裁量トレードだけでなく、自動売買でもトレードを開始。 どうすれば順調に利益を上げられるか、日々奮闘中。
「SBI FXトレードの取引ツールの使い方がわからない。どうやってインジケーターを設定するの?」
SBI FXトレードでは、デモトレードが提供されていないので使い方に困っていませんか。
本記事を読むと、SBI FXトレードの取引ツールの使い方が分かるようになりますよ。
実際にキャプチャ画面を使って、主な機能を一つ一つ分かりやすく解説しています。
また、SBI FXトレードの取引ツールの使い勝手が良いのかも検証してみたので、合わせて解説しています。
SBI FXトレードは、少しトレードに慣れてきてチャート分析に向き合いたい人にお勧めです。
分析ツールの使い方を一つ一つ丁寧に解説しているので最後まで読んでくださいね。
SBI FXトレードの取引ツールに向いている人
SBI FXトレードの取引ツールに向いていない人
目次
まず、SBI FXトレードの会社概要や特徴についてみていきましょう。
SBI FXトレードは、ネット証券の最大手であるSBI証券がFX専門に特化させた会社です。
FX会社としては比較的新しいですが、独自のサービスを取り入れており、またユーザー目線を大切にしていることから評判が上がっています。
会社名 | SBI FXトレード株式会社 |
---|---|
設立 | 2011年(平成23年)11月 |
所在地 | 東京都港区六本木1−6−1 泉ガーデンタワー |
資本金 | 9億6,000万円 |
取扱通貨ペア | 34種類 |
スプレッド | 米ドル/円 0.09銭〜 ユーロ/円 0.3銭〜 ユーロ/米ドル 0.19pips〜 注:通貨数量による変動スプレッド |
レバレッジ | 最大25倍 |
最低取引単位 | 1通貨から |
国内のFX会社の最小取引単位は、1000通貨もしくは10,000通貨単位がほとんどです。
しかし、SBI FXトレードは「1通貨単位」から取引できます。
超少額の資金で始めたい初心者ユーザーにとっては、1通貨から取引ができることは嬉しいですね。
リスクを最小限に抑え、経験値を高めてから徐々に金額を上げることが可能です。
SBI FXトレードのスプレッドは注文数量により変動する仕組みです。
特に、1,000通貨以下のスプレッドは他社と比較しても業界最狭を誇っているといえます。
通貨ペア | 1,000通貨以下 | 1,001通貨~1,000,000通貨 |
---|---|---|
米ドル/円 | 0.09 | 0.17~7.8 |
ユーロ/円 | 0.30 | 0.49~15.8 |
ポンド/円 | 0.69 | 0.99~18.80 |
ユーロ/米ドル | 0.19 | 0.38~12.80 |
積立FXとはSBI FXトレード独自のサービスです。
通貨ペアなど4つの項目を決めて申し込むだけで、定期的に自動購入してくれます。
スワップポイントも付与されますし、中長期運用運用したい人には嬉しいですね。
また、毎日チャートを気にしながら取引する必要もないので、初心者の方にピッタリかもしれませんね。
SBI FXトレードは会社の経営方針として、「安定したレートやスプレッドの提供」、「グレーアウト排除」を掲げています。
また、ユーザーへは透明性・適正性のある取引環境を提供する義務があると考えているため、積極的な情報開示を行っている数少ないFX会社です。
毎月、「スリッページ実績」、「スプレッド配信実績」や「システム稼働率」を公表しています。
他にここまで公表しているFX会社はほぼないので、真摯に取り組む姿勢が感じられますね。
それでは、SBI FXトレードの取引ツールの種類を確認してみましょう。
①WEB版
ダウンロードが不要でホームページから簡単にログインできます。
シンプルで分かりやすく初心者向け
②Rich Client NEXT
インストール型の取引ツールで、画面は自由にカスタマイズが可能です。
では、まずSBI FXトレードの取引ツール【Rich Client NEXT】の使い方を説明していきますね。
取引ツールをインストールし、ログインをすると下図の取引画面が表示されます。
「プライスボード」「レート一覧」「建玉一覧」「注文一覧」が並んでいます。
パネルの大きさや配置や表示するパネルは、以下の様に自由にカスタマイズすることが可能です。
それでは、取引画面にチャートを表示する場合を見てみましょう。
取引画面上部に【チャート】とあるので、クリックしてください。
するとチャートが別ウインドウで表示されます。
チャートの表示期間を増やしたい場合は、枠で囲んだチャート上部でローソク足の表示本数を増やしましょう。
もしくは、右下のスクロールバーを下図のように動かして下さい。
次に新規注文ですが、取引画面の上部の枠で囲んだところのどちらからでも可能です。
下図が【新規注文パネル】です。
