2021.04.13

迷ったらここを狙え!初心者におすすめの為替の動く活発な取引時間帯【FXの基本⑤】

この記事で学べること

  • 最低限覚えるべき取引時間帯の3つ特徴
  • この記事を読んで学べること
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この記事のライター 山口 遼平

プロトレーダーに師事を仰ぐ駆け出しトレーダー。当サイトでは、プロの成功体験から得たノウハウを『FXで勝つための心得』として発信している。

本記事では前回学んだ通貨ペアと密接に関係している取引時間帯です。

ご存知の通りFXは平日24時間いつでも取引ができます。

一見いつでもできるというポジティブな印象を与えますが、いざ初心者が取引しようとすると、どの時間帯で取引するべきかわからないはずです。

3ヶ月前の私もそうでした。「どうせなら利益のあげやすい時間帯がいいな」と考えすぎて、結局トレードをしなかったこともあります。

結論を言うと、FXに大きな特徴のある時間帯は3つしかありません。この3つの時間帯の特徴を覚えるだけでも、非常に有益なので是非この機会に覚えてしまいましょう。

特にスキャルピングやデイトレードを目指している人にとって、とても重要な要素となるので必ず理解しましょう。

トレーダーそれぞれのライフスタイルを最優先にすることを大前提としつつ、これからご紹介する内容を読んで「取引時間帯にこんな特徴があるんだ〜」と、参考にしていただければ幸いです。

1. FXの取引時間帯の基本

FXの基本⑤-1

取引時間帯の特徴の前に、FXの取引時間帯の概要を確認しましょう。

1.1. 平日24時間取引

FXは 平日24時間常に開いています。。

株の場合は、各国の株式市場が開いている平日の営業時間しか開いていないため、サラリーマンなどのライフワークに不向きの投資です。。

しかし、FXの場合は帰宅後でもできるため、時間を選ばずないのは大きな特徴です。。

ちなみに、なぜ24時間開いているのかと言うと、日本が夜中でも他の国の市場は開いているからです。(下記図参照)。

この様に、常にどこかの市場が開いているため、24時間取引ができるようになっています。

世界のマーケットで抑えいただきたいポイントは

・世界三大市場
・時差による市場時間のズレ

の二つです。

それぞれ見ていきましょう。

1.1.1. 世界三大市場

世界市場の中でも、特に取引量が多い3つの市場をFXの三大市場と呼びます。

・東京市場
・ロンドン市場
・ニューヨーク市場

それぞれ、アジア、欧州、北米地域を代表する市場で、各地域の総称としても使われています。例えば、東京市場と言えば、取引時間帯の近い香港やシンガポールを含めた意味にもなります。

三大市場のそれぞれの特徴については、次の章で解説します。

1.1.2. 時差による市場時間のズレ

FXの土日は市場がクローズしている関係で、取引をすることができません。

しかし日本の場合、土曜日の午前6時まで取引が可能です(金曜日最後のニューヨーク市場が閉まるまで)。

そして週の始まり月曜日は、世界で最初に開くウェリントン市場(午前5時)と同時に取引が開放されます。(下記図参照)

このように、世界のどこかしらの市場が開いていれば、たとえ土曜日でも取引をすることができます。そのため、日本の祝日も他国の市場が開いているため、取引することが可能です。

しかし、次で解説する例外の祝日も存在します。

1.2. 祝祭日などの例外日

祝日でも取引はできると言いましたが、実は以下の様な例外があります。

1.2.1. クリスマス(12月25日)

日本でクリスマスは祝日ではないですが、FX市場が盛んな欧米などの多くの国では祝日であるため各国の市場はクローズしています。むしろFX主要国でクリスマスが休みじゃないのは日本だけなんです。

日本の市場時間である9時〜17時までは開いているのですが、他の主要国が閉まっている関係で取引量が少なく、為替レートはほとんど動かない状態になります。

そのため、日本のFX会社もクリスマスは時短営業で取引を切り上げる会社もあります。

1.2.2. 大晦日と元日(12月31日〜1月1日)

