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2021.10.14 2021.04.17

FXトレード記録の正しい付け方!無料のエクセルシートで賢く取引【FX取り組み方③】

この記事で学べること

  • トレード記録を運用する目的と記録の付け方
  • トレード記録を運用すると最短距離で上達する理由
  • 必ず記録するべきトレード項目
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この記事のライター 山口 遼平

プロトレーダーに師事を仰ぐ兼業トレーダー。当サイトでは、プロの成功体験から得たノウハウを『FXで勝つための心得』として発信している。

前記事FXの取り組み方②では、FXの最重要要素である「エントリーの根拠を持つ」「損切りを徹底する」「資金管理を徹底する」を守ることが、感情を排除して合理的に利益をあげる手段とお伝えしてきました。

しかし、いきなりこの3つを徹底するのは初心者にはハードルが高いはずです。でもご安心ください。初心者がいきなり徹底できてしまう方法はあります。

それはトレード記録を運用することです!

なぜトレード記録を運用すると徹底できるかというと、記録項目にそれぞれの必須要素を落とし込んでいるからです。
つまり、トレード記録項目を埋めていくと、結果的に先の3つ要素を守る(意識する)ようになります。

また、トレード記録の運用は、トレードスキルを最短距離で上達させる方法の一つです。
なぜなら、トレードデータを振り返り改善することができるからです。

本記事では、トレード記録を運用する目的とトレード記録の付け方を解説します。トレード記録の重要性を理解してぜひあなたのトレード上達に役立ててください。

1. トレード記録を運用する3つの目的

取り組み方③-1

トレード記録は何のために運用するのでしょうか。
ズバリ答えは、「エントリーの根拠を持つ」「損切りを徹底する」「資金管理を徹底する」を守り、トレードを振り返り失敗を正し成功を更に伸ばすの3つの目的を果たすためです。

トレード記録の運用は、トレードスキルを最短距離で上達させるツールと言っても過言ではありません。

それでは、それぞれの3つの目的を解説します。

1.1. 3つの最重要要素を強制的に意識づける

改めてFX最重要要素とは「エントリーの根拠を持つ」「損切りを徹底する」「資金管理を徹底する」でしたね。

言葉で理解するのは簡単ですが、実際のトレードで3つとも実践しようとするとなかなか難しいのが正直なところです。その手助けをしてくれるのがこのトレード記録となります。

なぜトレード記録が有効かというと、トレード記録項目に予め必須項目を型として入れることで、運用するだけで結果的に3つの要素を意識することができるからです。

ただし、損切りや取引通貨量を最終的に入力してボタンを押すのはトレーダー自身です。
最後はどうしてもトレーダーの裁量に委ねられる部分があるため、トレード記録を運用すれば必ず守れるわけではありません。

トレード記録はあくまでも「エントリーの根拠を持つ」「損切りを徹底する」「資金管理を徹底する」を意識させる啓発ツールです。

トレード記録を運用しながらの体に染み込ませていきましょう。

1.2. トレードの失敗を正す

トレード記録を取るメリットの一つがトレードを振り返ることができることです。

人間は失敗から学び成長していくように、FXトレードも失敗から学んで成功を掴み取ります。その失敗を効率よく正す方法がこのトレード記録です。

なぜ効率的かというと、過去の統計データを客観的に分析することができるからです。

トレード中はトレードに集中するため、なかなか客観的にトレードを見ることができません。そこを補完できるのがこのトレード記録で、トレード中に気づけなかった失敗を正せる唯一のツールです。

1.3. 成功トレードを更に伸ばす

前の節では、失敗を正すことについて解説しましたが、成功を更に向上させることができるのもトレード記録の良いところです。

考え方は失敗を正す方法と同じです。トレードの統計データを客観的に分析して、自分の勝ちパターンを見つけるのです。

例えば、「チャートパターン + ブレイク後の押し目・戻り目狙い」をエントリーの根拠としてトレードしていたとします。トレード記録を振り返ると同じエントリーの根拠でも、「昼に比べて夜の成績がよかった」という結果が出ました。

さてあなたの取るべきアクションはなんでしょうか。

今後は昼のトレードはやめて、夜のトレードに集中するといったアクションを取ると思います。

このような気づきを得るために、トレード記録は必須です。

トレード記録を運用するだけで、これだけの効果が期待できることがわかっていただけたと思います。何も記録せずにトレードしている人との経験値の差は歴然です。トレード記録は初心者が最短距離でトレードを上達させる必須ツールなのです。