「注文方法」、「通貨ペア」、「売買」を選択したら通貨数量を入力して【注文確認】ボタンをクリックしましょう。
ここで、「確認画面を表示しない」にチェックをつけると、この画面だけで注文が完了します。
上図のように注文パネルをチャート上に表示して注文をすることができます。
ニュースや経済指標を知りたい場合は、取引画面上部の枠で囲んだ「投資情報」をクリックします。
ニュースは別途パネルで表示され、タイトルをダブルクリックするとニュースの内容が表示されます。
また、経済指標も前回値や予想が表示されているので、参考になりますね。
それでは、分析ツールの使い方を見ていきましょう。
インジケーターの設定ですが、チャート左上部に「テクニカル設定」があるのでクリックします。
下図のパネルが表示されるので使用したいインジケーターに✔をつけると、右側にパラメータ設定が表示されます。
数値を変更したい場合は入力し、「OK」をおしてください。
ここでは、ボリンジャーバンドを設定してみました。
描画ツールは、枠で囲んだ「えんぴつ」マークをクリックすると、使用できる描画ツールが表示されます。
ここでは、水平線を引いてみましょう。
水平線を引きたいポイントでクリックすると、ラインを引いてくれます。
下図の赤いラインが水平線です。
最後に入出金の方法を説明しますね。
入出金は取引画面上部の【入出金】より行います。
まずは、入金をクリックすると以下の画面が表示されます。
「クイック入金サービスを利用する」をクリックすると、新たにウインドウが開きます。
金融機関と金額を入力し、「次へ」をクリックしましょう。
金融機関を【その他】を選んだ場合は、次のページで金融機関が選択可能です。
金融機関を選択した後は、インターネットバンキングのページに移動するので、そのまま手続きを完了させてください。
【出金依頼】をクリックしても、出金先を登録していないと下図のパネルが表示されます。
まずは、設定の「お客様登録情報」で出金口座の登録をしましょう。
登録はすぐにできるので、その後に再度「出金依頼」をクリックしてください、
出金したい金額を入力して確認をクリックし、そのまま手続きを完了させてくださいね。
それでは、SBI FXトレードの取引ツール【Rich Client NEXT】について検証していきましょう。
下図は、RIch Client NEXTのメイン画面です。
各メニュー表示やサイズは、自由にカスタマイズすることができますが、初心者にも難しくない仕様となっています。
以下はチャート画面です。
【チャートの機能】
①通貨ペアの選択
②時間足の切り替え
③ローソク足・ラインチャート・平均足・バーチャート・ログチャートの切り替え
④テクニカル指標追加・削除
⑤描画ライン追加・削除
⑥保有ポジションの表示
⑦未約定注文の表示
⑧チャートの設定
⑨テクニカル指標追加・削除
⑩描画ツール機能の追加・削除
⑪注文ツールの表示
②の時間足の切り替えでは、13種類用意されています。
【時間足の種類】
TIck、1分足、5分足、10分足、15分足、30分足、60分足、
2時間足、4時間足、8時間足、日足、週足、月足
⑥保有ポジションの表示
チャート上にポジションを立てた位置が〇で表示されています。
その横には建て玉数量が表示され、更にはアイコンだけでなく、ラインも引かれているので分かりやすいですね。
⑦未約定ポジションの表示
指値などの注文は出したけれど、まだ約定していない注文は上図の様に青のアイコンと注文数量が表示されます。
Rich Client NEXTの画面は見やすく、操作方法もそれほど難しくないので初心者でも使いこなすことができるのではないでしょうか。
次に、注文パネルの使い勝手をみてみましょう。
【新規注文パネル・成行】
新規注文では、トレードに必要なパターンが一通りそろっています。
【注文方法】
①成行 ②指値・逆指値 ③OCO
④IFD ⑤IFDOCO
【2WAY注文】
【2WAY注文】は、他社でいう【クイック注文】にあたります。
レートを直接クリックして注文する方法で、ワンクリックで新規注文も決済もすることが可能です。
また通常の【新規注文パネル】でも、「確認画面を表示しない」をクリックしているとワンクリックで注文をすることができます。
短期売買には使い勝手が良いと言えますね。
ただ、注文パネルはメイン画面から独立させることはできません。
なお、注文時に有利な価格で成立した場合は、以下のように通知してくれます。
チャートの描画ツールは、下図のものを表示することができます。
合計で21種類と他社と比べ豊富といえますね。
描画ツールを削除する場合は、削除したい図形を選択し削除するか、一括削除のどちらかで可能です。
操作方法も難しくなく、直ぐに慣れるのではないでしょうか。
以下は、Rich Client NEXTに備わっているインジケーターです。
合計で29種類と、トレードに必要なものはほとんど揃っていますね。
