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2021.10.22 2021.04.18

『期待値』自動計算致します!無料のトレード記録エクセルを配布中【FX実践④】

この記事で学べること

  • 記録するだけで必須情報が蓄積するトレード記録シートの使い方
  • あなたのトレードを評価する『期待値』の考え方と計算方法
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この記事のライター 山口 遼平

プロトレーダーに師事を仰ぐ兼業トレーダー。当サイトでは、プロの成功体験から得たノウハウを『FXで勝つための心得』として発信している。

FX 実践③では、為替の値動きに慣れることの重要性を解説しました。

次のステップではトレードの振り返り方を学ぶのですが、その前に、身につけていただきたいものがあります。
それがトレード記録に慣れて正しく使えるようになることです。

当サイトでは、無料のトレード記録シートを配布しおり、本記事はその使い方を説明するマニュアル的な内容となります。

また、トレード記録をとった後にトレード記録を振り返り評価するという行程も必要です。
本記事では、その評価に使える指標の一つ『期待値』の考え方や計算方法についても解説しています。

必ずトレード記録をとる習慣をつけ、トレードを有意義に振り返れるようになりましょう。

トレード記録を運用する意味や記録項目については、こちらの記事をご確認ください。

1. ケーススタディで覚えるトレード記録シートの使い方

実践④-1

言葉だけでの説明ではわかりにくいので、実際のトレードを想定してトレード記録を埋めていきましょう。トレード記録は下記よりダウンロードしてください。

今回はトレード記録の使い方に特化した記事であるため、下記のようにトレードの前提条件を予め決めております。今回は分析によりエントリーの根拠を出している前提とします。

【前提条件】
・自身で決める記録
 1. 取引通貨ペア:米ドル/円
 2. 全投資額:1,000,000円
 3. 1トレードの投資金割合:2%
 4. エントリーの根拠:下降型三角保ち合い・転換後の戻り目確認
 5. 損失許容pips:10pips
・FX会社起因の情報
 6. 1lotの取引通貨量:10,000通貨

逆に言えば上記の項目さえ決めてしまえば、あとは自分で決めることはありません。

それでは、これら前提条件を元にトレード前からトレード後の評価までの使い方を見ていきましょう。

1.1. エントリー前の準備

初めに「損失許容額」と「取引通貨量」を決めなければなりません。

この二つを決めるには、本トレード記録シートの「資金管理シミュレーション機能」を使いましょう。

使い方は先ほど決めた前提条件の数値を入力するだけです。自動で「損失許容額」と「取引通貨量」を算出してくれます。

下記の囲んでいる項目の数値を入力してください。

円/決済通貨レート(ドルの場合)」はその時のレートを入力してください。

入力したら右の「トレード記録記載用」に、今回のトレードで記録する必要がある「損失許容pips」、「損失許容額(円)」、「取引通貨量(lot)」が自動で算出されます。