具体的な過去の振り返り方は、後半の振り返りシリーズで丁寧に解説していますので、本記事では振り返る目的をしっかりお覚えてください。

トレード記録を運用する3つの目的まとめ

・強制的に「エントリーの根拠を持つ」「損切りを徹底する」「資金管理を徹底する」を意識させる。

・過去のトレードを客観的に振り返ることで、失敗を正し、成功トレードを更に伸ばす。

2. 目的達成のためのトレード記録の項目と付け方

取り組み方③-2

ここまでトレード記録を運用する目的を説明しました。

ここからは、実際にどのようなトレード情報を残すのか記録の付け方を解説します。

当サイトでは、これから解説する記録項目が全て網羅されている、トレード記録シートを無料で配布しております。
下記からダウンロードして確認しながら本記事を読んでみてください。

初めに項目説明し、トレード記録シートにある「資金管理シミュレーション機能」と「トレード評価機能」についても簡単に解説します。

このトレード記録シートは、前述したトレード記録を取る目的である、「エントリーの根拠、損切り、資金管理」を意識させつつ、トレードを振り返るために必要な記録を取ることをコンセプトにしています。

トレードで記録するべき項目を簡潔に解説します。

2.1. 【トレード記録項目と付け方1】エントリー情報

エントリーした日時」、「レート」、「通貨ペア」、「売買方向(買いか?売りか?)」、「注文方法」がこのグループに属します。

特に取引時間帯、通貨ペアで絞り込みをかけることで、相性の良い時間帯、通貨ペアを見つけ出すことができます。

また、エントリー至った根拠を記録する項目でもあります。

トレードを振り返る時に「エントリーの根拠」で絞り込むことで、勝率の高いエントリーの根拠を見つけて成功を伸ばすことができます。逆に勝率の悪い失敗であれば、改善や今後同じ根拠でエントリーしないなど取捨選択することで勝率を高めることができます。

当トレード記録シートでは、「エントリーの根拠」は選択式にしており、利用者が自由に選択枠を追加できるフレキシブルなものになっています。また、エントリーの根拠で表現できない場合は、「エントリーの根拠詳細」にメモとして残してください。

2.2. 【トレード記録項目と付け方2】資金管理情報

資金管理情報とは、全投資金額の2%を損失許容額とする「2%ルール」を守るための項目です。

レバレッジ」、「予想獲得pips」、「損失許容pips」、「損失許容額」、「取引通貨量」で構成されており、自分が資金管理ができていたかを確認することができます。

項目の中でも「損失許容額」と「取引通貨量」は計算しないと算出できないため、他の記録に比べ付け方が手間です。
しかし、当トレード記録シートには、資金管理シミュレーターを搭載しています。
詳しくは後述しますが、数字を入力するだけで自動で計算されるので、有効活用して資金管理を徹底してください。

2.3. 【トレード記録項目と付け方3】イグジット情報

エントリーの反対であるイグジットの情報です。

イグジット日時」、「レート」、「イグジット理由」で構成されています。

「イグジット理由」は、なぜそのタイミングでイグジット(損切り、利確)したのかの記録を残す項目です。後で振り返った時に、「もう少し我慢してもよかったな」、「なんでもっと早く損切りしなかったんだ」などの気づきを得ることができます。この気づきから同じ失敗を繰り返さず、成功例を伸ばしていくことが重要です。

2.4. 【トレード記録項目と付け方4】トレード結果

ここまでの情報を入力すると自動で結果が算出されます。(累計スワップは除く)

項目は、「保有期間」、「利益」、「損失」、「損益pips」、「累計スワップ」です。

保有期間を自動で算出することで、結果的にトレーダーと相性の良い取引期間(トレードスタイル)が見えてくる算段です。

また「利益」、「損失」、「損益pips」で各トレードの勝敗が確認できるのと同時に、後述する「トレード評価機能」に自動的に反映されるため、簡単にトレード全体を評価することができます。

2.5. 【トレード記録項目と付け方5】チャート画面のキャプチャー

テクニカル分析の振り返りで重要な要素の一つがチャート画面のキャプチャーです。

トレード記録項目にエントリーやエグジットした時の情報を文字で記録を残しますが、文字だけだと限界があります。
キャプチャーがあれば、見た目もわかりやすいことに加え、実際の現行チャート画面と比較できるため、勝ちパターンを再現しやすいのも大きなメリットです。