大晦日(12月31日)は平日であれば市場は開いていますが、FX会社によってはクリスマス同様に時短営業する場合があります。

また、元日(1月1日)は日本と同じくほとんどの国が祝日であるため、FX会社は開いておらず基本的に取引はできません。

取引時間帯の概要まとめ

・FXは祝日を含めた月から金まで24時間取引可能、日本が土日でも他国の市場が開いている場合も取引可能

・世界中が祝日になるクリスマスと正月は例外的に時短営業・休みになる

2. 取引時間帯による特徴

FXの基本⑤-2

ここから時間帯ごとの特徴に触れていきます。一般的に複数の市場が重なる時間帯は、取引量と市場参加者が多くなり値動きが活発になりやすいです。

世界最速で開くオセアニア市場は、先述した三大市場と重なる時間が少なく、取引量も少ないためここでは割愛します。

注目すべきは、市場規模が大きく取引量・市場参戦者が多い世界三大市場の東京・ロンドン・ニューヨーク市場です。

それでは、それぞれの特徴を見ていきましょう。

2.1. 9時〜17時:東京市場の特徴

東京市場の前にオセアニア市場が開いていますが、為替の動きは静かです。しかし、この東京市場が開くと為替も次第に活発化していきます。

特に9時55分は、銀行や両替所などの金融機関がその日に提示する基準レートである『中値』が決まります。

また、毎月5と10がつく日は、輸入業者の決済が多く、日本企業の決済日でもあるため為替が動きやすいです。業界ではこれらの日を『ゴトウ日(五十日)』と呼んでいます。

日本のファンダメンタルズ要因である経済指標の発表は、午前9時前に集中しているため発表前後は為替が動きやすいです。

一般的に、最初に挙げた『中値』確定までが動きが活発。確定後は次のロンドン市場が開くまで緩やかになります。

2.2. 17時〜3時(夏季:16時 – 2時):ロンドン市場の特徴

三大市場の真ん中の時間帯で世界一の取引量を誇るのがこのロンドン市場です。

また、他の欧州の市場も開いているため、ユーロやスイスフランなどの欧州系通貨の値動きが活発です。特にロンドン市場が開く前に欧州各国の経済指標が発表されるため、その前後の時間帯は欧州系通貨の値動きが大きくなります。

その後、欧州の昼休みから次のニューヨーク市場が開くまで落ち着く傾向があります。

東京の『中値』にあたる『ロンドンフィックス』が決まるのが深夜1時(夏季0時)です。決まる前の時間帯は、ニューヨーク市場の投資家も参入していることもあり値動きも比較的大きくなります。

2.3. 22時〜7時(夏季:21時 – 6時):ニューヨーク市場の特徴

東京市場が閉まり穏やかになった欧州市場も、ニューヨーク市場の参戦で再び盛り上がりを取り戻し戻します。

また、ロンドンとニューヨーク市場が同時に開いているため取引量、市場参入者が最も多い時間帯でもあります。

米国の午前中は経済指標や大統領などの要人発言が発表されるため、米ドル/円などのドルストレート通貨への影響が大きいです。また、米国株式市場の動きとリンクする傾向もあります。

特に先述した『ロンドンフィックス』が決まる深夜1時(夏季0時)前が活発になりやすい時間帯です。ユーロ/米ドルやポンド/米ドルだけでなく、米ドル/円にも影響する場合もありますので、気をつけましょう

このロンドンフィックスが過ぎると、欧州市場が閉まるにつれ値動きも落ち着きます。

しかし、夜中に要人発言が突然発表されることもあるので油断は禁物です。初心者は取引を翌日に持ち越さないよう、その日にの内に全ての取引を終わらせましょう。

取引時間帯の特徴まとめ

・世界三大市場の東京、ロンドン、ニューヨークの特徴

1. 東京市場9時〜17時:経済指標の発表、中値が決まる午前中が活発。


2. ロンドン市場17時〜3時(夏季:16時 – 2時):欧州各国の経済指標が発表された後に開くロンドン市場の午前中と、ニューヨーク市場が開き、ロンドンフィックスが決まるまでが活発。


3. ニューヨーク市場22時〜7時(夏季:21時 – 6時):ニューヨーク市場が開いた直後の午前中とロンドンフィックスが決まるまでの時間帯が活発。

3. 初心者におすすめの取引時間帯

FXの基本⑤-3

最後にご紹介するのは、初心者におすすめの取引時間帯です。

おすすめする理由は、値動きが活発になりやすいからです。

はじめに「なぜ値動きが活発な時間帯がおすすめなのか」を解説します。おすすめの時間はそれを理解してから読んでください。

3.1. 値動きが活発になりやすい時間帯を狙え

為替差益を狙うFXで小さな投資で大きな利益を狙う方法。それは、大きな値幅を狙うことです。

その大きな値幅が期待できるのがこの値動きの活発な時間帯となります。なぜなら、この時間帯には短期トレンドという相場が表れやすいからです。

トレンドとは、相場の流れのことで一言で言うと、継続して為替が上昇及び下降する相場です。

FXの世界ではトレンドに乗ることは、常勝手段となっており、うまく乗ることができれば利幅も取れて大きな利益もあげることができます。

為替チャートを見ても「上昇や下降が続いている」と視覚的にも判断しやすいのも特徴です。

それでは、このトレンドが発生しやすい時間帯を3つご紹介します。

3.2. 8時 – 9時55分:東京市場の中値確定まで!