これで、トレード前の準備は完了です。次からは実際にエントリーした体で進めていきます。

1.2.エントリー情報の記録

エントリーをしたら時間にゆとりができるはずなので(スキャルピングを除く)基礎情報を入力しましょう。

下記の「エントリー情報」グループの全ての情報を入力します。

事実を入力するだけなので難しいことはありません。入力したらエグジットのタイミングに注力しましょう。

1.3.エグジット情報の記録

次に入力する項目はエグジット情報、つまり、取引を終えた後にわかる情報です。

今回はエントリーの根拠が当たり、利益を獲得したパターンで進めていきます。

この時にメモを残すと後の振り返りで有効ですので忘れずにメモを残しましょう

1.4.結果の記録

タイトル通り結果を入力します。と言っても入力する項目は「累計スワップ」だけで、他の項目はここまでの全ての項目を入力していたら自動で算出されます。

記録シートで入力する必要がある項目は以上です。

次からが本記録シート最大のセールスポイントである「トレード評価機能」です。

1.5.トレード評価機能

FXで安全に効率的にトレードするための指標には『期待値』、『プロフィットファクター』、『バルサラの破産確率』があります。

本トレード記録シートでは、この3つの指標を自動算出されるように設計されています。

そのため、ここまで漏れなく記録できていれば改めて情報を入力する必要はありません。

上はトレード全体の評価、下はフィルターで表示されたトレード記録だけを評価しているものです。

特に下のフィルタ連動版は、振り返りの際とても重要となます。

例えば、フィルタ機能で「昼のトレードだけ」、「エントリーの根拠が三角保ち合いだけ」といった条件を絞ることで、条件ごとの評価ができます。

各指標の見方や目標数値は次の振り返りシリーズで解説します。ここではこのシートの使い方だけ覚えるだけで問題ありません。

トレード評価といっても初心者は自分のトレードをどのように評価すればいいかわからないと思います。

そこで今後のシリーズをより理解できるように、トレード評価ができる指標の一つ『期待値』を例にして、その考え方と使い方ついて解説します。

2. トレード結果を評価する指標『期待値』の概念と計算式

振り返り①-2

FXにはいくつかのトレード評価するための指標があります。その中で最もシンプルで使いやすいのが『期待値』です。

『プロフィットファクター』や『バルサラの破産確率』などもありますが、初心者はまずシンプルに使える期待値から学びトレードを評価する感覚を掴んでください。

それでは期待値の概念と計算方法について解説していきます。先の二つの指標が気になる方はこちらから読んでみてください。

2.1. 勝てる見込みを数値化した指標『期待値』の概念

まずFXの世界での期待値の概念を理解しましょう。

期待値は、要約すると「勝てる見込み」を数値化したものです。
期待値がプラスだと勝ちやすい、マイナスだと負けやすい、考え方はとてもシンプルですね。

つまり期待値がプラスのトレードを続ければ、継続して利益を上げることができることはイメージして頂けたかと思います。

ここで、勝ちやすい負けやすいって勝率じゃダメなの?と思った方、確かに勝率が高いに越したことはありません。
しかし、勝率だけでは本来の目的である利益をあげられているのかを評価することができません。

簡単な例を挙げます。

「10回のトレードで9回勝ち9,000円の利益を得ました。しかし、1回の負けの損失は10,000円でした。」

いくらの損益があるのか計算すると下記の通りです。

損益計算

9,000円(利益) – 10,000円(損失) = -1,000(損益)

勝率は破格の90%ですが、肝心の損益はマイナス1,000円です。このまま勝率90%という指標を信じても、改善がない限りは損失し続けるトレードになってしまいます。

このように例え勝率が高くてもトータルで損失していては意味がありません。

そこで登場するのが『期待値』です。

期待値は、1トレードあたりの損失額を算出する指標で、ストレートな表現ですが儲かっているのか・いないのかを評価することができます。

次でその期待値の概要を解説します。

2.2. 『期待値』の計算方法と考え方

期待値はトレードの統計データから計算方法は下記の通りです。

期待値の計算方法

勝率(勝ちトレード数 ÷ 総トレード数)× 勝ちトレードの平均利益額 – 負率(負けトレード数 ÷ 総トレード数)× 負けトレードの平均損失額 = 期待値

以下の戦績を実際に期待値を計算してみましょう。

勝率:50%
勝ちトレードの平均利益額:20,000円
負けトレードの平均損益額:10,000円

すると期待値以下のようになります。

期待値の計算結果

0.5(勝率) × 20,000円(勝ちトレードの平均利益額) – 0.5(負率) × 10,000円(負けトレードの平均損失) = 5,000円(期待値)

つまり、このトレード手法だと1トレードあたり5,000円の勝つ見込みがあると言えます。

そこで登場するのが『プロフィットファクター』と『バルサラの破産確率』ですが、シリーズの後半で改めて解説します。
ここでは、指標を使ってトレードを評価する感覚を掴むことが重要です。

期待値まとめ

・期待値とは、トレード全体、及びトレード手法や規則性の「勝てる見込み」を数値化したもの。シンプルに儲かっているのか・いないのかを判断することができる。

・有効な指標だが期待値だけでトレードを評価するのは危険。別の指標と合わせて使うと良い。

期待値の使い方についてもっと深く知りたい方は下記より参照ください。

3. まとめ

実践④-2
  • トレード記録エクセルシートの使い方 シート内の項目を入力するだけで、必須情報が蓄積され且つ、トレード評価指標である『期待値』、『プロフィットファクター』、『バルサラの破産確率』が自動で計算される。
  • トレード評価指標の一つ『期待値』とは? 『期待値』は、トレードの勝てる見込みを数値化したもの。
    「プロフィットファクター(PF)」は、効率的に利益をあげられているかを判断する指標。期待値よりも精度が高いのでプロフィットファクターをメインの指標にトレードする。
  • 『期待値』の計算式 勝率(勝ちトレード数 ÷ 総トレード数)× 勝ちトレードの平均利益額 – 負率(負けトレード数 ÷ 総トレード数)× 負けトレードの平均損失額 = 期待値

計算は全て自動化されているので、難しいことは考える必要はありません。ただ、決めたことと結果を入力するだけです。

FXは過去のデータを振り返ることがとても重要です。
特に評価機能にある「期待値」、「プロフィットファクター」、「バルサラの破産確率は重要な指標になりますので意識してみるようにしましょう。

プロフィットファクターとバルサラの破産確率についてはは次の振り返りシリーズで解説します。まずは、シンプルな期待値を理解しトレード記録をつける感覚を身につけてください。

次は実践練習を有意義に行うための必要なデモトレード会社の選び方を解説します。

『デモトレードで学ぶシリーズ』は全5記事で構成されています。まとめて読みたい方はこちらからご覧ください。

この記事のライター

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山口 遼平

プロトレーダーに師事。その成功までの努力と労力の多さを知り『FXは楽して勝てない』ことを痛感。 当サイトでは、FXで勝つための心得を発信している。努力をすればFXで必ず勝てる。

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