止まっているチャート画面を眺め、自分のトレード傾向を冷静に分析することができるため、非常に有益なデータとなります。

デメリットがあるとすれば画面のキャプチャーの管理など手間がかかることです。

おすすめは、トレード記録とキャプチャーにIDを振り、データと画像をリンクさせることです。キャプチャーの管理は、人それぞれ付け方が違うため正解はありません。自分の好みに合ったやり方を探してみましょう。

3. 楽チン!資金管理シミュレーション機能の使い方

取り組み方③-3

当トレード記録シートには、数値を入力すると自動的に1トレードで扱う取引通貨量を算出できる、資金管理シミュレーション機能を搭載しています。

これは、資金管理で徹底して守らなければならない1トレードで全投資金額の2%を損失許容額とする「2%ルール」を守るための機能です。

計算式が複雑で怠りがちな「2%ルール」ですが、本機能を使えば電卓不要で算出されます。

考えて入力しなければならない項目は「損失許容pips」だけ。そのほかはの項目は、「1トレードの投資額割合」などの一度決めたら変更する機会が少ない項目です。

とても便利な機能なので、資金管理の徹底に是非役立ててください。

4. トレードの良し悪しがわかる!トレード評価機能

取り組み方③-4

こちらは、あなたのトレード全体の「勝率」、「期待値」、「プロフィットファクター(PF)」、「バルサラの破産確率」を自動で算出する機能です。資金管理シミュレーション機能と違い適切にトレードを記録をしていれば完全自動で算出されるため、特に入力する必要はありません。

ではそれぞれの数値の概要をみていきましょう。

4.1. 【評価機能1】勝率

文字通りトレードの勝つ確率です。

この数値が高ければ高いほど、あなたのトレードは安定していると言えます。まずは、負けないトレードを目指し50%以上になることを目標にすると良いでしょう。

しかし、勝率が50%を超えていても損益がマイナスになることがあります。そこで見るべきデータが期待値です。

4.2. 【評価機能2】期待値

期待値は、1回のトレードで期待できる損益を表します。

つまり、この数値がマイナスだと例え勝率が50%以上でも、トレードし続けると損益が増えてしまいます。初心者は勝率に目を向けがちですが、トータルで負けていては意味がありません。

4.3. 【評価機能3】プロフィットファクター(PF)

プロフィットファクターは、総利益額を総損失額で割った数値で、どれだけ効率よく利益をあげられているのかを測る指標です。

計算方法はここでは割愛しますが、この数値が2.0以上を目指すことが最終的目標といって良いでしょう。

このPFこそが、FXトレーダーの成功を導く最重要指標と言っても過言ではありません。

概要や計算方法につきましては、後述の記事をご参照ください。

4.4. 【評価機能4】損益率・バルサラの破産確率

損益確率とは、利益を損益で割った数値のことです。

つまり、数値が1以上であればトータルの損益はプラス、1以下であればマイナスです。ここの数値が1以下だと、利確のタイミングや損切りができていないなどの改善策の指標となります。

そして、この損益率と前述した勝率を使って算出されるのがバルサラの破産確率、その名の通り数値が100%に近いほど破産する確率が高くなります。算出方法が複雑であるため詳細は割愛しますが、初心者はシンプルに0%を維持しながらトレードすることだけ考えましょう。

5. まとめ

取り組み方③-5
  • トレード記録を取る目的①:「エントリーの根拠を持つ」「損切りを徹底する」「資金管理を徹底する」を徹底するため。 トレード記録項目に上記3つの要素を埋め込むことで、記録を取るだけで半強制的に「エントリーの根拠を持つ」「損切りを徹底する」「資金管理を徹底する」を徹底させることができる。
  • トレード記録を取る目的②:過去を振り返りそこから学ぶため。 過去のデータを分析することで、客観的な視点で自身のトレードを振り返ることができる。良かったところは伸ばし、悪かったところは改善して正すことができる。
    当サイトで配布しているトレード記録なら、今すぐトレードに使えるのでオススメです。

トレード記録を取る目的と付け方を理解したら、次はいよいよ為替予想の必須スキルチャート分析に進みます。

「チャート分析とかちょっとハードルが高いなぁ」と思う方を想定して記事を作りました。無知の人でもできるだけわかりやすいく解説していますので、ぜひチャート分析の基本を学んでください。

『FXの取り組み方シリーズ』は全3記事で構成されています。まとめて読みたい方はこちらからご覧ください。

この記事のライター

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山口 遼平

プロトレーダーに師事。その成功までの努力と労力の多さを知り『FXは楽して勝てない』ことを痛感。 当サイトでは、FXで勝つための心得を発信している。努力をすればFXで必ず勝てる。

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