東京市場が開いている時間帯は、他の三大市場であるロンドン、ニューヨークと重ならないため、自国(日本)の動きが重要となります。

その中でも、東京市場の中値が決まるまでの約2時間が、東京市場の値動きが活発になりやすいおすすめの時間帯です。

また、9時前に経済指標が発表されることから、東京市場が開く前の8時ごろから為替をチェックすることをおすすめします。ファンダメンタルズ分析を組み合わせて、投資家たちの心理を読み取りましょう。

相性のいい通貨ペア:米ドル/円

3.3. 17時 – 19時(夏季16時 – 18時):ロンドン市場の昼休みまで!

欧州諸国の経済指標が発表され、ロンドン市場が開く17時から昼休みに入る19時(夏季16時 – 18時)までがおすすめです。

欧州に限らず各国のランチに入る時間帯は、比較的値動きは落ち着く傾向があります。

ただし、この時間帯は欧州系通貨の値動きが大きく、初心者におすすめの米ドル/円通貨ペアへの影響はそこまで大きくありません。

初心者は米ドル/円で経験を積んでから欧州系通貨(ユーロ/ドル、ポンド/円)にチャレンジすること強く推奨します。

相性のいい通貨ペア:ユーロ/ポンド、その他スイスフラン、スウェーデンクローナなどの欧州系が絡む通貨ペア

3.4. 21時 – 1時 (夏季 20時 – 0時):ロンドンフィックスまで!

一日で一番取引が活発になる時間が、ロンドン、ニューヨーク市場が開いているこの時間帯です。アメリカの午前中は、要人発言や経済指標の発表が多く、ロンドン版中値である『ロンドンフィックス』決まる21時 – 1時(夏季 20時 – 0時)までは値動きが活発かしやすいです。

米ドル/円への影響も大きいため、初心者におすすめしたい時間帯です。

日本の就寝時間帯でもあるため、昼間仕事や勉強をしている人でも比較的参戦しやすいのもポイントです。

相性のいい通貨ペア:ユーロ/米ドル、ポンド/米ドル、米ドル/円などのドルストレート通貨

ここではトレンド相場の発生しやすい時間帯をおすすめにあげましたが、一番大事なのは継続して同じ時間帯で取引することです。継続することでその時間帯の傾向を掴み、相場を読み取るスキルが磨かれます。

不規則なライフスタイルなら仕方なしですが、規則的なライフスタイルの人は習慣的に取引できる時間帯を選びましょう。それが今回おすすめした時間帯に合致した人はラッキーです。

また、今回おすすめしたのは、基本的にスキャルピングやデイトレードなどの短期トレードに向いている時間帯です。長期トレードを目指す人はもっと大きな時間軸で考える必要があるため、ファンダメンタルズ分析に時間を費やした方が効率的です。

取引時間はあなたのライフスタイル(継続できる時間帯)、トレードスタイル、通貨ペアを考慮して一番相性がいいものを選びましょう。

初心者におすすめの時間帯まとめ

・初心者におすすめの取引時間帯(スキャルピング、デイトレード向け)

 1. 8時 – 9時55分:東京市場の中値確定まで!

 2. 17時 – 19時(夏季16時 – 18時):ロンドン市場の昼休みまで!

 3. 21時 – 1時 (夏季 20時 – 0時):ロンドンフィックスまで!

・一番大事なのはあなたのライフスタイルにあった時間帯を選ぶこと。

4.まとめ

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  • ・ライフスタイル、トレードスタイル、通貨ペアに合った時間帯を選ぼう おすすめの取引時間にこだわらず、自分のライフスタイルに合った継続できる取引時間帯を選ぶことが重要。また、日を跨ぐスウィングや長期トレードをする人は、取引時間帯よりもファンダメンタルズ分析に時間を使う方が効果的。
  • ・初心者におすすめの取引時間帯まとめ  1. 8時 – 9時55分:東京市場の中値確定まで!
     2. 17時 – 19時(夏季16時 – 18時):ロンドン市場の昼休みまで!
     3. 21時 – 1時 (夏季 20時 – 0時):ロンドンフィックスまで!



ここまでFXの基本となる一般的な知識を学んできました。

次からはFXの数字に関わるお話しとなり、最初はFX独特の単位のお話しです。あなたの損益に関わる大事な要素となります。必ず覚えましょう。

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山口 遼平

プロトレーダーに師事。その成功までの努力と労力の多さを知り『FXは楽して勝てない』ことを痛感。 当サイトでは、FXで勝つための心得を発信している。努力をすればFXで必ず勝てる。