インジケーターはそれぞれ、パラメーターの数値の設定が可能です。
利用したいインジケーターをクリックすれば、右横にパラメーターの設定が表示されます。
そこに、数値を変更したい場合は入力するだけなので、簡単に設定ができます。
チャートは、画面をスライドもしくはローソク足の表示本数を増やすことで、過去の状況を見ることができます。
チャート上で最大限縮小し、どこまで遡って表示することができるか確認しましょう。
日足と月足では以下の様になりました。
【チャートで表示できる期間】
①日足:2013年3月~2020年11月【7年8か月】
②月足:2005年1月~2020年11月【15年10か月】
【日足チャート】
Rich Client NEXTのチャートでは、豊富なデータと表示能力があることが検証出来ましたね。
ここでは、スマホアプリの使い勝手を検証してみましょう。
チャート画面は、足型はローソク足のみで足種は以下の12種です。
【時間足の種類】
1分足、5分足、10分足、15分足、30分足、60分足、
2時間足、4時間足、8時間足、日足、週足、月足
インジケーターは、次の9種となっています。
【トレンド系 :4種類】
①SMA(単純移動平均線) ②一目均衡表
③ボリンジャーバンド ④EMA(指数移動平均)
【オシレーター系 :5種類】
①MACD ②RSI ③DMI
④RCI⑤ストキャスティクス
また描画ツールは5種用意されています。
【描画ツール】
①水平線 ②垂直線 ③トレンドライン
④チャネル ⑤フィボナッチ
ラインを引きたいポイントをタップすれば引けるのでとても簡単です。
なお、アプリで利用できる注文機能は6種類です。
【注文方法】
①成行 ②指値・逆指値 ③OCO
④IFD ⑤IFDOCO ⑥トレール
これだけの機能が備わっていれば、通常のトレードには十分といえますね。
SBI FXトレードでは、パソコンのインストール版、WEB版とスマホアプリが用意されていますが、データのツール間同期ができるのか確認してみましょう。
3つの取引ツールそれぞれで、同時にログインすることはできません。
スマホアプリでログインしたままパソコンのインストール版でもログインすると、スマホアプリでは自動的にログアウトされてしまいます。
ポジションの保有状況や口座残高などのデータは、全てのツールで同期されています。
例えば、インストール版建てたポジションを、スマホアプリで決済することが可能です。
それぞれの取引ツールはチャートが別仕様になっています。
そのため、インジケーターや描画ツールなど設定は他のツールには反映されません。
今まで説明してきたRich Client NEXT以外にも、WEB版も用意されているので見てみましょう。
【WEB版メイン画面】
【WEB版チャート】
WEB版はインストール不要で、SBI FXトレードのサイト上からログインすれば使用できます。
取引画面はとてもシンプルで、チャートも必要な設定は左上部にまとめられていて、とても分かりやすい設計になっているので、初心者の方にオススメといえます。
まずは、WEB版で慣れてからRich Client NEXTを使用しても良いかもしれませんね。
これまで様々な視点からSBI FXトレードの取引ツール【Rich Client NEXT】の使い勝手を検証してきましたが、その結果を以下にまとめてみました。
検証項目 | 評点 (★3点満点) | 備考 |
---|---|---|
画面・チャートの見やすさ | ★★★ | 画面・チャートは見やすく設計されている |
注文方法の使い勝手 | ★★ | 注文パネルに分離・独立・最前面表示機能がない |
描画ツールの使い勝手 | ★★★ | 描画機能が21種類と充実している |
インジケーターの使い勝手 | ★★★ | チャートには29種類のインジケーターを装備 |
過去チャートの表示 | ★★★ | 豊富なデータ蓄積・表示能力がある |
モバイル・タブレットの使い勝手 | ★★ | スマホアプリには、トレードに必要な機能は揃っている |
トレードのツール間同期 | ★★ | 同時にログインしてトレードを行うことが不可 |
SBI FXトレードのRich Client NEXTは、取引画面もチャートもとても見やすくできています。
また、チャート設定も細かくでき、自由にカスタマイズすることも可能です。
初心者にも難しくなく、また分析ツールも充実しているので中上級者にも対応したツールと言えます。
SBI FXトレードの取引ツールに向いている人
SBI FXトレードの取引ツールに向いていない人
高田 佑美
FXに興味を持つようになり始めたものの、まだまだリスクを恐れ少額でトレード中。 日々、学んだことやトレードで疑問に思ったことを追求し、出来る限り根拠を持った情報を届けるべく記事を執筆しています。
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