況が設定内容とマッチしなくなってきた時です。

なぜなら、自動売買システムとはいえ、初めに設定したままで軌道修正を行わないと、勝てる確率が低くなってしまうからですね。

トラリピは、レンジ帯をターゲットにしているため、次のパターンのときは設定を見直す必要がありますよ。

① 設定が売りで、相場がレンジ幅の下限で反転したとき
今後、相場は上昇傾向となるため、設定を「買い」に変更する

② 設定が買いで、相場がレンジ幅の上限で反転したとき
今後、相場は下降傾向となるため、設定を「売り」に変更する

③ 設定が売りで、相場がレンジ幅の上限を上回ったとき
レンジ相場が終了したため、トラリピを一旦停止する

④ 設定が買いで、相場がレンジ幅の下限を下回ったとき
レンジ相場が終了したため、トラリピを一旦停止する

そのため、少なくても週に3~4回は相場動向を観察し、相場の状況が設定内容と違ってきたと判断される時は、設定を見直すタイミングです。

3.2 設定の変更方法

設定変更は以下のように行うことができます。

① トラリピ注文の発注を停止し、新しく設定したトラリピ注文を発注
② トラリピ管理表から変更する

トラリピの売買方向を逆にするには、以下の方法を取ります。

①トラリピ注文の発注を停止
② 新しく設定したトラリピ注文を発注

トラリピ注文は、トラリピ管理表(運用中のトラリピの収益や評価損を管理する画面)から取り消すことができます。

メニューから「トラリピ管理表」をクリックします。

トラリピ管理表

設定したいトラリピの「取消」をクリックします。

トラリピの変更

また、次の項目は、同じくトラリピ管理表から設定を変更できますよ。

① レンジ幅
② 利益値幅
③ 決済トレールの有無
④ 損切りの有無・損切り価格

4.トラリピが使えるFX会社

マネースクエア

トラリピはマネースクエアだけが提供しています。

24時間、自動的に利益を狙ってくれるので、普段の暮らしをジャマしません
これなら忙しい方でも始められますね。

また、スマホアプリにも対応しているので、どこにいてもポジション状況を確認したり、新規注文もできて便利です。

5. まとめ

トラリピ設定まとめ
  • ① 初心者は、トレードのリスクを最小限に止める設定に トラリピは、一定の長さのレンジ期間をターゲットとする中・長期の売買で、含み損が膨らみやすくなります。
    そのため、含み損は最小限に止め、相場が反転した後に大きな利益を上げるのが勝つためのポイントです。
  • ② 含み損を最小限に止めるには、リスクを抑えた設定をする 含み損を最小限に止めるには、安定した通貨ペアで当面相場が動く方向に売買設定をすることが大切です。
  • ③ プログラムの稼働後も相場を監視し、軌道修正を行う プログラムの稼働後も相場を監視し、相場がレンジ帯の中で反転した場合や相場がレンジ帯を超えた場合は、売買方向を逆にする、注文を停止するなどの軌道修正を行いましょう。


まず、このようにおすすめの設定で始めてみましょう。

そうすれば、リスクを回避することができ、安全なトレードができますよ。


また、他にも『ループイフダン』『トラッキングトレード』『iサイクル2取引』初心者におすすめの設定について解説しています。よろしければご覧ください。

この記事のライター

三原怜の写真

三原怜

私は、以前地方自治体に勤めていましたが、退職してFXトレーダーに転向しました。トレード歴は、通算で約10年間になります。 トレーダーになった動機は、相場が人間心理の凝縮された生き物のように思え、その神秘的なベールを、テクニカル分析などの手法で読み解いていく面白さを知ったからです。 みなさんも自分なりの角度から、ぜひ相場に挑戦してみてください。

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